ルーベン・バルガスを巡るオリンピアコスとの緊迫した最終移籍交渉とカモフラージュされた欠場理由
スイス代表のウインガーであり、昨シーズンのワールドカップでも素晴らしいパフォーマンスを見せたルーベン・バルガスのセビージャにおける退団プロセスが最終盤を迎えています。
バルガスは現在、ギリシャのオリンピアコスへの移籍に向けて非常に近い段階にあります。オリンピアコス側からはすでに1200万ユーロという巨額の第一打診オファーが届きましたが、セビージャは2000万ユーロに近い金額を求めており、依然として800万ユーロ規模の金額的な隔たりがあります。しかし、交渉自体は継続して水面下で進んでおり、何より選手本人が新しい挑戦を望んでいます。この動きには、クラブを率いるスポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバロ氏による、自ら選手の移籍先を探してエージェントに直接連絡を取り合う積極的な市場アプローチが背景にあります。
この移籍交渉に伴い、土曜日のアスレティック・クラブ戦に向けた招集メンバーからバルガスの名前が外されることになりました。木曜日の練習では「負荷管理のためジムで調整」と発表され、金曜日の朝にはクラブが「膝の問題により欠場」と発表しましたが、これらはすべてカモフラージュであり、実際の原因は、現在進んでいる移籍取引を怪我による破談から守るための措置です。
ルイス・ガルシア・プラザ監督はこの一連の「大人の事情」について、現在の移籍システムに対する強い怒りをにじませながら本音を暴露しました。
『クラブから、バルガスの売却交渉が合意に限りなく近づいていると知らされています。経済的な苦境にある今の私たちにとって、彼をもし試合に出場させて怪我でもされたら、それこそクラブ全体が財政的な破滅を迎えるほどの痛手になりかねない。だからこそ、彼を帯同させるわけにはいかないのです。市場が開いたまま最初の数試合を戦わなければならないラ・リーガの現状は完全に狂っており、カオスそのものです』
バルガスの売却が完全に合意に達すれば、セビージャは約500万ユーロという貴重な給与スペースと売却純利益を手にすることができ、この資金を元手に、現在切望しているフォワードや新たなウイング、さらに中盤の底を担うピボットの獲得に向けて一気に市場での行動を本格化させる見通しです。(via Estadio Deportivo)