2027年の財政問題を見据えた補強戦略とトリンコン売却の失態

バルセロナは現在1:1ルールに復帰しているが、2027年の夏にはSpotifyカンプ・ノウの屋根の設置工事のため、最低でも4ヶ月間は再びモンジュイックのオリンピックスタジアムへ移転することが確定している。これにより大幅な減収が見込まれ、再び1:1ルールから外れることが確実視されている。このため、クラブは将来のテレビ放映権料から2億1000万ユーロの前借りを申請し、今年7月に1億5000万ユーロ、11月に残りを受け取る計画を立てた。この資金を使い、制限がかかる前の今夏と来冬に前倒しで大型補強(アンソニー・ゴードン、カリム・アデイェミ、フリアン・アルバレスなど)を敢行する戦略をとっている。

一方で、過去の移籍ビジネスの失敗も表面化している。フランシスコ・トリンコンがスポルティングCPからアル・アハリへ4500万ユーロの固定額と500万ユーロの変動費で移籍することが決まった。しかし、バルセロナは昨年、トリンコンの保有権の残り50%をたった1100万ユーロでスポルティングに売却してしまっていたため、今回の大型移籍による利益を一切得られない。2020年に3100万ユーロで獲得した選手を安値で手放したこの対応は、完全な経済的失敗として厳しく批判されている。(via ElDesmarque / MARCA)