フリアン・アルバレスの移籍問題とアトレティコ首脳陣の強硬姿勢
ストライカーのフリアン・アルバレスを巡り、アトレティコ・マドリードとFCバルセロナの間で激しい駆け引きが続いている。バルセロナはフリアンの獲得に向けて1億ユーロのオファーを提示したが、アトレティコはこれを即座に拒否した。ワールドカップでの活躍により、彼の市場価値は現在1億2000万ユーロまで高騰している。
フリアン本人は、ワールドカップ期間中の6月22日に『アトレティコにはバルセロナとの移籍交渉に応じてほしい。青えんじのユニフォームを着てプレーするという私の夢を叶えたい』と公の場で移籍志願の発言を行い、首脳陣に揺さぶりをかけた。しかし、この行動は逆にアトレティコ側の態度を硬化させる結果となった。ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは、1億ユーロだろうが1500万ユーロだろうが、あるいは2000万ユーロを積まれようが、バルセロナからのオファーは絶対に受け入れないと明言し、国内のライバルへの売却を断固として拒否する姿勢を貫いている。アトレティコはフリアンに対し、8月10日からディエゴ・パブロ・シメオネ監督の下で開始されるトレーニングへの合流を厳命した。
この状況を注視していたアーセナルも獲得に動き、移籍金1億ユーロ近くに加えてヴィクトル・ギェケレシュを譲渡する破格のオファーを提示した。アトレティコは国外クラブであるアーセナルや、イ・ガンインの取引で関係が構築されているパリ・サンジェルマンへの売却であれば交渉に応じる構えを見せていた。しかし、フリアンはアーセナルのミケル・アルテタ監督や、かつてアトレティコに在籍し自身のマドリード行きの立役者でもあったアンドレア・ベルタSDからの説得にも耳を貸さず、バルセロナ行きのみを希望した。これを受けてアーセナルは獲得を断念し、ターゲットを別の選手に切り替えている。バルセロナ側は焦ることなく状況を見守っているものの、アトレティコの徹底した拒絶に直面しており、フリアンの去就は依然として宙に浮いた状態が続いている。 (via SPORT, Mundo Deportivo, ElDesmarque)