【守護神論争の真実

トップチームに目を向けると、今夜のチャンピオンズリーグ開幕戦を前に、ゴールキーパーの先発ポジションを巡る熱い議論が巻き起こっています。

現在まで守護神を務めてきた若きブラジル人GKルイ・ジュニオールは、今シーズン開幕から不安定なパフォーマンスを繰り返しており、サポーターの間でその信頼が大きく揺らいでいます。特に直近のデポルティーボ戦では、1つのセーブも記録できずに3失点を喫し、本拠地のスタンドからは厳しいブーイングと口笛が浴びせられる事態となりました。

こうした苦境に立たされる若手に対し、イニゴ・ペレス監督は会見で次のように心境を語り、競争が不可避であることを明言しています。

『ルイスは精神的なタフさ、そして自分自身が持つ本来の能力や高いポテンシャルをピッチで証明し、今背負い込んでいる目に見えない重圧から自らを解放しなければなりません。私たちは常にフラットです。どのような状況であれ、その時に最も良い状態にあると私が判断したゴールキーパーを毎試合で起用します』

この勝負の夜に先発としてピッチに立つことが確実視されているのが、今夏RBライプツィヒから加入した36歳のハンガリー代表ベテラン守護神、ペテル・グラチです。チャンピオンズリーグで40試合以上の出場経験を誇る彼の存在は、今の守備陣に極めて大きな安心感をもたらします。

何より、今夜の戦いの舞台であるシグナル・イドゥナ・パルクは、グラチにとって「庭」とも呼べる馴染み深い場所です。彼はライプツィヒ時代にこのスタジアムで8度も先発出場しており、2勝2分4敗という互角の戦いを演じてきました。2021/22シーズンには敵地で1-4という歴史的な大勝を収めた記憶がある一方で、2018/19シーズンには逆に1-4で大敗を喫するなど、あらゆる状況をくぐり抜けてきています。直近の対戦(昨シーズン、ビジャレアルがこの地で4-0の大敗を喫するわずか数週間前)でも、彼はドルトムントから貴重な1-1の引き分けをもぎ取っており、敵地の強烈なサポーターによるプレッシャーにも全く動じることはありません。グラチがもたらす安定感こそが、今のビジャレアルに必要な最後のピースとなるはずです。(via SPORT)(via MARCA)