解除金2000万ユーロは危険水準!超新星ミゲル・シエラの契約見直しへ&レジェス以来の快挙達成
セビージャの開幕ロケットスタートにおいて、最大の推進力となっているのが22歳の右ウィング、ミゲル・シエラだ。グラナダ出身のアタッカーはガルシア・プラサ監督の全幅の信頼に応え、ここまで2ゴールを挙げているだけでなく、アスレティック戦とデポルティボ戦でそれぞれ相手の一発退場を誘発。勝ち点6を直接的に引き寄せる圧巻の働きを見せている。
前節のデポルティボ戦でも、GKレオ・ロマンが弾いたこぼれ球を目ざとく押し込んで貴重な決勝ゴールを記録。さらに激しいアタックを仕掛けて相手DFアンヘリーニョのレッドカードを引き出すなど、ピッチ上で絶大な異彩を放った。
データ面でも歴史的な数値を叩き出している。
デポルティボ戦でミゲル・シエラは、10回以上のボール回収、10回以上のドリブルトライ、そして12回のデュエル勝利を同時に記録。セビージャの選手が1試合の中で「回収10回以上・ドリブル試行10回以上・デュエル勝利10回以上」を同時に達成したのは、2005-06シーズン以来実に20年ぶりの快挙となった。
また、今季のラ・リーガ全体においても、攻撃的選手としての地上デュエル勝利数(41回)で全選手中2位(1位はオサスナのアンテ・ブディミルの42回)にランクインしている。
さらに、Bチーム(セビージャ・アトレティコ)登録の背番号を背負う選手が、開幕6試合で2ゴール以上を記録したのはクラブ史上3人目の記録だ。過去にこれを達成したのは、2001-02シーズンに弱冠18歳で彗星の如く現れたホセ・アントニオ・レジェス(奇しくもミゲル・シエラと同じ節で得点)と、2022-23シーズンのホセ・アンヘル・カルモナのみ。まさに伝説的OBの系譜を継ぐブレイクを果たしている。
この凄まじい躍進に伴い、フロント陣は契約面の緊急対策を迫られている。
現在、大手データサイト等でのミゲル・シエラの市場推定評価額はわずか30万ユーロにとどまっているが、実際のピッチ上でのパフォーマンスとは大きくかけ離れている。セビージャは今年4月16日、トップチームデビューを果たした彼と2029年6月30日までの長期契約を結び、契約解除金を2,000万ユーロに設定して流出を阻止した。
しかし、現在のように欧州中のスカウト陣から注目を集める存在となったことで、2,000万ユーロという解約金は資金力豊富な強豪クラブにとって「あまりに安く買い叩きやすい危険な水準」へと変貌してしまった。そのためクラブ首脳陣は、今季の早い段階でシエラ側と再交渉のテーブルに着き、年俸格上げとともにバイアウト条項を大幅に引き上げる契約改定を実施する方針を固めている。
指揮官ガルシア・プラサ監督も、22歳の愛弟子に対して惜しみない賛辞を贈っている。
『彼は与えられたチャンスを100%活かしきっている。私は全ての選手に対して公平でありたいと考えているが、ミゲルは自らのピッチ上のプレイで定位置を勝ち取った。彼がこのレベルのパフォーマンスを見せ続ける限り、私からスタメンの座を奪うことは絶対にない』
今季ここまで全6試合で先発出場を果たし、合計419分間にわたり右サイドを支配し続けている。
アウェイの地リアソールに詰めかけたサポーターについて、シエラ本人も大興奮で感謝を口にした。
『敵地にもかかわらず、まるで自分たちのホームで戦っているかのような声援を送ってくれた。本当にクレイジーで、セビージャのファンは間違いなく世界一だ』(via Estadio Deportivo)