タンギ・ニアンズのリール移籍が成立、給与の大幅削減とクラブの負担詳細

セビージャのクラブ史上最も経済的損失をもたらした移籍の一つとされるタンギ・ニアンズが、フランス・リーグアンのLOSCリールへ完全移籍した。移籍金はゼロのフリートランスファーで、2028年までの契約に1年のオプションが付帯している。セビージャは彼の来季の給与の一部を負担して放出を実現させた。

ニアンズはセビージャで年間約900万ユーロという破格の総年俸を受け取っており、さらに獲得時の減価償却費として年間320万ユーロがクラブの財政を圧迫していた。モンチ元SDがバイエルン・ミュンヘンから1600万ユーロで獲得し、ジュール・クンデの後継者として期待されたものの、4年間で公式戦わずか62試合(昨季は12試合)の出場にとどまった。度重なる負傷や、ピッチに立てばミスや退場、PK献上を繰り返し、ルイス・ガルシア・プラサ監督就任後に行われたオビエド戦での軽率な退場を最後に、完全に構想外となっていた。

昨夏、アントニオ・コルドン元SDはサラリーキャップの空きを作るために給与の減額と契約延長を提案したが、ニアンズはこれを受け入れず高額な給与にしがみついていた。しかし今回は、このままセビージャでプレー機会を失えばフリーエージェントとしての価値すら下落するという現実を受け入れ、給与の70%削減に同意した。リールでの彼の年俸は140万ユーロとなり、セビージャ時代から85%の大幅減額となる。

度重なる怪我に苦しんできたニアンズにとって、リールのメディカルスタッフの評判の良さも移籍の決め手となった。リール側も徹底的なメディカルチェックを行った上で獲得を承認しており、公式SNSではセビージャ時代の映像を一切使わず、パリ・サンジェルマンとバイエルン・ミュンヘン時代の映像のみを使用したハイライト動画を投稿している。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)