ユーリ・ベルチチェの開始早々の無念の一発退場と戦術崩壊

🟥 夏の素晴らしいプレシーズンの勢いをそのまま公式戦にぶつけるべく、大きな期待と熱狂を背負って臨んだセビージャとの開幕戦でしたが、開始わずか10分余りの極めて早い段階でチームに激震が走るアクシデントが発生しました。

ベテランの左サイドバックであるユーリ・ベルチチェ選手が、ディフェンスラインの背後へ完全に抜け出そうとしたセビージャの若きアタッカーであるミゲル・シエラ選手と激しく接触。最後尾の守備者として相手を倒したとみなされ、至近距離にいた主審のセサル・ソト・グラード氏により、一切の猶予なく一発のレッドカードを提示され退場処分となりました。これにより、テルジッチ監督がプレシーズンから緻密に構築してきた戦術プランは、開始直後にして完全に瓦解することとなりました。

退場後、テルジッチ監督はウイングとして先発していたアレックス・ベレンゲル選手を左サイドバックへとコンバートし、さらにインサイドハーフに君臨していたオイハン・サンセト選手を最前線に、ゴルカ・グルゼタ選手をサイドにスライドさせるという応急処置を取りました。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

守護神ウナイ・シモンの手痛いミスによる先制献上と試合展開

🧤 数か月前のワールドカップで世界王者に輝き、サポーターから「凱旋の偉大なヒーロー」としてスタジアムで万雷の拍手を送られたゴールキーパーのウナイ・シモン選手ですが、試合においては信じられないような判断ミスと注意散漫から、手痛い失点を喫することとなりました。

退場者を出した直後の前半15分ごろ、自陣ゴール前でのビルドアップの際、ウナイ・シモン選手は余裕を持った足元のパス回しを試みましたが、自身の前に立ち塞がっていたセビージャの若きフォワードであるウレ選手の猛烈なチェイシングに油断し、ボールをキープしすぎました。この一瞬の隙を見逃さなかったセビージャのOSO選手にボールを強奪され、そのまま無人のゴールへと押し込まれて先制点を献上しました。この注意力を欠いた凡ミスは、サン・マメスの雰囲気を一瞬で凍りつかせる致命的な一撃となってしまいました。(via Mundo Deportivo)