スタジアム問題とマドリード州政府との対立

ラージョ・バジェカーノとマドリード州政府との間の対立がかつてないほど激化しています。

マドリード州政府による監査の結果、本拠地であるバジェカス・スタジアムにおいて、火災予防システム、電気設備、衛生状態、そして全体的なメンテナンスに関して、人命の安全に関わる重大な欠陥が複数特定されました。

事態を重く見た州政府は、クラブからスタジアムの営業権を一時的に剥奪し、最大で半年間に及ぶ可能性のある緊急改修工事を実施することを決定しました。

しかし、工事を開始するためにマドリード州政府が派遣した園芸、電気、配管、空調などの専門技術者がスタジアムに入ろうとしたところ、ラージョのホセ・マリア・サルダ副会長や法務責任者をはじめとするクラブ関係者がスタジアムへのアクセスを明確に拒否しました。

さらにクラブ側は、すでに電子媒体で送付されているにもかかわらず、手続きに関する書類の提出を改めて求める書面を州政府に提出するなどの遅延行為を行いました。

これにより、技術者たちはスタジアム内での作業ができず、スポーツ連盟に譲渡されている隣接施設での作業のみに留まり、芝生の管理を担当するスタッフはスタジアムの外で待機を余儀なくされました。

この事態を受け、マドリード州政府はクラブ関係者が検査および工事の実施を不当に妨害したとして、国家警察に告発状を提出しました。

マドリード州の文化・観光・スポーツ担当大臣であるマリアノ・デ・パコ・セラノ氏は、クラブ側の対応に対して『これがこのクラブのいつものやり方であり、ラージョ・バジェカーノとスタジアムのイメージと名声を破壊しているものです』と厳しく非難しています。

さらに同氏は『今後、チームが自分たちのスタジアムでプレーできない日が続くとしたら、それはクラブの取締役会の責任になります』と強い警告を発しました。

(via MARCA)