ダニ・セバージョスの給与放棄とベティス復帰への道
レアル・マドリードのダニ・セバージョスが、長年の不遇を経てついに退団する決意を固めた。モウリーニョ新監督から直接電話で構想外であることを告げられ、クラブ側とも合意に達した。セバージョスは退団をスムーズに進めるため、残り1年の契約による給与約800万ユーロを放棄する決断を下した。マドリー側は当初、彼がアヤックスからの600万ユーロのオファーを拒否したことに腹を立て1500万ユーロの移籍金を要求していたが、最終的に彼が移籍金なし・高額年俸なしを条件にレアル・ベティス以外には行かないと宣言したことで、違約金なしでのフリー退団を容認した。セバージョスは間もなく第一子が誕生する予定で、家族の近くでプレーすることを強く望んでいる。ベティスは彼がフリーになった時点で交渉を始め、現在のイスコやアントニーと同等のトップクラスの年俸で3年契約+1年オプションを提示する予定である。(via Estadio Deportivo)
イラン代表GKの壮絶な過去とスタジアムでの国歌へのブーイング
イラン代表のGKアリレザ・ベイランヴァンドは、ベルギー戦で奇跡的なセーブを連発しチームを救ったが、彼の人生はそれ以上に壮絶である。遊牧民の家庭に生まれ、羊飼いとして働きながらサッカーを夢見ていた彼は、父親から猛反対され、服やグローブを破られたこともあった。『父親は私に働いてほしかったのです。一度、素手でボールを止めなければならなかったこともあります』と彼は過去のインタビューで語っている。15歳で家出し、テヘランの街でホームレスとして路上で眠り、ピザ屋、洗車、清掃員として働きながら食いつないだ。また、彼は2016年の韓国戦で61.26メートルというサッカーの試合での手による最長スローのギネス世界記録を持っている。
一方、イラン代表を取り巻く政治的環境は複雑である。ロサンゼルスのスタジアムやトロントで行われた試合では、アメリカやカナダに住むイラン人移民の多くがイスラム体制に反対しているため、試合前のイラン国歌演奏時には大ブーイングが巻き起こった。代表チームを体制の代表とみなして反対する者と、純粋にサポートする者とでファンは二分されているが、ひとたび試合が始まれば、両者ともチームを応援するという奇妙な光景が見られている。(via MARCA)
AIが作り出す偽のW杯美女ファンと偽音声の脅威
W杯において、AIが世論をリアルタイムで操作する危険なツールとなっている。ある若い女性ファンがスタンドで応援する動画が4000万回近く再生され、多くのユーザーが彼女の正体をSNSで探したが、実は彼女はAIによって作成された架空のインフルエンサーであり、実際には存在していなかった。これらの偽アカウントは、フォロワーを増やして収益化したり、アダルトコンテンツへ誘導したりする目的で利用されている。
さらに深刻なのは偽の音声である。アメリカ対オーストラリア戦で、解説者がスタジアムにいた歌手のシアラに対して「この黒人は誰だ?」という人種差別的な発言をしたとされる音声が拡散し、大炎上した。解説者は『フェイクニュースの時代に、この人たちはダメージを与え、憎悪を煽ろうとしているだけです。AIによって改ざんされた音声は面白くありません』と公に否定しなければならなかった。同様に、フランス対セネガル戦でも解説者が黒人を意味する言葉を掛けた造語を発言したとする偽音声が拡散され、分析で98%の確率でAIによるものだと判明した。また、ドイツ戦のスタンドにアドルフ・ヒトラーに似た観客がいるという画像も拡散されたが、これも実際の映像を加工したフェイク画像であった。(via MARCA)
ラミン・ヤマルが明かす最大の恐怖と恥ずかしい失敗
バルセロナとスペイン代表のラミン・ヤマルがインタビューで、ピッチ外の素顔を明かした。「何が怖いか」という質問に対し、怪我やプレッシャーではなく『お母さんと彼女、その二人が一緒にいること』と笑いながら答え、家庭内での力関係を示した。また、これまでの人生で最も恥ずかしかったエピソードとして『ズボンを後ろ前逆にして出かけてしまい、着替えに行かなければならなかったことです。逆に着るくらいなら、ズボンを下ろしたままの方がマシです』と18歳の若者らしい失敗談を披露した。さらに、サッカーがなかったらどうなっていたかと聞かれ『「ニート」ですね。分からない、勉強していたかもしれないけど、自分がどうなっていたか分からない』と素直に認め、自分が稼いだお金については『将来、稼いだお金を全て使い切ることはないでしょう。子供たちに残す能力があるし、同時に人生を楽しむこともできます。だって、人生は楽しむべきだから。子供の頃にできなかったこと、自分がやりたいことを今やるつもりです』と語った。(via SPORT)