深刻な決定力不足が露呈したアタランタ戦敗北とヨハネコへのPK見逃し判定

プレシーズン最終戦となったアタランタとのボルトロッティ杯は、ベルガモの地で1-0の敗戦に終わりました。アスレティックは前半、組織的な守備ブロック、高い位置からのインテンシティ、そして素早い即時奪回(ネガティブトランジション時のボール回収)により試合を支配し、マルセイユ戦と比べて大幅な改善を示しました。中盤ではヘレナバレーナが小気味良いプレーを見せ、右サイドではアレソが非常にアクティブに躍動。前半20分にはマロアン・サナディがエリア内で胸トラップから最大の決定機を迎えましたが、シュートは枠の上に大きく外れ、サンセの惜しいシュートもディフェンダーのブロックに阻まれました。後半開始直後に失点を喫した後は、アタランタの攻撃に晒される時間帯が続きましたが、60分にハウレギサール、カナーレス、アダマ、ロベルト・ナバロ、ジャロを投入して主導権を奪い返しました。アダマがキープからロベルト・ナバロに繋ぎ、そのシュートクロスがゴール前に迫る場面や、86分のカナーレスのシュートなど見どころはあったものの、試合を通じて枠内シュートを1本も打てずに終了しました。

試合終了間際のアディショナルタイムには、エリア内に侵入したヨハネコがコッスヌに倒されましたが、イタリア人主審のウェブドゥライ・ディオプはペナルティキックのホイッスルを吹きませんでした。この判定に対しテルジッチ監督は、判定そのものへの批判は避けつつも『もしVARがあれば結果は全く異なるものになっていたかもしれない』と不満を滲ませ、さらに『1週間前と比べてチームはより組織化され、規律正しくなった。ただ、最後の3分の1でより危険な存在になるための決定力と冷静さが欠けており、これからの練習でそこを改善していく必要がある』と、セビージャ戦に向けた最大の課題を口にしました。今回の敗戦は、昨季のチャンピオンズリーグにおいて同じベルガモで2-3の劇的な逆転勝利(得点者:グルセタ、ニコ・セラーノ、ロベルト・ナバロ)を挙げた歴史の再現とはならず、当時のバルベルデ監督とガスペリーニ監督による対決から、現在はテルジッチ監督とマウリツィオ・サッリ監督という新しい戦いに変わったことを印象付けました。 (via MARCA)