バレンシアCF
バレンシアCFにとっては、フロントへの批判と不満が極限に達する「不合格」の最終日となった。CEOのロン・グーレイは午後10時過ぎ、無言でオフィスを後にしている。その中で最大の光となったのは、リバプールから23歳のイングランド代表MFハーヴェイ・エリオットをローン(買取オプションなし)で獲得したこと。給与の75%をバレンシアが負担する条件で合意に達し、エリオットはメディカルチェック後に『信じられないようなクラブに来ることができた。ここでプレーする機会をもらえて感謝しているし、全力を尽くして素晴らしいパフォーマンスを見せたい。クラブの歴史を知っているし、多くの努力が求められることも分かっている』と熱い想いを語った。(via SPORT / Superdeporte / ElDesmarque)
一方、前節デポルティーボ戦で右ハムストリングを負傷したFWウマル・サディクは少なくとも2ヶ月以上の長期離脱が決定。この緊急事態を受け、イングランド2部バーミンガム・シティのドイツ人FWマルヴィン・ドゥクシュのローン獲得でクラブ間合意に達していたが、ドゥクシュが過去に起こした飲酒運転での罰金処分を調査・精査することにバレンシアが時間を浪費。バーミンガム側に「時間切れ」を宣言されて破談となる失態を演じた。その後、急遽レバンテのFWエッタ・エヨンに触手を伸ばすも拒否された。これにより、今夏のバレンシアの数少ない実質的な投資案件(400万ユーロ)として加入した日本人MF佐藤恵允(Ryunosuke Sato)にかかる期待は、サディクの離脱もあってより大きなものとなっている。(via Superdeporte / ElDesmarque / AS / Mundo Deportivo / SPORT)
なお、ポルトガル人MFアンドレ・アルメイダはラシン・サンタンデールへのローン移籍が決定。長期離脱中のFWディエゴ・ロペスは一時的にファーストチーム登録を抹消され、選手枠を確保する措置が取られた。カンテラにはセネガルのBe Sport Academyから18歳FWアブドゥ・サラムを獲得し、フベニールAに登録した。(via Mundo Deportivo / SPORT / Superdeporte / ElDesmarque)
セビージャFC
セビージャFCは、資金難の中で効果的な立ち回りを見せ、フランス1部のサンテティエンヌから21歳のベルギー代表FWルーカス・スタッシンを250万ユーロのレンタル料を支払ってローン獲得。この契約には2500万ユーロの買取オプション(行使時にはサンテティエンヌが将来の売却益の20%を保持)が含まれている。さらに、リールから25歳のポルトガル人左ウイング、フェリックス・コレイアも同じくローン(買取オプション付き)で獲得した。また、レバンテからメキシコのクラブ・アメリカへ移籍したカンテラ出身MFカルロス・アルバレスの移籍金800万ユーロのうち、30%の保有権分として約200万ユーロの現金が舞い込む嬉しい臨時収入もあった。(via Estadio Deportivo / MARCA / SPORT / ElDesmarque)
最終盤にはウェストハムのエドソン・アルバレス獲得に動いたが土壇場で決裂。これにより22歳の生え抜きMFマヌ・ブエノがファーストチームへ正式昇格。ファビオ・カルドーゾやマルコン、マルク・ロカは残留となった。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
セルタ・デ・ヴィーゴ
セルタ・デ・ヴィーゴは、メキシコのクラブ・アメリカからウルグアイ代表DFセバスティアン・カセレスを移籍金500万ユーロで獲得、2030年までの4年契約を締結した。27歳のカセレスはメディカルチェックをパスした後に合流する。また、余剰人員となっていたカルレス・ペレスとの契約を解除。さらに、ファーストチームに帯同し、すでに33試合の出場実績がある22歳の若手DFヨエル・ラーゴが正式にファーストチーム昇格を果たし、背番号18を着用することが決定した。なお、守護神イバン・ビジャールの母親マリア・ドロレス・マルティネスさんが69歳で他界され、クラブ全体が哀悼の意を表している。(via ElDesmarque / MARCA / AS / SPORT)