かすかな希望。ウマル・サディクが相手のミスを突いて待望の今季チーム初ゴール

失望だらけの試合において、唯一の救いとなったのは、今季初先発を飾ったナイジェリア人FWウマル・サディクのゴールでした。これはサディクにとって今季の自身初得点であると同時に、開幕3試合目にしてバレンシアが今シーズン初めて奪ったゴールとなりました。

前半26分、デポルティボのディフェンダーであるブライト・エデが自陣エリア内で不用意な横パスを出すという致命的なエラーを犯しました。サディクはこのミスを瞬時に突いてボールを奪うと、冷静にゴール前に持ち込み、相手GKレオ・ロマンの横を抜く確実なシュートを流し込みました。

負傷明けで状態が懸念されていた中、起用に応えてストライカーとしての最低限の仕事は果たしたサディクですが、得点シーン以外では味方との連携が不足し、不必要なボールロストを繰り返す場面も多く、完全復活に向けてはまだまだ課題を覗かせています。 (via Estadio Deportivo)

指揮官カルロス・コルベランの激怒と謝罪。「恥ずべき前半、擁護の余地なし」

試合後の記者会見に出席したカルロス・コルベラン監督は、これまでにないほど厳しい口調で自チームのパフォーマンスを非難し、ファンへ謝罪の言葉を述べました。

指揮官は、今日の試合から何か前向きな点を見つけられたかという問いに対して、次のように吐き捨てるように語りました。

『ポジティブな点を見つけることなど到底不可能です。今日の試合、特に前半のパフォーマンスは恥ずべきものであり、絶対に容認することはできません』

さらに、チームの戦う精神そのものが欠如していたことについて激しく言及しました。

『ピッチに立つ個人の技術的、あるいは戦術的なミスを語る以前に、試合に勝利しようとする最低限の姿勢がそもそもありませんでした。キックオフからの最初の20分間はdantesco(凄惨、悲惨)としか言いようがなく、試合に入り込めていませんでした。あのようなぬるいメンタリティで試合に入れば、どのような対戦相手であっても私たちの面目を丸つぶれにしてくるのは必然です』

移籍市場の最終盤に向けた補強の要求についても問われましたが、『今日のような情けない試合を見せた後では、私がクラブに対して補強を要求する資格などありません。今はただ、自分自身の指導を深く反省し、この偉大なバレンシアを正しい形で表現できるように改善するだけです』と自身に厳しい姿勢を向けました。そして最後には、『はるばるア・コルーニャまで遠征してくれた400人のサポーター、そしてテレビの前で応援してくださった全てのファンの皆様には、悲しいことに今日はただ、申し訳ありませんと謝罪することしかできません』と頭を下げました。 (via MARCA)