ベティス戦で試されるイニゴ・ペレス監督の判断と正GK定位置争いの行方
開幕からラ・リーガのゴールマウスを守ってきたルイス・ジュニオールに対し、グラチがチャンピオンズリーグの最難関アウェイで完璧なアピールを果たしたことで、チーム内の正GK論争が一気に激化しています。
ここで最大の焦点となるのは、イニゴ・ペレス監督がドルトムント戦で見せたグラチの起用を、チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイを見据えた特定の「大会ごとのターンオーバー」として位置付けているのか、それとも「正GKの定位置(序列)逆転」の第一歩と捉えているのかという点です。フィールドプレイヤーとは異なり、ゴールキーパーという特殊なポジションにおける起用変更は、過密日程による体力的なターンオーバーという意味合いよりも、監督からの信頼やチーム内での明確なメッセージとして受け取られます。
したがって、次節ベティス戦でのイニゴ・ペレス監督の選択は極めて重要な意味を持ちます。もしラ・セラミカでのベティス戦でもグラチが連続して先発に名を連ねるならば、ドルトムント戦での絶賛のプレーによって実際の定位置争いでリードを奪ったという見方が強まります。一方で、ルイス・ジュニオールが先発に戻るならば、ルイス・ジュニオールが依然としてラ・リーガにおける正GKであり、グラチの起用は欧州カップ戦特有の戦術的選択であったという整理になります。いずれにせよ、イニゴ・ペレス監督の手元には高水準で競い合える2名の素晴らしいゴールキーパーが揃っており、その決断に大きな注目が集まっています。(via SPORT)