ブーイングと感謝の拍手…フリアン・アルバレスを巡る冷温交錯の人間ドラマとシメオネ監督の不快感

アスレティック・ビルバオの本拠地サン・マメスに途中出場したフリアン・アルバレスに対し、スタンドの地元ファンから容赦のない大ブーイングが浴びせられました。

ビルバオのファンが牙を剥いたのは、この夏にバルセロナへの電撃移籍を画策して引き延ばしたフリアンの不誠実な「メロドラマ」に対する嫌悪感があったからです。これは、昨夏に同じくバルサ移籍が浮上しながらも、すぐに残留と契約延長を決断してチームに尽くしたニコ・ウィリアムズの忠誠心とはあまりに対照的であり、ビルバオのサポーターはその差を強調するようにフリアンを非難しました。

しかし、試合後のフリアンの態度には確かな変化がありました。ヴィラレアル戦ではサポーターとの緊張関係から、クラブの指示で挨拶をせずすぐにロッカールームへ退散したことが「サポーターへの侮辱」と激しい批判を浴びていましたが、今回は3-0という惨敗の直後だったにもかかわらず、アウェイ席に駆けつけた200人のアトレティコサポーターのもとへ真っ先に向かい、深々と感謝の拍手を送りました。

ムッソやクティ・ロメロらアルゼンチン代表の戦友たちに常に付き添われ、メンタルを支えられているフリアンですが、ピッチ外の不穏な空気はまだ漂っています。試合後に行われた控え選手たちのピッチ上での補習練習にフリアンが参加していなかったことについて、記者会見で問い詰められたディエゴ・シメオネ監督は、表情を強張らせて『本気で言っているのか?その件について話すことは何もない』と怒りを露わにしました。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)