セルヒオ・ラモス・ヘタフェCF会長が交渉を認めるも優先度は低い見通し
無所属となっている元スペイン代表ディフェンダーのセルヒオ・ラモスに対し、ヘタフェCFのアンヘル・トーレス会長が代理人との接触を認めたものの、獲得の優先度は低いという見解を示した。ベテランDFのラ・リーガ復帰に向けた交渉の進展が期待されていたが、クラブ側の現実的な選手構成が大きな壁となっていることが表面化した格好だ。
アンヘル・トーレス会長は、セルヒオ・ラモスの実兄であり代理人を務めるレネ・ラモスと直接会談を行ったことを公表した。対話自体は実施されたものの、会長はチームの現状を冷徹に分析しており、補強の緊急性については否定的な姿勢を崩していない。ファンからは大物獲得への期待が寄されていたものの、クラブ側の判断は慎重そのものだ。
その最大の背景には、現在のヘタフェがファーストチーム内にすでに6人のセンターバックを抱えているという事情がある。守備陣の人員が過剰な状態にある中で新たなセンターバックを加えることは、チームの構想や給与体系のバランスを崩しかねない。朝の時点では獲得に向けた交渉の継続が報じられていたが、会長の発言によって獲得の可能性は大幅に低下したと言える。
無所属の選手であるため、移籍ウィンドウの開幕を待たずに即座に契約できる点は大きなメリットと見なされていた。しかし、すでに6人ものセンターバックを抱えるヘタフェにとって、人員整理を行わないまま給与コストの重いベテランを加える選択はリスクが大きすぎる。会長自らが公の場で優先順位の低さを明かしたことは、移籍交渉の冷え込みを物語っている。
つまり、ヘタフェとしては名声のあるベテラン獲得に興味を示しつつも、既存戦力の放出や整理がつかない限り具体的なオファーへ踏み切る意図はないということだ。この動きが示すのは、知名度や話題性よりもチーム内の人員構成と財務の安定を重視するクラブ経営陣の堅実な姿勢である。今後の焦点は、他クラブからのセンターバックに対する打診や構想外選手の動向にかかっている。(via Mundo Deportivo)