ジョゼ・モウリーニョ監督が語るバルセロナ「ネグレイラ事件」への皮肉と司法への懐疑

テレビ番組「エル・チリンギート」のインタビューで、ホセ・マリア・ネグレイラ氏を巡るバルセロナの審判スキャンダルについて問われたモウリーニョ監督は、次のように皮肉と確信を織り交ぜて語りました。

『ネグレイラ事件は司法の場にあり、判断を待つべきだ。ただ、当時ネグレイラという具体的な名前を知らなかった私であっても、ここにいた頃に何か奇妙な匂いを感じていた。何か奇妙な感覚があったが、名前も分からず、それが宇宙人なのかすら分からなかった。数年が経ち、その感覚が間違いではなかったことが証明されている。唯一奇妙に思うのは、司法の遅さだ。イタリアではカルチョポリ(審判操作スキャンダル)を迅速に処分しユベントスを降格させた』。

さらにバルサを2部に落とすべきかという問いに対しては、『その結論は質問者であるあなたのものだ。いや、スペインリーグにはバルセロナが必要だ』と答え、司法の機能停止に対する皮肉を滲ませました。 (via SPORT / ElDesmarque)

ヴィニシウスへの絶対的擁護と移籍を引き止めたモウリーニョ監督の説得対話

モウリーニョ監督は、ヴィニシウスが契約更新に至るプロセスの中で交わした対話の全容を明かしました。ヴィニシウスに対して『ヴィニ、どこへ行きたいんだ?ブラジルにいて、君はレアル・マドリードしか知らない。レアル・マドリードを去って初めて、その偉大さが本当にわかるのだから。去るな、その価値はない』と言葉をかけたとのことです。

さらに、対戦相手のファンや審判から受けるヴィニシウスへの理不尽な扱いについて次のように不満を語りました。『彼を人としてどう思うかは自由だが、ピッチの上では最高峰の選手の一人として扱うべきだ。一度もプレーしたことのない敵地のスタジアム、例えばデポルティーボやシャルケのような場所で、最初にボールを触った瞬間から大ブーイングを浴びせることに何の合理性があるのだろう。審判もヴィニシウスを他の選手と同様に保護すべきだ。以前、非常に明白なペナルティが彼に対して流されたとき、私はすでに彼のためにピッチの中央まで飛び出して戦っていた。審判がモウリーニョを保護して、ヴィニシウスを保護しないのはおかしい』。

また、前シーズンにヴィニシウスを侮辱してUEFAから処分を受けたプレスティアンニ(当時モウリーニョが率いていたベンフィカの選手)との騒動にも触れ、『プレスティアンニは私の選手だったので、100パーセント彼の味方をするのは当然だった。しかし今、ヴィニシウスは私が彼の味方であり、頼りにできることを知っている』と説明しました。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

ロドリ獲得交渉の裏舞台とモウリーニョ監督が抱いた「迷い」の真相

バルセロナへの電撃移籍が決まったバロンドール保持者ロドリを巡り、マドリードの交渉過程が明かされました。クラブ側は非常に良いオファーを提示し、マンチェスター・シティとも良好な関係を保っていたため、交渉は一時かなり進展していました。

しかし、モウリーニョ監督は彼の態度について次のように述べています。『ロドリには非常に好条件の提示を行い、シティとも良好な関係だった。しかし、他国からの帰国に際し、彼が移籍に二の足を踏み、迷いを見せたことが私にも獲得への迷いを生じさせた。レアル・マドリードは加入を打診された際に、いつ行けばいいか、と即答するような誇り高い選手を迎えるべきクラブだ。だから彼がそれほど迷うなら、こちらにも迷いが生じる』。

また、マドリードの元会長候補であったエンリケ・リケルメ氏が選挙公約としてロドリとの合意をアピールしていた政治的背景も破談に大きく影響したとみられています。 (via ElDesmarque / SPORT)