2025-26決算の全貌:過去最高売上10億ユーロ突破の裏に潜む純損失1800万ユーロと資金繰りの現実
📊 2025-26シーズンの財務決算が明らかになり、クラブの経済状況は大きな転換期を迎えています。スポティファイ・カンプ・ノウへの段階的な帰還、商業収入の伸び、通常ビジネスの回復により、営業収入はクラブ史上初めて10億ユーロの大台を突破し、10億6,000万ユーロ(前年比6,600万ユーロ増)に達しました。特にスポンサー収入が2億6,500万ユーロ、グッズ販売(メルチャンダイジング)が2億8,000万ユーロとそれぞれ過去最高を更新。スタジアム収入も約5,000万ユーロ増加し、資産売却(いわゆるレバー)に頼らない経常収入の回復を実証しました。
⚠️ しかし、営業費用も10億2,200万ユーロに膨らみ、そのうち選手やスタッフのスポーツ関連給与が5億7,100万ユーロ、非スポーツ人件費が8,300万ユーロを占めています。運営管理費は2,000万ユーロ削減の3億1,500万ユーロとなったものの、クラブ本体とEspai Barçaを合わせた金融損益がマイナス3,700万ユーロとなり、最終損益は1,800万ユーロの純損失(赤字)で着地しました。
💳 さらに深刻なのはキャッシュフローの動きです。2025-26シーズン中、通常事業(営業活動)で7,400万ユーロ、設備投資で3億7,200万ユーロの現金が減少し、計3億5,400万ユーロの新規外部融資によって手元資金を補填しました。2026年6月30日時点の有利子負債(総デット)は約9億1,000万ユーロに達し、手元現金を差し引いた純有利子負債(ネットデット)は前年の4億6,900万ユーロから6億0,700万ユーロへ拡大。Espai Barçaの融資枠は12億3,800万ユーロまで実行済みで、完成までにさらに最大3億ユーロの追加調達が必要と試算されています。 (via SPORT)