ジュリアン・アルバレス獲得を巡るアトレティコとの冷戦とレアル・デクレト1.006の法的影響
アトレティコ・マドリーのフットボールディレクターを務めるマテウ・アレマニーは、バルサによるジュリアン・アルバレス獲得の動きに対して極めて冷ややかな態度を示しています。アレマニーは『我々は非常に明確だ。これまでに取締役会や最高経営責任者のミゲル・アンヘル・ギル・マリンが伝えた通りだ。それ以上に何を話す必要があるのか。ジュリアンは一時体調を崩していたが、金曜日には練習を再開しており、次のラ・リーガの試合には出場できると期待している』と述べ、バルサへの移籍を完全にシャットアウトしました。
一方で、アルバレスがバルサ移籍を強行するために、スペインの「レアル・デクレト1.006」(スポーツ選手の契約を一方的に破棄できる王令)を適用した場合の法的影響が明らかになりました。仮にこの王令を適用した場合、アトレティコが設定している4億9000万ユーロの天文学的な違約金は適用されず、通常の司法裁判所が契約の残存価値に基づいて賠償額を決定します。この賠償義務は、バルサが補助的に支払うことになります。
さらに、最も重要な点として、この王令の適用はスペイン国内のクラブ間で発生するため、選手(アルバレス)にも獲得するクラブ(バルサ)にも、出場停止や選手登録禁止といった「スポーツ面の制裁」は一切科されません。FIFAの規定は同一国内の移籍トラブルには介入できないためです。もし彼が他国のクラブから一方的に破棄を試みた場合、23歳から26歳の「保護期間(アルバレスは現在保護期間中)」に該当するため、4〜6ヶ月の出場停止や、バルサに対して2つの登録期間にわたる新規登録禁止処分が下されるところでした。しかし、国内移籍であるため、制裁はなく、純粋な金銭賠償のみで移籍が可能となる法的抜け道が残されています。(via Mundo Deportivo)
マルク・カサドの移籍先が決定へ
バルサの構想から外れているMFマルク・カサドの退団が、移籍市場の閉幕直前に決着する見込みです。代理人のジョルジュ・メンデスとともに出口を探す中、選手はヨーロッパでのプレーを最優先として、サウジアラビアからの高額オファーを拒絶しました。
現在、トルコのベシクタシュが極めて熱心に関心を示しています。ベシクタシュのスポーツディレクターを務めるエドゥアルト・グラフ(元ドルトムントのスカウト責任者)は、バルサのプレースタイルやカンテラ出身の選手を非常に好んでおり、すでにバルサへ公式なオファーを提示しました。バルサは当初4000万ユーロに近い金額を要求していましたが、移籍期限が迫っているため、妥協した金額での完全移籍を受け入れる可能性があります。
ベシクタシュの他にも、ドイツのRBライプツィヒやイングランド・プレミアリーグの複数クラブが彼の状況を注視しており、日曜日から月曜日にかけての土壇場で移籍先が正式決定する見通しです。バルサは戦力整理と資金回収のため、レンタル移籍は認めず完全移籍での放出のみを目指しています。(via SPORT)