アンドリー・ルニンが直面する「7年目の悲哀」
ウクライナ人守護神のアンドリー・ルニンは、今シーズンでティボ・クルトワのバックアップとしてマドリードでの7年目のシーズンを迎えました。
ルニンはこれまでマドリードで通算74試合に出場し、2度のチャンピオンズリーグ制覇を含む11個のタイトルを獲得するという、控えゴールキーパーとしては破格の輝かしいキャリアを積み上げてきました。
そのキャリアにおける最大の輝きは、クルトワが左膝に大怪我を負った2023-24シーズンでした。当初はケパが代役として獲得されたため再びベンチを温めると思われましたが、実力で正GKの座を勝ち取り、チャンピオンズリーグ準々決勝のマンチェスター・シティ戦ではPK戦を救う英雄となりました。しかし、クルトワの怪我が治るやいなや、当時の指揮官はウェンブリーでのCL決勝でクルトワを先発に指名し、ルニンは再び日陰の存在へと戻されました。
昨シーズンも同様で、ルニンは主に国王杯のアルバセテ戦に出場した他、クルトワの再負傷時にラ・リーガで6試合に出場したのみでした。この圧倒的な試合出場の不足は大きな代償を伴っており、2025年6月以降、ルニンはウクライナ代表から完全に落選し続けています。ウクライナではベンフィカのトルビンが不動の守護神としての地位を確立しており、ルニンは招集すらされない日々が続いています。
今シーズンもクルトワの壁は極めて厚く、ウクライナから来た実力派GKは、モウリーニョ体制下でも国王杯などの限られた機会を待ちながらベンチで時を過ごすしかありません。(via MARCA)
極秘移籍交渉の裏側と祖母との固い絆
エスパニョールとの開幕戦で途中出場から90分に劇的な決勝ゴールを決めた21歳の新鋭フォワード、カルロス・エスピは、日曜日にバルデベバスでフロレンティーノ・ペレス会長の隣に立ち、2031年までの契約に署名して非公開の発表会を行いました。その晴れ舞台の席に、エスピは自身のキャリアを誰よりも支えてくれた2人の最愛の祖母、マリアさんとコンチンさんを招待していました。
エスピが語ったところによると、このマドリードへの移籍劇は、数日間のうちに誰にも気づかれないよう極秘に進められました。不要なトラブルや外部からの干渉を防ぐため、代理人やクラブの指示により、交渉の数日間は家族全員が携帯電話の電源を切り、外部との連絡を完全に遮断していたほどです。そのため、親しい友人や祖母たち自身も、最後の瞬間までレアル・マドリードへの移籍を知らされていませんでした。
3ヶ月前、当時レバンテに所属していたエスピは、マジョルカ戦でクラブの残留を大きく引き寄せるゴールを決めると、スタンドへ駆け上がり、招待していた2人の祖母を強く抱きしめました。その時の心温まるスリーショットは今でもファンの間で語り継がれています。
祖母マリアさんはサッカーに対して非常に厳格な姿勢を持っており、ゴールを決めた試合の後であっても『なぜあの決定機を外したのか』と孫に問い詰めるほどだといいます。さらに、祖母たちは試合の勝ち負けよりも、最愛の孫がピッチ上で相手選手から受ける激しいタックルやキックの怪我を何よりも心配しています。エスピは彼女たちの深い愛を胸に、マドリードでの新たな挑戦をスタートさせています。(via MARCA)