アルバロ・マリン アトレティックが主力FW重傷に伴い検討する元下部組織FWの買い戻し

アトレティック・クラブが、エースストライカーであるゴルカ・グルセタの今季絶望となる重傷を受け、緊急補強の候補として元下部組織所属の23歳FWアルバロ・マリンの動向を追跡している。かつてレザマで育成され現在はセルタ・デ・ヴィーゴのBチームでゴールを重ねる若手FWに対し、アトレティック側は契約に含まれる権利を行使した再獲得の可能性を模索している段階だ。

アトレティックの前線を支えてきたグルセタが長期離脱したため、エディン・テルジッチ監督は攻撃陣の再編という課題に直面している。チームにはマロアン・サナディや主将のイニャキ・ウィリアムズ、さらにアルバロ・ジャロやオイハン・サンセトといった代役候補が存在する。しかし、純粋なセンターフォワードの層を厚くする必要性が生じている状況だ。

そこで浮上したのが、2025年7月にセルタへと移籍したアルバロ・マリンの存在だ。移籍金ゼロでセルタへ渡ったものの、アトレティック側は将来の売却益の一定割合を保持していた。さらに優先交渉権や買い戻しオプションという複数の条件を契約に盛り込んで手放したという。

ヒル・マリンは現在、セルタのBチームであるフォルトゥナの一員としてラ・リーガ・ハイパーモーション(2部)で10試合に出場し、6ゴール1アシストという結果を残して得点王争いを繰り広げている。一方で、彼を保有するセルタ側にも複雑な事情が存在する。クラウディオ・ヒラルデス監督率いるセルタのトップチームも前線の傷病者に悩まされているものの、23歳という彼の年齢規程がネックとなり、一度トップチームの公式戦に出場させると二度とBチームへ戻せなくなるルールが存在するため、トップでの起用を見送らざるを得ない状況にある。

この動きが示すのは、アトレティックの補強方針における生え抜き育成組織レザマの重要性と、他クラブへ放出した若手に対しても周到な買い戻し条項を仕込んでおくリスク管理の高さだ。アトレティックが既存の戦力で乗り切るのか、それとも買い戻し条項を発動してヒル・マリンを呼び戻す決断を下すのか、冬の移籍市場に向けたフロントの動きが注目される。(via ElDesmarque)