ラミン・ヤマルに関するエピソードと発言

スペイン代表を選択した経緯について、当時のスペイン代表関係者が回想した。モロッコ代表監督がヤマルと家族と会談した1週間後、バルセロナへ赴き、16歳のヤマルと家族に直接プロジェクトを説明した。『彼は信じられないほどの自然さでそれを受け入れた。進行の早さに家族のほうが心配しているように感じたが、彼は非常に特別な性格の持ち主。スポーツ面での成熟度が年齢にそぐわないほど高い』『才能だけでなく感情面も考慮した。もし彼に悪影響があると思えば踏み出さなかった。幸い私は正解だったが、功績はスペインを代表したいと明確に決断した彼と家族にある』『非常に細く華奢な少年だったが、ボールを触った瞬間に特別な何かがあると感じた。メッシを彷彿とさせる動きがあった』と語った。

また、ヤマル本人はスペイン代表の試合後の悲観論について、『ジャーナリストの皆さんは仕事をやめるのを急ぎすぎている。まだワールドカップの第1節だ。スペインとポルトガルは勝ち点1、アルゼンチンとフランスは勝ったからといって、その2つが決勝に行くとでも思っているのか?第1節でそう考えるのは理解できない。試合を楽しむ代わりに、すぐに結論を出そうとする。あなた方にとっては今のスペインは最悪のチームだろうが、わかっている人はそうではないと知っている。7月19日にならないと誰が勝つかはわからないのに、あなた方は今日それを知りたがっている』と反論した。

グスタボ・ポジェも彼を称賛し、『彼は代表チームで最も違いを生み出せる選手であり、必要とされる存在。メッシ、ハーランド、ムバッペ、ケインが最初の試合から必要な時に現れることを証明しているように、ラミンもそのグループに属しており、彼の貢献は決定的になるだろう』と評価している。(via MARCA, SPORT, Mundo Deportivo)

エンリク・フランケサの回想

ラ・マシアに11年間在籍したエンリク・フランケサが当時を振り返った。『バルサは私にすべてを与えてくれた。マシアでの形成が私の人間としての価値観を築いた。バルサは常に私の家だ』『バルサにいるときは、サッカー選手になることを夢見るのではなく、バルサの選手になることを夢見る。それが叶わないと知るのは厳しい現実の直面だが、外に出て泥にまみれる必要があった』と語った。

現在のバルサについて『今のバルサの状況を見て、若手選手たちがトップチームでプレーする機会を得ているのは非常に美しい。ガビ、ベルナル、クバルシらが定着しているのは誇りだ。8万人の観客の前でプレッシャーを感じずに競う彼らの成熟度は素晴らしい美徳だ』と称賛。フリック監督についても『外部から来た監督がバルサのアイデンティティを理解し、マシアの若手を起用していることを誇りに思う。バルサは再び世界最高のチームの一つになっており、それも自家製の選手に賭けることで成し遂げている』と評価した。(via SPORT)