レバンテで活躍中のカルロス・アルバレス、監督の容認とセビージャの「ゼロ円買い戻し」計画

⚽ 現在2部レバンテで素晴らしい活躍を見せている25歳の下部組織出身MFカルロス・アルバレスの去就を巡り、水面下で静かな駆け引きが行われています。

カルロスはレバンテとの契約が2027年まで残っていますが、これ以上の契約延長に応じる姿勢を見せていません。そのためレバンテ側は、この夏の移籍市場が「彼を最も高額で売却できる最後のチャンス」と捉え、MLS(メジャーリーグサッカー)などのクラブに向けて熱心に売り込みをかけています。レバンテは前節、戦術的な判断という建前でカルロスを1分もプレーさせず、移籍を促すためのプレッシャーをかけています。

レバンテのルイス・カストロ監督は、カルロスの売却話について聞かれると、

『もしクラブの将来にとって最善の選択が選手の売却であるなら、たとえその選手がどれほど気に入っていても、私はそれに反対することはない。最も重要なのはクラブだ』

と語り、チームの財政のためにキープレーヤーの売却を容認する諦めの姿勢を明らかにしました。

一方のセビージャは、カルロスを将来的に格安、もしくは優先的に買い戻せる権利を保有しています。ファンからはこの夏に彼を呼び戻すことを望む声が多く上がっていますが、現在のセビージャの財政規模では、今夏にレバンテが要求する移籍金を支払う余裕は一切ありません。

セビージャが立てている狡猾なプランは、「この夏の動きを見送り、来年1月まで待つ」というものです。1月になれば、彼は残り契約6ヶ月となり他クラブと来夏のフリー加入に向けた事前合意が可能になります。セビージャはそこを突いて、レバンテに移籍金を一切支払うことなく「ゼロ円で買い戻す( repescar a coste cero )」ことを狙っています。

カルロス本人もセビージャ復帰を強く夢見ており、この夏に他のクラブへ完全移籍してしまうと、憧れの古巣へ戻るルートが閉ざされてしまうため、レバンテが提示する今夏のあらゆる売却案件を拒否してセビージャからの連絡を待ち続けています。(via Estadio Deportivo)

不良債権ファビオ・カルドーゾの処分問題と代理人ジョルジュ・メンデスの影

🇵🇹 移籍期限まで残り4日となる中、セビージャのフロントは、一切の構想から外れているディフェンダー、ファビオ・カルドーゾの処分に頭を抱えています。

カルドーゾは昨夏、当時のスポーツディレクターだったアントニオ・コルドンが、世界的に有名な『スーパーエージェント』であるジョルジュ・メンデス代理人に対して作った「貸し借り(恩恵)」を清算する、あるいは新たな好関係を築くための裏取引のような形でセビージャに加入しました。

カルドーゾはポルトなどで実績はあったものの、セビージャとは年俸250万ユーロ(クラブ負担の総額)という、今の財政難のクラブにとって破格の高給で2027年までの2年契約を結びました。しかし、昨季の前監督アルメイダは彼を全く起用せず、現監督のガルシア・プラサ監督に至ってはピッチに立たせることすらしていません。彼は今夏中、他の戦力外選手たちと共にずっとグループから隔離されて個別練習を続けていました。

現スポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバロ(コルドンの元右腕)は、メンデス代理人に対し、サウジアラビアやカタール、UAEなどのコネクションを駆使してカルドーゾを買い取ってくれるクラブを見つけてほしいと懇願していましたが、8月28日時点で具体的なオファーは一切届いていません。

このカルドーゾ処分が難航する最中、メンデス代理人からセビージャに対し、ある交換条件のような『提案』が持ちかけられました。それが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する29歳の元ポルトガル代表MFレナト・サンチェスの獲得打診です。

2016年のゴールデンボーイに輝いたレナト・サンチェスは、圧倒的なポテンシャルを持ちながらも近年は急激な下り坂にあり、昨季はギリシャのパナシナイコスにレンタル移籍していました。PSGとの契約は残り1年となっており、メンデスは新たな移籍先を探しています。

しかし、レナト・サンチェスの年俸は現在のセビージャが支払えるレベルをはるかに超えており、さらに彼のキャリアを悩ませてきた「極めて怪我をしやすい性質(ガラスの体)」を考慮すると、獲得にはあまりに高いリスクが伴います。現地メディアでは、メンデスがカルドーゾの移籍先を見つける見返りとして、セビージャにこの高給で扱いにくいレナト・サンチェスを押し付けようとしているのではないかという、危険な「悪魔の取引」の存在が疑われています。(via Estadio Deportivo)