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リールストロム 対 レアル・ソシエダ

UEFAヨーロッパリーグ / Estadio de Lillestrøm / 2026年10月23日(金)

最終更新: 10月23日 12:45(試合前プレビューを公開)

リールストロム 0-6 レアル・ソシエダ

試合サマリーと得点経過

2026年10月22日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第3節が行われ、ノルウェーのオーローセン・スタディオンにてリールストロム 0 - 6レアル・ソシエダの試合が開催されました。

アウェイのレアル・ソシエダは、セルヒオ・ゴメスとルカ・スチッチがそれぞれ2ゴールを挙げたほか、オリ・オスカルソンとアルセン・ザハリアンが加点し、6-0という歴史的な大勝を収めました。

試合立ち上がりは、ホームでアグレッシブにプレッシングを仕掛けるリールストロムが勇敢なアプローチを見せました。2分にはトーマス・レーネ・オルセンがミドルシュートで狙い、その後もフェリックス・ヴァらが果敢にレアル・ソシエダのゴールに迫るなど、均衡した序盤戦が展開されました。しかし、地力に勝るレアル・ソシエダが圧巻の決定力で試合を急速に傾けていきます。

  • 25分(0-1): ジョン・ゴロチャテギの縦パスを受けたミケル・オヤルサバルがバイタルエリアで溜めを作り、ゴンサロ・ゲデスの囮の走りで空いた左スペースへスルーパスを供給。走り込んだ左バックのセルヒオ・ゴメスが左足のアウトフロントで鋭いシュートを放ち、逆サイドのネットを揺らして先制点を奪いました。
  • 27分(0-2): セルヒオ・ゴメスのボール奪取から素早く攻撃へ転じ、左サイド深くに侵入したミケル・オヤルサバルが鮮やかな股抜き(カニョ)で相手DFを置き去りにしてマイナスの折り返し。ペナルティエリア中央にフリーで走り込んだセルヒオ・ゴメスが右足で冷静にゴール右隅へ蹴り込み、わずか2分間で電光石火の追加点を挙げました。
  • 33分(0-3): 前線からのプレッシングで相手GKカールヨハン・ダールベリの不十分なクリアをジョン・マルティンが頭で跳ね返します。こぼれ球を拾ったミケル・オヤルサバルが再び絶妙なタメからエリア内に侵入したルカ・スチッチへラストパス。スチッチがワントラップから強力な左足シュートを叩き込み、ミケル・オヤルサバルは前半だけでアシストハットトリックを達成しました。

後半立ち上がりの47分、リールストロムのグスタフ・ニュハイムがエリア内で倒されPKを獲得するピンチを迎えましたが、50分にレアル・ソシエダの守護神ウナイ・マレーロがオルセンのPKを完璧に読み、足で防ぐ圧巻のセーブを披露。反撃の芽を摘んだレアル・ソシエダは、その後も攻撃の手を緩めませんでした。

  • 64分(0-4): 左サイドでロングボールを受けたゴンサロ・ゲデスが仕掛け、鋭い低空クロスを供給。途中出場のオリ・オスカルソンがワンタッチで合わせてチーム4点目を記録しました。
  • 72分(0-5): リールストロムの自陣ビルドアップでのパスミスを逃さずルカ・スチッチが高位置でカット。キックフェイントで相手DFをかわすと、左足で落ち着いてゴール下隅へ流し込み自身2ゴール目をマークしました。
  • 80分(0-6): 中盤でボールを拾った途中出場のアルセン・ザハリアンが、ペナルティエリア手前中央から相手DFを外して左足を振り抜き、美しい軌道を描いたミドルシュートをゴールの右上角(エスクアドラ)に突き刺す見事なゴールで大勝を締めくくりました。

両チームのスタメンと交代

ホーム: リールストロム(4-3-3)

  • GK: カールヨハン・ダールベリ
  • DF: オッテセン、ガブリエルセン、フォス、ジョセフ・ペインツィル
  • MF: イブラヒマイ、オットソン、ニュハイム
  • FW: バッシ、トーマス・レーネ・オルセン、フェリックス・ヴァ

【主な交代・変動】

  • 46分: バッシ OUT → キトラノ IN
  • 71分: フェリックス・ヴァ OUT → ランガー IN
  • 71分: オッテセン OUT → グルブランセン IN
  • 88分: ニュハイム OUT → メランド IN

アウェイ: レアル・ソシエダ(4-2-3-1)

  • GK: ウナイ・マレーロ
  • DF: イゴール・スベルディア、ジョン・マルティン、ママドゥ・サール、セルヒオ・ゴメス
  • MF: ジョン・ゴロチャテギ、カルロス・ソレール
  • MF: 久保建英、ルカ・スチッチ、ゴンサロ・ゲデス
  • FW: ミケル・オヤルサバル

【主な交代・変動】

  • 46分: ママドゥ・サール OUT → ジョン・パチェコIN(サールは前半に警告を受けたためリスク管理の交代)
  • 58分: 久保建英 OUT → パブロ・マリン IN
  • 58分: ミケル・オヤルサバル OUT → オリ・オスカルソン IN
  • 65分: ジョン・ゴロチャテギ OUT → ベニャト・トゥリエンテス IN
  • 73分: ルカ・スチッチ OUT → アルセン・ザハリアン IN

戦術・采配のポイント

レアル・ソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、ポゼッション率に強くこだわって苦戦した前節の反省を生かし、相手のハイプレスを受け止めながら決定力とスペースへの流動的なアタックを最大限に活かす戦術を選択しました。

最大のキーマンとなったのは、偽9番として先発したキャプテンのミケル・オヤルサバルです。ミケル・オヤルサバルが相手センターバックを引っぱり出すように中盤へ降りてタメを作ることで、相手の守備ブロックに広大なギャップを創出。そこへ左バックのセルヒオ・ゴメスやゴンサロ・ゲデスが爆発的なスピードで飛び込む崩しのパターンが見事にハマり、僅か8分間で3ゴールを奪う大成功を収めました。

また、マタラッツォ監督の采配も極めて的確でした。イエローカードを受けて相手のカウンターに苦戦していた若手ディフェンダーのママドゥ・サールをハーフタイムで躊躇なくジョン・パチェコへ代えて守備リスクを排除。さらに、3点リードを得た後半13分には次戦を見据えて久保建英やミケル・オヤルサバルを早めに温存する余裕を見せつつ、途中投入されたオリ・オスカルソンやアルセン・ザハリアンが結果を残すなど、ターンオーバーとチーム全体の底上げを見事に両立させました。

一方、リールストロムのハンス・エリック・ウーデゴール監督は、立ち上がりからアグレッシブなハイプレスで主導権を握ろうと試みました。しかし、前線の攻勢に対して守備陣の切り替えが追いつかず、ミケル・オヤルサバルの巧みなポジション取りに対応できませんでした。後半立ち上がりのPK失敗で反撃の勢いを挫かれると、焦りから自陣でのビルドアップミスが増え、地力の差を痛感させられる結果となりました。


現地メディアの選手採点・評価比較

現地主要メディア(MARCA, AS, SPORT, Mundo Deportivo,El Desmarque)の評価を集約すると、アウェイで圧倒的なショーを披露したレアル・ソシエダの攻撃陣に最高峰の評価が与えられています。

El Desmarqueの採点(10点満点)では、以下の高得点が並びました:

  • ミケル・オヤルサバル(9点): 圧巻のアシストハットトリックを達成。ゴールがなくても異次元のゲームメイクで勝利を牽引。
  • セルヒオ・ゴメス(9点): 左バックの位置から圧倒的な得点感覚を発揮し、鮮やかな2ゴール。
  • ルカ・スチッチ(9点): 中盤での高い展開力に加え、2ゴール(ドブレテ)をマーク。
  • ゴンサロ・ゲデス(9点): 後半にスペースを得て相手守備陣を切り裂き、見事なアシストを記録。
  • ウナイ・マレーロ(8点): 後半立ち上がりのPKストップでクリーンシート達成に大きく貢献。
  • 久保建英(7点): 右サイドで攻撃の起点となり、守備のハードワークでも貢献。
  • ママドゥ・サール(5点): 相手前線のスピードに後手を踏み、警告を受けて前半のみで交代と唯一厳しい評価。

メディアごとの視点を比較すると、SPORTは得点者以上にミケル・オヤルサバルの自己犠牲と技術力を絶賛し、「永遠の低評価な天才」と称えて満場一致の最優秀選手に選出。セルヒオ・ゴメスとの完璧なコンビネーションを称えました。

MundoDeportivoは、ミケル・オヤルサバルの「アシスト・クリニック」とともに、サイドバックの位置から公式戦3ゴール目を挙げたセルヒオ・ゴメスの決定力を高く評価。同時に、守備の破綻を防いだマタラッツォ監督のハーフタイムの素早い修正力を評価しました。

MARCAは、リールストロムが見せた13本のシュートとアグレッシブな姿勢を認めつつも、レアル・ソシエダが見せた「6-0のテニススコアのような圧倒的な攻撃効率と決定力」を「トータル・フットボール」と絶賛しています。


試合後の監督・選手コメント

ペレグリーノ・マタラッツォ監督(レアル・ソシエダ):「カオスに頼るのではなく、ゲームの支配と圧巻の決定力を融合させた真の『フットボール・トータル』を表現することができた。敵地で6ゴールを奪い、クリーンシートを達成した選手たちのパフォーマンスを心から誇りに思う」

セルヒオ・ゴメス(レアル・ソシエダ):「マンチェスター・シティから移籍し、サイドバックとしての守備タスクを学びながらも、ゴールへ向かう本能は常に持ち続けている。何よりミケル・オヤルサバルから素晴らしいパスが届いたおかげだ。ヨーロッパリーグでチーム最多得点者になれているのは素直に嬉しい」

ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ):「自分がゴールを決めるかどうかは全く重要ではない。大切なのはチームが勝利し、ヨーロッパの舞台で自分たちの強さを証明することだ。味方が素晴らしい走り込みをしてくれたので、僕はボールを置くだけでよかった」

ウナイ・マレーロ(レアル・ソシエダ):「ヨーロッパリーグでの出場機会でチームを助けられたことが何より嬉しい。あのPKセーブで相手に流れを渡さずに済んだことが、その後のゴールラッシュに繋がったと思う」

ハンス・エリック・ウーデゴール監督(リールストロム):「序盤のチャンスを生かせず、ソシエダのワールドクラスのクオリティの前に罰せられてしまった。前半で0-3にされたのは重かったが、大差がついた後も下を向かずに最後まで戦い抜いた選手たちの勇気は評価したい」

リールストロム 対 レアル・ソシエダ の背景データ