伝説ダニ・ハルケの21番を継承したロヘル・イノホと親友への追悼を胸に戦うタイリス・ドラン

この大一番で、チームの未来とアイデンティティを象徴する美しい背番号の物語が紡がれました。

エスパニョールのカンテラ(下部組織)から這い上がり、プレシーズンでマノロ監督の全幅の信頼を勝ち取ってスタメンを張る若き生え抜きDFロヘル・イノホ(Roger Hinojo)が、今シーズンからクラブにとって特別な意味を持つ聖なる「背番号21」を身にまとうことになりました。この番号は、2009年に急逝した伝説のキャプテン、ダニ・ハルケに捧げられた神聖なもので、2024年にニコ・メラメドがチームを去って以来、空き番号となっていました。

イノホはこの試合でもスタメンとしてピッチに立ち、ヴィニシウスやアルダ・ギュレルといった相手チームの世界的アタッカーを相手に物怖じしない勇敢なプレーを披露しました。マノロ監督は試合後、この若い原石について次のようにサポーターに辛抱強く見守るよう求めました。

『イノホはプレシーズンから目覚ましい成長を遂げており、私は彼の才能を完全に信頼しています。ただし、ファンの皆さんには、彼が今後いくつかの試合で思うようなプレーができずパフォーマンスを落とす日があったとしても、決して焦ることなく温かい目で見守ってほしいと願っています。彼はまだ大きな成長の余地を残した途上にあり、間違いなくエスパニョールの素晴らしい未来を背負う逸材なのだから』

また、左ウイングとしてピッチに立ったタイリス・ドランも、自身の背番号「24」に込めた重く気高い誓いを明かしています。

『2020年10月24日、私の生涯の親友が自ら命を絶ってしまいました。この24番は、彼に対する永遠の敬意と哀悼の意を示すために私が選んだ誓いの番号です。かつて人生のどん底を経験した際も、一度としてフットボールを諦めようとは思いませんでした。むしろフットボールこそが、私をその暗闇から救い出してくれた恩人なのです』

このように語ったドランは、天国の親友へ誓うようにピッチの上で闘志を燃やし、左サイドで誰よりも精力的に走り回りました。(via SPORT / MARCA)