フリアン・アルバレス獲得劇の裏でデコが5月に合意していたアンソニー・ゴードン極秘計画

バルサは今夏の移籍市場をアトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスを獲得することなく終えました。しかし、バルサのフロント陣は決して手をこまねいていたわけではありません。スポーツディレクターのデコは、アトレティコからアルバレスを引き抜く交渉が極めて困難であることを最初から見抜いていました。そこで、デコは数カ月前から別のシナリオを用意していました。それが、ニューカッスルに所属するイングランド代表アンソニー・ゴードンの獲得でした。ゴードンの本職はウイングですが、デコは昨シーズンにニューカッスルで彼がセンターフォワードとしてプレーした際の、機動力、スペースへの侵入、ピッチ中央での戦術理解力に惚れ込んでいました。デコは極秘裏にロンドンを何度も訪れ、ゴードンの代理人と接触。世間の注目がアルバレスに集まる中、なんと5月27日の段階でゴードンとの移籍合意を取り付けていました。ゴードンはすでにファンからカンプ・ノウで名前をコールされるほど愛されていますが、ピッチ外でも謙虚でプロフェッショナルな姿勢を見せ、トップチームのロッカールームを完全に掌握しています。現在は言語の壁を克服すべく、スペイン語の学習だけでなく、カタルーニャの文化を深く理解するためにカタルーニャ語の勉強にも意欲を示しています。このゴードンの万能性と、カンテラから急成長した18歳新星ハムザ・アブデルカリムのプロテクト、そして最終盤に1000万ユーロ(2年契約+1年オプション)で獲得したブラジル代表ガブリエウ・ジェズスという完璧な備えがあったからこそ、バルサは市場の最終段階でアルバレスを逃しても慌てる必要がありませんでした。デコの用意周到なプランBは、市場が閉まるずっと前から完璧に実行されていたのです。(via SPORT / Estadio Deportivo)