ヘタフェCF 対 ルガーノ
UEFAカンファレンスリーグ / Estadio de Getafe / 2026年10月23日(金)
最終更新: 10月23日 12:42(試合前プレビューを公開)
試合サマリーと得点経過
2026年10月22日、UEFAカンファレンスリーグ(UECL)リーグフェーズ第2節、ヘタフェCFのホームスタジアムであるコリセウムにてヘタフェCF対FCルガーノの一戦が行われた。試合はアウェイのルガーノが5-2でヘタフェを下す大波乱の決着となった。コリセウムでヘタフェが1試合5失点を喫したのは2016年4月のレアル・マドリード戦(1-5)以来、実に10年ぶりの屈辱的惨事である。
試合は立ち上がりから目まぐるしい打ち合いとなった。開始わずか2分、ヘタフェが試合を動かす。相手バイタルエリア付近でイバン・アゾンが力強くボールを奪い取り、そのまま直線的にペナルティエリア手前へと進行。右足を振り抜いて放たれたコントロールミドルシュートは、相手GKダヴィド・フォン・バルモースの手をかすめてゴール右のゴールポスト内側に当たり、ネットを揺らした。
しかし、歓喜も束の間、わずか1分後の4分にルガーノが電光石火の同点劇を見せる。キックオフ直後、左サイドを駆け上がったダニエル・ドス・サントスが精度の高いクロスをゴール前へ送る。ヘタフェ守備陣の隙を突いて中央へ走り込んだアルビアン・アエティが胸で押し込み、瞬く間に1-1の同点に追いついた。
勢いに乗るルガーノは7分に逆転に成功する。左サイドからドス・サントスとアエティを経由してヘタフェのDFダヴィンチと中央のジャン・イヴ・バルーの間を揺さぶると、こぼれ球に反応したヤニス・シミニャーニがファーサイドからダイレクトで押し込み、1-2と試合をひっくり返した。
混乱するヘタフェ守備陣に対し、ルガーノは26分にリードを広げる。右サイド深くへ侵攻したデレク・モンカダが、ヘタフェの左サイドバック・ダヴィンチの背後を取ってライナー性のクロスを供給。エリア中央でフリーとなっていたアエティがワンタッチで合わせ、この日自身2点目となるゴールを流し込んで1-3とした。
後半に入り、不甲斐ない内容に痺れを切らしたヘタフェのホセ・ボルダラス監督がハーフタイムに4枚替えを敢行するも、次のゴールを奪ったのもルガーノだった。50分、ヘタフェの縦パスを右サイドバックのマッティア・ザノッティが読み切ってインターセプト。素早く前線へ持ち上がり、グラウンダーのマイナスクロスを入れると、中央へ走り込んだウラン・ビスリミが右足ダイレクトでゴール左隅へ叩き込み、1-4と決定的な4点目を挙げた。
意地を見せたいヘタフェは73分、途中出場のヨハン・モヒカが獲得した左サイドからのフリーキックを蹴り込むと、GKフォン・バルモースが弾いたこぼれ球に反応したボルハ・マヨラルが至近距離から押し込み、2-4と反撃の狼煙を上げる。その後はヘタフェが敵陣に押し込み、ネマニャ・グデリやフランチョ・セラーノ、エネス・ウナルらが相次いで相手ゴールを脅かす怒涛の猛攻を見せた。
しかし、後半アディショナルタイムの90+2分、反撃に全力を注ぐヘタフェに致命的なミスが出る。自陣深くでDFバルーがトラップを誤ってボールを失うと、奪ったケヴィン・ベーレンスがそのまま独走。GKダビド・ソリアとの1対1を冷静に制してゴール右下へ流し込み、2-5。終わってみればスイスの強豪ルガーノが効率的なカウンターとヘタフェの不調を突き、大勝を収めた。
両チームのスタメンと交代
ホーム: ヘタフェCF(4-4-2)
- GK: ダビド・ソリア
- DF: キコ・フェメニア、アブデル・アブカル、ジャン・イヴ・バルー、ダヴィンチ
- MF: ジェネ、フランチョ・セラーノ、アルベルト・リスコ、アンドレス・ガルシア
- FW: ボルハ・マヨラル、イバン・アゾン
交代・変更:
- 46分: アルベルト・リスコ → ネマニャ・グデリ
- 46分: ダヴィンチ → ヨハン・モヒカ
- 46分: アブデル・アブカル → ラモン・テラツ
- 46分: キコ・フェメニア → マルティン・サトリアーノ
- 65分: イバン・アゾン → エネス・ウナル
- 負傷状況: 65分に投入されたエネス・ウナルは入って間もなく足首をひねり負傷したが、すでに交代枠を使い切っていたため痛みを抱えながら試合終了までピッチに立った。
アウェイ: ルガーノ(4-3-3)
- GK: ダヴィド・フォン・バルモース
- DF: アントニオス・パパドプーロス、ルカス・マイ、ハンネス・デルクロワ、マッティア・ザノッティ
- MF: ウラン・ビスリミ、アント・グルギッチ、ヤニス・シミニャーニ
- FW: デレク・モンカダ、アルビアン・アエティ、ダニエル・ドス・サントス
交代・変更:
- 58分: ヤニス・シミニャーニ → マルティム・マルケス
- 58分: デレク・モンカダ → エリアス・ピルストレーム
- 65分: アルビアン・アエティ → ケヴィン・ベーレンス
- 74分: ダニエル・ドス・サントス → ベフルズ・カリモフ
- 74分: マッティア・ザノッティ → エズジャン・アリオスキ
戦術・采配のポイント
ヘタフェのホセ・ボルダラス監督は、直前に行われたラ・リーガのラヨ・バジェカーノ戦から先発メンバーを7人も入れ替えるターンオーバーを断行した。過密日程の中で主力を休ませる狙いがあったものの、これが裏目に出る形となった。特に左サイドバックの若いダヴィンチ、センターバックのアブデル・アブカルとジャン・イヴ・バルーで形成された守備ラインは連携に欠け、ルガーノの繰り出す背後へのロングボールや鋭いサイドチェンジに対してマーキングの受け渡しが全く機能しなかった。
一方、ルガーノのマッティア・クロチ=トルティ監督は、ヘタフェのお株を奪うような激しいインテンシティ(ファウル数23を記録)で対抗しつつ、ヘタフェのハイラインの背後に広大なスペースがあることを見逃さなかった。両サイドアタッカーのダニエル・ドス・サントスやデレク・モンカダ、果敢に攻撃参加するマッティア・ザノッティを起点に素早く縦にボールを運び、センターフォワードのアルビアン・アエティにボールを集める明確な狙いが完璧に結実した。
ボルダラス監督は1-3で迎えたハーフタイムに、守備陣3人を含む異例の4枚同時替えを敢行。ヨハン・モヒカ、ネマニャ・グデリ、ラモン・テラツ、マルティン・サトリアーノというレギュラー組を投入して中盤とDFラインを再構築した。後半のヘタフェはシュート数で計26本(枠内8本)を数え、完全にゲームを支配して怒涛のアタックを仕掛けたものの、前半に作った3点差の代償はあまりにも大きく、反撃ムードの最中に守備の個人のミスから致命的な5点目を献上する格好となった。
現地メディアの選手採点・評価比較
スペイン現地各紙の報道では、コリセウムで10年ぶりとなる5失点を喫したヘタフェの守備崩壊に対する厳しく批判的なトーンと、若手・主力攻撃陣の奮闘に対する評価で対比が見られた。
MARCAおよびEl Desmarqueは、ヘタフェの守備崩壊を「歴史的惨事」「大惨事」と表現。特にダヴィンチやジャン・イヴ・バルー、アブデル・アブカルの守備陣に対して最低レベルの酷評を下し、相手のシンプルな裏へのパスに翻弄され続けた軽率さを強く非難した。一方で、開始2分で見事なミドルシュートを決めたイバン・アゾンの欧州勝負強さや、90分間ボランチで奮闘し続けたフランチョ・セラーノの走量、そして数々の危機的場面で致命的失点を防いだ守護神ダビド・ソリアの孤軍奮闘を一定評価した。
SPORTは、シュート数26本対10本、後半のポゼッション高奪還というスタッツに着目し、ヘタフェが生成したチャンスの量と決定力の低さ、対するルガーノの極めて高いカウンター効率(10本のシュートで5ゴール)の対比を際立たせた。また同紙は、今夏サラゴサから加入した若手コンビ(イバン・アゾンとフランチョ・セラーノ)の活躍に光を当て、アゾンの欧州デビューゴールを称賛しつつも、チーム全体の守備メカニズムの欠如を指摘した。
Mundo DeportivoおよびEstadio Deportivoは、ボルハ・マヨラルの投入による後半の反撃の姿勢やネマニャ・グデリの力強い展開力を評価しつつも、ヘタフェが自ら与えた「自滅の贈り物」によって試合を自ら放り投げてしまったと結論付けている。
試合後の監督・選手コメント
ヘタフェCF監督: ホセ・ボルダラス
「裏切られた気分だ。年々約束されてきた補強が果たされていない。私はヘタフェを、そしてファンを深く愛しているからこそ、この状況には強い怒りを感じている。今日の試合から収穫など何一つない。5失点も喫しておいて『何も問題ない』などと思えるはずがないだろう。過密日程の中で戦うことの厳しさは5月の段階から警告していたが、我々のスカッドにはその準備ができていないことが証明されてしまった。今日の先発は負傷リスクのある主力に休息を与えるための判断だったが、前半の惨状があまりにも明白で、これ以上の恥を晒さないためにハーフタイムに交代せざるを得なかった。スイスのルガーノはスペインで言えば2部相当のクラブだ。その相手にホームで5ゴール奪われるなど絶対に許されない。私が普段なぜ交代枠を使わないのか、今日で誰の目にも明らかになったはずだ。監督としてこのような状況は到底納得できない。だが日曜日にはサン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦が待っている。もう選手を休ませる余裕などない。負傷リスクを冒してでもベストで戦うしかない」
ルガーノ監督: マッティア・クロチ=トルティ
「ヘタフェが我々に背後の広大なスペースをプレゼントしてくれた。相手のラインが高かったため、その深い位置を効率よく攻撃することができた。開始1分で先制されたが、攻撃の戦術には自信を持っていたので驚きはしなかった。ヘタフェのホームで勝利するためには、彼らと同等以上の激しさとインテンシティを持って戦う必要があった。選手たちはよく苦しみに耐え、見事な勝利を掴み取ってくれた」
ヘタフェ選手: イバン・アゾン
「前半だけで3ゴールを奪われたことがすべてだった。個々人が集中力を欠き、与えてはならないミスや失点を重ねてしまった。それぞれが自己批判を行い、このミスと向き合わなければならない。ハーフタイムの4枚替えについては、ホームで1-3とリードされていた以上、監督がチームの雰囲気をガラリと変えようとするのは当然のことだ。交代させられた選手たちだけの責任ではなく、あの時ピッチにいた全員の責任だ」
見どころと対戦背景
UEFAカンファレンスリーグのフェーズリーグ第2節、ヘタフェCFはホームのコリセウムにスイスの強豪ルガーノを迎える。
ヘタフェCFは、敵地で行われた開幕節のウニベルシタテア・クラヨーヴァ戦をネマニャ・グデリの同点ゴールにより1-1の引き分けで終え、勝ち点1を獲得して本拠地初戦を迎える。直近のラ・リーガではラージョ・バジェカーノを相手に前半でジェネが退場処分を受ける困難な展開となったが、マルティン・サトリアーノのゴールで粘り強く1-1と引き分けた。今季のヘタフェCFは本拠地コリセウムで抜群の強さを誇り、国内リーグ戦で3勝2分、欧州予選でも勝利を収めるなど、未だホーム無敗を維持している。得点力不足という課題を抱えつつも、2019-20シーズンのUEFAヨーロッパリーグ以来となる6年ぶりの欧州カップ戦復帰にクラブ全体の士気は高い。
対するルガーノは、スイス・スーパーリーグで10試合を終えて勝ち点28を獲得し、2位ヤングボーイズに6ポイント差をつけて首位を独走するなど圧倒的な好調を誇っている。カンファレンスリーグ開幕節ではツルヴェナ・ズヴェズダを相手に後半終盤まで1-2とリードを許しながらも、84分にモンカダ、89分にアント・グルギッチがペナルティキックを決めて3-2と鮮やかな逆転勝利を収めた。直近の公式戦でもスイスカップを含めて連勝を重ねており、絶好の波に乗ってマドリードに乗り込んでくる。
全6節で争われるフェーズリーグにおいて、初勝利を狙うヘタフェCFと連勝で勝ち点を伸ばしたいルガーノの一戦は、グループ上位進出を占う上で極めて重要な意味を持つ。また、今夏にヘタフェCFへ加入したダニ・カルバハルがUEFA登録外のため出場できない一方で、ルガーノにはかつてレアル・マドリードで活躍したデビッド・ベッカムに憧れた父親から名付けられたコロンビア人アタッカー、ベッカム・カストロが在籍しているなど、話題性にも事欠かない対戦となる。
予想スタメンと負傷・出場停止情報
スペインのスポーツ紙各誌(MARCA, Mundo Deportivo, Estadio Deportivo,El Desmarque)の報道をもとにした予想スタメンおよび最新のチーム状況は以下の通り。
【ヘタフェCF】予想スタメン(4-4-2):
- GK:ダビド・ソリア
- DF:アンドレス・ガルシア、ジェネ、イヴ・バルー、ダヴィンチ
- MF:ネマニャ・グデリ、フランチョ・セラーノ、ラモン・テラツ、マリオ・マルティン
- FW:マルティン・サトリアーノ、ボルハ・マヨラル
ヘタフェCFは過密日程と負傷者に悩まされている。最注目の補強であるダニ・カルバハルは、9月のUEFAエントリー登録期限後に加入したため今回のフェーズリーグには登録されておらず出場不可となる。また、前線の主力を担うクリサントゥス・ウチェが長期離脱中であるほか、ザイド・ロメロ、ファンピ、オレル・マンガラ、イバン・アソンらも負傷やコンディション調整のため欠場または出場が不透明とされる。なお、前節ラ・リーガで退場したジェネは国内戦で出場停止となるものの欧州戦では出場が可能であり、ボランチやセンターバックとしての起用が見込まれる。
【ルガーノ】予想スタメン(4-2-3-1):
- GK:イヴォン・フォン・バルモース
- DF:カリモフ、ルカス・マイ、デルクロワ、パパドプーロス
- MF:アント・グルギッチ、ウラン・ビスリミ、シミニャーニ、ジノ・シュテフェン
- FW:アルジャン・アジェティ、ドス・サントス
ルガーノは攻撃陣を中心に好調を維持しているが、故障者も抱えている。チームの中心選手であるカッサーノが膝前十字靭帯損傷のため長期離脱を余儀なくされており、カルボーネも負傷により本戦への復帰が間に合っていない。しかし、前線には空中戦に強いアルジャン・アジェティやドリブル突破が武器のジノ・シュテフェン、中盤をコントロールするアント・グルギッチらが健在で、ベンチにもベッカム・カストロなど途中投入で流れを変えられるタレントが控えている。
監督会見・注目選手コメント
【ヘタフェCF vs ルガーノ】に向けた前日記者会見ならびに最新の意気込みコメント。
ヘタフェCFのホセ・ボルダラス監督は前日会見にて、過密日程の中で戦うチームの野心と優先順位について力強く語った。「自分たちを隠すつもりはない。選手たちも私自身も、最優先事項がラ・リーガであることを重々自覚している。だが、それはカンファレンスリーグを軽視するという意味ではない。欧州の舞台に立つ機会はめったに訪れるものではなく、ファンにとっても非常に大きな希望だ。我々はできる限り遠くまで勝ち進みたいと考えている。直前の試合で10人になり過酷な戦いを強いられた疲労はあるが、それを言い訳にするつもりはない。相手へのリスペクトを持ちつつ、ホームでの勝利を目指して野心的に挑む」また、対戦相手のルガーノについて「スイスで首位に立ち、ツルヴェナ・ズヴェズダを下した実績が示す通り、トップレベルの経験と実力を備えたチームだ」と警戒を強めるとともに、欧州経験の少ない選手たちに向けて「この素晴らしい大会を心から楽しみ、感謝し、持てるすべての力を発揮してほしい」と呼びかけた。
ヘタフェCFの守護神ダビド・ソリアも前日会見に登壇し、欧州戦への情熱を明かした。「欧州の舞台でプレーできるのは昨季のご褒美であり、本当に特別なことだ。次にいつこのチャンスが巡ってくるか分からないのだから、最大限に楽しまなければならない。3日おきに試合を戦う日程はハードだが、僕にとっては喜びであり素晴らしい経験だ。まずは目の前のアスレティック・ビルバオ戦などを意識せず、このルガーノ戦だけに集中する。登録外で出られないダニ・カルバハルも、トップレベルでの経験をチームに共有して僕たちを助けてくれている」
ルガーノのマッティア・クロチ=トルティ監督は、敵地での一戦に向けてホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェCFへのリスペクトと自信を口にした。「ホセ・ボルダラス監督の勝負強いメンタリティーは欧州中に知れ渡っている。スイスのクラブとして5大リーグのチームには深い敬意を払っており、本命がヘタフェCFであることは間違いない。しかし、我々はただ引き下がるために来たのではない。コリセウムで勝ち点を奪い、好調な波を維持するために全力で戦う」
さらに、今夏ヘタフェCFに加入したダニ・カルバハルは本戦に出場できないものの、チームの連戦に向けて以下のように意気込みを語っている。「過酷な日程が続き、これから連戦が本格化する。監督は間違いなく全選手を起用することになるはずだし、僕たち全員がいつ出番が来てもいいように準備を整えておく必要がある。木曜日の試合で勝ち点を積み重ねられるよう、チーム一丸となって戦っていく」
ホセ・ボルダラス/ダビド・ソリアの会見
字幕をもとに日本語化 / 出典: Diario AS (YouTube)
ホセ・ボルダラス
- 最優先はリーグ戦だが、カンファレンスリーグも軽視せず遠くまで進む努力をする。
- 退場処分が重大な問題になっており、繰り返さないよう話し合って修正に取り組む。
- 滅多にない欧州戦の機会を「楽しんで、大切にして、すべてを出し切る」よう伝えた。
ダビド・ソリア
- 欧州の舞台は「ご褒美」であり、目の前の一戦一戦に集中して臨むことが鍵。
- 相次ぐ退場者は早急に修正すべき課題であり、勝ち点を落とす原因だと語る。
- クラブが望み体が続く限りヘタフェにいたいとし、日々の練習を楽しむ姿勢を示す。
ホセ・ボルダラス
初戦の学びとルガーノ戦の警戒ラジオ・ナシオナルのルーカス・ガルシア 対戦相手
ルーマニアでの試合から何を得られたでしょうか。ルガーノは前評判としても少しレベルが高く、非常に良い結果を残して乗り込んできます。初戦で緊張が解けた部分など、学べたことはありますか?
当然ながら、迅速に学ばなければならないのは明白です。私たちは大きな消耗を伴う連戦を経てきており、プレー時間の負荷もかなりありますが、それをうまくマネジメントし、今はルガーノとのカンファレンスリーグの試合だけに完全に集中しなければなりません。ルガーノには最大限のリスペクトを払っています。彼らには欧州カップ戦の経験があり、優秀な選手たちが揃っており、レッドスター(ツルヴェナ・ズヴェズダ)に勝ってここへ来ています。そのこと自体が、彼らが非常に高いレベルにある相手であることを物語っています。
リーグ優先としつつ欧州も重視カデナ・コペのヘマ・サントス 試合展望
大事なラ・リーガで油断しないことと、この大会をどのように両立させるのでしょうか?
私たちは何も隠しませんし、全員が理解しています。選手たちが私の言説に従っているというわけではなく、彼らには個性があり、経験があり、私たちの最優先事項がリーグ戦であることは私と同じように全員が自覚しています。だからといってカンファレンスリーグを軽視するわけでは決してありません。なぜなら、こうした機会はめったに巡ってこないものであり、ファンにとっても夢のある舞台だからです。先週の月曜日も私たちは大きな努力を払いました。その月曜日にサポーターが声を枯らして後押ししてくれたように、明日もファンの存在が決定的になります。彼らの応援があったからこそ、ラージョ戦で長い時間数的不利になりながらも引き分けに持ち込むことができたのです。今私たちがすべきなのは明日の試合に集中することです。選手たちも良い試合をし、うまく試合を運び、ファンに、そして何よりも自分たち自身に喜びを届けることに集中しています。頻繁に出られる大会ではありませんから、できる限り遠くまで勝ち進むよう努力しなければなりません。
6年前の欧州戦からの変化と継続ディエゴ・アス(アス紙)のアルバロ・ラモス 試合展望
ここコリセウムでの欧州戦から6年が経ち、パンデミックや新スタジアムなど多くの変化がありました。その中で変わらないものが2つあります。ボルダラス監督がベンチに座り、ダビド・ソリアがゴールマウスを守ることです。前回の「ユーロヘタ」から何が変わり、何が続いているでしょうか?
あなたが言った通り、残っているものはごくわずかです。ダビドとエネス(・ウナル)と私くらいで、他には誰も残っていません(笑)。誰も残っていないので、多くの変化があったと思います。ダビドも話せると思いますが、私たちは多くのシーズンや経験を共にする幸運に恵まれました。当時の経験はとても美しいものでしたし、全員の願いは、あの情熱をもう一度再現できるかどうかです。私たちはパンデミックを経験するという不運に見舞われ、それが欧州カップ戦だけでなくリーグ戦においても非常に重要な時期に痛手となってしまいました。
退場者の多さと欧州戦での心構え 戦術
前節ラージョ戦でまたもレッドカードが出ました。欧州の舞台では退場者はさらに致命的になり得ますが、チームに再び退場者が出たことについて、監督として、またピッチ上の選手としてどのように話し合っていますか?
ええ、退場処分が非常に多く、チームに大きな打撃を与えているため、今シーズンは本当に重大な問題になっています。(ため息)常にチームにとって大きな痛手となるため、話し合いを行い、修正を試みています。これ以上繰り返さないよう、話し合って修正に取り組んでいます。なぜなら勝つ可能性が減るだけでなく、残された他のチームメイトがとてつもない努力を強いられるからです。ただ、それはもう過去のことであり、今は明日の試合のことだけを考えています。私は選手たち、特に欧州カップ戦に出場する機会や経験がなかった選手たちに対して、楽しんで、大切にして、すべてを出し切るようにと何度も伝えています。毎シーズン訪れる機会ではありませんし、私たちのクラブやチームのような立場ならなおさらです。ここ数シーズン、限られた戦力や度重なる怪我の問題など様々な困難を経験してきた私たちだからこそ、次にいつこのチャンスが巡ってくるか分からないのだから、楽しんで生かしなさいと伝えています。したがって、私たちは明日の試合を楽しむこと、素晴らしい試合をしてサポーターをワクワクさせることだけに集中しています。サッカー選手は子どもの頃、いつかプロになり、1部リーグでプレーすることを夢見ます。それを叶えたら次は欧州でプレーすることが夢になります。そうやって続いていくものです。ですから昨シーズン、ここにいる多くの者も、もうここにはいない者たちも含め、全員が大きな努力を払いました。だからこそ楽しんで、この機会を大切にしてほしいです。
数的不利での巻き返しと反省ネコ・デポルテスのナチョ・ガレプ 試合の振り返り
数的不利に陥りながらも追いつくなど立ち向かった前節の試合についてどう評価しますか?
もちろんです。試合後の記者会見でも言いましたが、チームは1人少なくなってからの方がむしろ良いレベルでプレーできていたほどでした。ただ、そうしたことが起きると、選手は退場を補いチームを助けるために、意識的にさらなる努力やプラスアルファを出さなければならないと気づくものです。決して諦めてはいけませんし、チームは決して諦めずに同点ゴールを見つけ出しました。非常に困難な試合で勝ち点1を拾い上げることができたので、その点には満足すべきです。ただ先ほど言ったことに戻りますが、二度と繰り返さないようにし、常に最初からそのメンタリティで戦えるようにしなければなりません。
試合の入り方と継続的な改善マス・ケ・アスレスのイゴール・アギラール 戦術
試合の中でリアクションを見せて改善していくチームの姿が見られますが、監督としてはこれを前向きに捉えていますか? それともリアクションが必要になるということは、試合への入り方をもっと良くできると考えていますか?
当然ながら、私たちは常により良くなるために取り組んでおり、プレーの諸側面を改善しなければなりません。しかし同時に、努力やハードワークを評価し、チームのポジティブな面を大切にしてそれを強化し、成長し続けることも必要です。試合ごとに状況は異なり、コントロールすべきプレーや状況が生じることもあり、そこが改善すべき点です。ただ、私は常にチームの献身的な姿勢を評価しています。チームはすべてを出し切っており、何一つ責めることはできません。確かに改善すべき点があるのは事実で、その一つがまさに、そうした事態を招かないよう試合の入り方を良くすることかもしれません。しかしそれは全員の責任であり、監督である私の責任でもあります。徐々に改善し、チームとして成長していけると確信しています。
欧州戦でも変わらぬ闘争心ムイ・デ・フットボルのホアキン・ヒメノ 試合展望
ヘタフェとの対戦に慣れていない相手が多い欧州カップ戦において、チームの闘争心やアイデンティティはより重要になると思いますか?
常に重要です。どんな試合でも私たちは競争力を持とうと努めており、それが私たちのアイデンティティでなければなりません。そこから様々な状況を解決し、その瞬間に適応していく必要がありますが、チームとしての目的は常にそこにあります。
来場するファンへの感謝と呼びかけディアリオ・デ・ラ・マンチャのロベルト・デルガド その他
外のショップにはユニフォームを求める長蛇の列ができており、ファンはずっとチームを支えています。明日スタジアムに応援に来てくれるファンへどんなメッセージを送りますか?
メッセージは同じです。感謝を伝えること、そして彼らがいかに重要な存在であるかを自覚してもらうことです。直近の例は先ほども話した先週月曜日の試合です。1人少なくなった時、難しい時間帯であることをサポーターは理解してくれて、チームを励まし、応援し続けてくれました。彼らの後押しは私たちにとって極めて決定的です。彼らも大きな期待を抱いていることを知っていますし、私たちにとって非常に重要な存在ですから、明日も再び大勢でスタジアムに足を運んでほしいと願っています。
ダビド・ソリア
リーグ戦と欧州戦の両立カデナ・コペのヘマ・サントス 試合展望
監督は常々「自分たちを食わせてくれるのはラ・リーガだ」と仰っており、選手たちも当然その考えに従っています。一方で今、カンファレンスは非常に胸が高鳴る大会だとも言われました。現有戦力でどのようにしてラ・リーガでおろそかにならず、次のラウンドへの進出を両立させるのでしょうか?
結局のところ、目の前の一戦一戦に集中し、どの試合も重要視することです。次の試合のことも、過去の試合のことも考えないことです。僕たちにはカンファレンスリーグという非常に胸躍る大会があり、それは欧州の舞台にいるということです。毎年欧州カップ戦に出続けるのは簡単なことではありませんからね。今はこれに集中する番であり、日曜日にはサン・マメスでの試合が控えています。どの大会も軽視せず、一戦一戦臨んでいくことが鍵になると思っています。
前回の欧州戦の経験を糧にディエゴ・アス(アス紙)のアルバロ・ラモス 試合展望
前回の「ユーロヘタ」から何が変わり、何が続いているでしょうか?
監督と同じ意見で、残っている選手はわずかです。前回と比べると、これは新たな大会であり、胸が高鳴る舞台で、僕たちも遠くまで勝ち進みたいと思っています。あの時のようにパンデミックが来て(笑)、送っていた素晴らしいシーズンを台無しにされるようなことが起きないのを願うばかりです。あの素晴らしいシーズンに目を向け、先ほど言われたようにパンデミックが来るまで良い軌道に乗っていたあの年から学ぼうと努めることですね。
過密日程と負傷リスクへの見解パナマのロベルト・リベラ コンディション
昨日もチャンピオンズリーグで負傷者が出ましたし、ヘタフェでも多くの選手が負傷しています。これだけの試合数がこなされる中で、より多くの怪我のリスクに晒されていると感じますか? 選手たちやパフォーマンスに大きな悪影響を与えていると感じませんか?
僕自身はここ数年、それほど多くの試合をプレーする幸運には恵まれていませんでした。ですから僕たちにとって、これはご褒美であり、夢のようなものです。確かに特に代表選手たちにとって過密日程であることは事実です。ただ僕にとってはご褒美であり希望です。3日おきにプレーできるというのは大きな喜びですし、毎年こうであってほしいくらいです。
退場癖の即時改善の必要性 戦術
前節ラージョ戦でまたもレッドカードが出ました。欧州の舞台では退場者はさらに致命的になり得ますが、チームに再び退場者が出たことについて、監督として、またピッチ上の選手としてどのように話し合っていますか?
僕たちの間でも話し合っていることであり、早急に修正しなければならない点です。戦っている試合自体でも、選手を1人失う次の試合でも、大きな足枷になってしまいますから。改善すべき点であり、今年はそれが原因で勝ち点を落としているので、すぐに修正できるように努めます。
150試合達成と今後のキャリアオンダ・セロの記者 注目選手
前節ラージョ戦で、ジェネとともにコリセウムでのラ・リーガ通算150試合出場を達成しました。33歳となりGKとしてはまだ若く、長年ヘタフェにいて不可欠な存在ですが、今季の自身をどう見ていますか? 最高の状態にあると感じていますか? そして何より、いつまでヘタフェでのダビド・ソリアを見られるでしょうか?
現時点で代えが利かない選手など誰もいないと思っています。ただ、クラブが望んでくれて、自分の体が続く限りはここにいたいですね。その裏には日々のハードワークがあり、あらゆる意味でプロフェッショナルであり続けることが大事です。また、怪我に見舞われずに済んでいる幸運にも恵まれています。何のアクシデントも起きないよう、木を叩いておかないといけませんね(魔除けのおまじない)。そして楽しむこと。時が経つにつれて僕が最も変わったことの一つは、楽しむことだと思います。日々の練習や一戦一戦を楽しむことです。まだ先は長いとはいえ、いつか終わりが来て、それは永遠の終わりであり後戻りはできないと分かっていますから。だからこそ楽しみ続け、僕に寄せてくれたすべての信頼に感謝し、みんなとこの瞬間を分かち合っていきたいです。
ダニの経験とチームへの貢献ネコ・デポルテスのナチョ・ガレプ 注目選手
ダニ(・パチェコなど同僚)とプレーすることについて、またカンファレンスリーグ初戦に向けて練習でどんな話がありましたか?
ダニのことはずっと前から知っています。レアル・マドリードの下部組織で何年も一緒でした。彼は普通の気さくな人間で、僕たちと同じような仲間です。トップレベルでの経験や試合数を活かして僕たちを助けてくれるはずです。今は今大会の登録外となっていますが、常にチームに貢献してくれていますし、今シーズンの残りの戦いにおいても非常に大きな力になってくれると思います。
クリーンシートへのこだわりと連携プラネタ・デポルティーボのベレン・ラミレス 戦術
ヘタフェは守備の堅固さが特徴ですが、GKの立場から見て、守備ラインとの連携の重要性と、守備陣に安心感を与えるためのあなたの役割の重要性について教えてください。
高い守備レベルを保てれば、常に勝利に近づけると思っています。クリーンシート(無失点)を達成することには非常に重きを置かなければなりません。僕たちは攻撃面で望むだけのチャンスを量産できるようなチームではありませんから、無失点に抑えることが常に勝利への近道になります。個人レベルとしては、GKとしてのあらゆるプレーのパフォーマンスを引き上げ、最大限の安心感を伝えることに尽きます。そこから守備ラインだけでなく前線の選手たちとも協力して失点ゼロを積み重ねていくことが、チーム全体の守備レベルを引き上げるために重要になります。
欧州の舞台で戦える喜びムイ・デ・フットボルのホアキン・ヒメノ 試合展望
長年ヘタフェのゴールを守ってきた中で、再び欧州カップ戦を戦う気持ちや、ロッカールーム内でこうした試合がどう受け止められているかを教えてください。
欧州でプレーできるというのは、いつだってとても胸が高鳴ることです。前シーズンの努力に対するご褒美であり、活かさなければなりません。次にいつ欧州の舞台で戦えるか分かりませんから。経験上、僕たちは6年間この舞台から遠ざかっていました。だからこそ生かさなければなりません。行けるところまで行くべきですし、勝てるなら勝つ、準決勝まで行けるならそこまで行く、最大限の意欲を持って戦うべきです。僕はヨーロッパリーグでプレーし、優勝する幸運にも恵まれましたが、欧州カップ戦でプレーすること以上のものはないと思っています。
ファンと共に戦う姿勢ディアリオ・デ・ラ・マンチャのロベルト・デルガド その他
明日スタジアムに応援に来てくれるファンへどんなメッセージを送りますか?
僕も同じで、感謝を伝えたいです。平日でファンにとってもあまり都合の良い時間帯ではないことは分かっていますが、彼らが駆けつけてくれることは分かっています。先日のように10人になった苦しい時こそ支えてくれて、試合後にはその努力に感謝してくれました。心から感謝しています。僕たちと同じように胸を高鳴らせて、一緒に明日の試合を勝ち取りにいきましょう。
ヘタフェCF 対 ルガーノ の背景データ
ヘタフェCF
この試合の前
- 10月20日(火) vs ラージョ・バジェカーノ 1-1(分)
- 10月16日(金) @ ウニベルシタテア 1-1(分)
- 10月11日(日) @ FCバルセロナ 3-0(敗)