降格によるアイセム・ハッサン売却の動きと本人のコメント

2部降格が確定したことで、オビエドは不可避の売却を迫られている。その筆頭が、フランスとエジプトの国籍を持つ24歳のウインガー、アイセム・ハッサンである。ハッサンは夏の移籍市場で大きな注目を集める主役の一人となる。

彼は昨冬の移籍市場で、トルコのトラブゾンスポルから600万ユーロとウクライナ人FWダニロ・シカンを譲渡するというオファーを受けており、カルロス・タルティエレを去る寸前までいっていた。しかし当時のオビエドは、1部残留争いを戦い抜く上で最も違いを生み出せる選手を手放すわけにはいかず、この提案を拒否した。だが、降格が決まった今、厳しい財政状況のなかで2部での戦いに向けた帳尻を合わせるため、彼の売却は避けられないものとなっている。

2024年の夏にビジャレアルから150万ユーロでオビエドに加入したハッサンは、2027年6月まで契約を残している。なお、ビジャレアルは彼の将来の売却益の40%を保持しているため、この移籍の動向を注視している。もし再び600万ユーロ規模のオファーがあれば、オビエドには多額の移籍金が入り、ビジャレアルにも約240万ユーロが渡る計算となる。移籍金は、購入時に支払った金額を上回るプラスの収益になると見込まれている。

ハッサンは最近のリーグ戦を終えた後、自身の去就について次のように語った。

『オビエドではとても快適に過ごしているし、いつも良くしてもらってきた。キャリアで最高の瞬間をここで過ごしたよ。オビエドは常に僕の心の一部であり続けるだろうけれど、何が起こるか見てみよう』

さらに、移籍を匂わせる率直な言葉も口にしている。

『僕が残るかどうかは分からない。なぜなら、このクラブにはアンタッチャブルな選手などいないからだ。サッカーはビジネスだし、僕の年齢を考えれば、クラブにいくらかのお金を残すことができると思う』

現在、ハッサンはエジプト代表としてアメリカ・メキシコ・カナダで開催中の2026年ワールドカップに参加している(初戦のベルギー戦は出場なし)。ワールドカップは選手の価値をさらに高める最高のショーケースであり、彼の売却は大会参加後に行われる見通しである。(via Estadio Deportivo)