守護神アルバロ・バジェス、ムバッペを翻弄したPKストップの舞台裏と神セーブ連発
この劇的な夜の主役は、間違いなく背番号10番のような輝きを放った守護神、アルバロ・バジェスです。
後半アディショナルタイムの94分、エリア内でナタンがヴィニシウスを倒してしまい、マドリードに絶体絶命のPKを献上。キッカーを務めたのはフランス代表のキリアン・ムバッペでした。バジェスはムバッペがボールをセットする際、彼の元へ歩み寄り、『最後の1分でPKなんて本当にラッキーな男だな』と話しかけ、プレッシャーをかける高度な心理戦を仕掛けました。
さらにバジェスは、今週GKコーチのトニ・ドブラスと共にムバッペのPKの特徴を徹底分析していました。ムバッペが直近2本のPKをオープンサイド(右側)へ蹴っていた傾向を掴んでいたため、試合前から『もしムバッペがPKを蹴ることになったら、迷わず右へ跳ぶ』と決めていたと明かしています。この徹底した準備が実を結び、ムバッペの放ったシュートを完璧に読み切って右手で弾き出しました。PKストップの瞬間、バジェスは喜びを爆発させてムバッペの前で吠え、サポーターを大いに煽りました。
バジェスはこの試合でPKストップだけでなく、前半11分にハイスペンの至近距離シュートを、前半45分にはベリンガムの決定的なヘディングをセーブするなど、合計6つのセーブを記録。期待ゴール被阻止数2.67という驚異的なスタッツを叩き出しました。スタジアムのサポーターも、バジェスを『12人目の選手』と称えて大喝采を送り、10点満点評価にふさわしい完封劇となりました。(via Mundo Deportivo)