今夜キックオフのレアル・マドリード戦のスタメン予想と2021年以来ホーム無敗を誇る歴史的相性
日本時間の今夜21時、ベティスの代替ホームスタジアムであるラ・カートゥハで、今シーズン最初の巨大な山場となるレアル・マドリード戦がキックオフされる。前節のレバンテ戦で5-2という屈辱的な大敗を喫し、それまで開幕2試合を完璧な無失点(2連勝)で切り抜けていた守備陣の脆さを露呈したベティスにとって、今夜の一戦はプライドの回復と、来週火曜日に控える21年ぶりのチャンピオンズリーグ初戦リール戦に向けて、チームの士気を最大まで引き上げるための極めて重要な決戦となる。
マヌエル・ペレグリーニ監督は、負傷離脱中のディエゴ・コンデ、アイトール・ルイバルに加え、ウイルスの発熱症状により招集外となったエズ・アブデ、そしてジョバニ・ロ・チェルソを欠く厳しい台裏を強いられている。さらに、移籍期限最終日に劇的な帰還を果たした大本命ダニ・セバジョスについても、監督は『全体練習にまだ2回しか参加しておらず、長い実戦ブランクがあるため、今夜のピッチやベンチに彼を置くことはない』と明言。古巣対決での強行出場を望むファンの期待は届かず、起用を完全に回避した。
一方で、ウイルス感染で今週前半のトレーニングを休んでいたアントニーが無事に完全復活を遂げ、膝の大怪我から奇跡的な回復を見せたモランテも招集メンバーに復帰するというポジティブなニュースもある。
最新の予想フォーメーションとして、守護神にはアルバロ・バジェス。バックラインにはベジェリンとフラン・ガルシアの両サイドバックを配置し、センターバックはマーク・バルトラ、ディエゴ・ジョレンテ、そして新加入のナタンの3名から最もコンディションの良い2枚が選ばれる見込み。
中盤のピボットには、守備のバランスを担保できるファクンド・ベルナルとマーク・ロカの強力なダブルピボットの起用が濃厚とされている。前線2列目には、アブデの不在に伴い左サイドの先発が確実視されるロロ・リケルメ、右サイドに完全復活を遂げたアントニー、中央にパブロ・フォルナルスが陣取り、攻撃のタクトを振るう。怪我から復帰途中のエース・イスコは、試合展開をガラリと変えるための強力な切り札としてベンチに控える。
ワントップの最前線には、加入後すぐに指揮官の厚い信頼を掴み取ったコロンビア代表FWクチョ・エルナンデスが先発する可能性が高く、新星トロイ・パロットが虎視眈々と出番を窺う。
ベティスにとって最大の追い風となるのは、ホームゲームにおけるレアル・マドリードに対する圧倒的な歴史的優位性だ。本拠地ベニート・ビジャマリン(現在は工事中のためラ・カートゥハ)において、ベティスは2021年以降、レアル・マドリードを相手に一度も敗北を喫していない。直近の対戦でもベティスから見て1勝3分けとマドリードを完全に沈黙させており、昨シーズンも試合終盤にベジェリンが奇跡的なゴールを叩き出して引き分けに持ち込み、最終的なバルセロナのリーグ制覇を強烈にアシストしたという輝かしい記憶が残っている。
指揮官のペレグリーニ監督と敵将ジョゼ・モウリーニョ監督の因縁も、今や完全に和解の穏やかなムードに包まれている。しかし、ペレグリーニ監督がマドリードの指揮官を退任して以降の二人の直接対決データに目を向けると、チリ人指揮官は4勝4分け3敗と、稀代の名将モウリーニョを相手にしっかりと勝ち越している。知将同士の盤上のチェスが、ラ・カートゥハの夜を熱く焦がすことは間違いない。 (via SPORT)