クラブ売却問題と財務状況
💶 セルヒオ・ラモス主導の売却交渉が決裂し、クラブの複雑な財務構造に注目が集まっています。2026年6月30日時点で、CVC資金を含まないセビージャの粗金融負債は1億7900万ユーロに上ります。このうち1億800万ユーロは、米国の年金基金や保険会社から利率約6%で借り入れたシニア負債です。残りの7000万ユーロは、2025年10月にゴールドマン・サックスから受けた劣後参加型ローンとなっています。
このゴールドマン・サックスのローンは純資産として計上できるため、クラブを法的な解散危機から救う命綱となっています。純資産は1億ユーロ以上と予測されていますが、23/24シーズンは8200万ユーロの赤字、25/26シーズンも2500万ユーロの赤字が見込まれています。一部で流布された「ゴールドマン・サックスが株式に転換してクラブの所有者になる」という噂は虚偽であり、ローンは資本化できない単なる資金調達です。
現在の経営陣は、新たな買い手に対し、ラ・リーガのサラリーキャップ制限内で補強に直接活用できる上限額として、8000万ユーロの増資を絶対条件としています。セルヒオ・ラモスが提案した1億2000万ユーロの増資は、超過分が補強ではなく借入返済に回るだけだと経営陣は主張し、これが交渉の障壁となりました。現在、クラブは他の7つの買収提案を検討中で、1ヶ月半以内の合意を目指しています。
(via Estadio Deportivo)