フリアン・アルバレス交渉はアトレティコと泥沼冷戦中 バルサは今夏の補強をあえて断念し1月補強に資金温存へ

🔥今夏のメインターゲットであるアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの獲得をめぐり、バルサとアトレティコ・マドリードの対立は修復不可能なレベルにまで悪化しています。アルバレスは体調不良を名目にアトレティコの全体練習を3日連続でボイコットしており、土曜日のセビージャ戦への欠場が完全に確定。シメオネ監督はソルロートの怪我も重なり、ストライカー不足という深刻な問題に頭を悩ませています。アトレティコ側は、1億5000万ユーロの巨額オファーを提示しているアーセナルへの売却ならいつでも受け入れる姿勢を見せているものの、宿敵バルサに対しては一切の妥協を拒否。バルサへの移籍を断固阻むため、契約解除金として設定されている5億ユーロの満額支払いを突きつけています。アルバレス本人はスペインの生活を深く愛しており(最近子供が生まれ、家族も快適に過ごしている)、かつて所属したマンチェスター・シティのあるイングランドへの復帰は望んでいませんが、アーセナルは昨季のプレミアリーグ優勝やCLファイナリストという高い実績を誇る競技プロジェクト、そしてヨーロッパ最高峰の年俸を掲げて選手側の説得に総力を挙げています。

クラブ首脳陣の対立も極まり、アトレティコのCEOミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏が『FCバルセロナ側の偽善、倫理の欠如、不誠実さ、プロ意識のなさに嫌悪感を抱いており、どのような状況下でも交渉に応じるつもりはない』と極めて強い表現で非難したのに対し、バルサの副会長ラファ・ユステ氏は即座に反論。『彼のことを知っているだけに、このような発言が出たことには驚きを隠せません。これは単に場違いなだけでなく、完全な教育の欠如であり、最低限のリスペクトさえ欠いている。彼は一線を越えてしまいました』と激怒しました。この背景について、ホタ・ジョルディ氏らメディア関係者は、数か月前にアトレティコ側がアルバレスに対して今夏の移籍をサポートする約束を交わしていたメッセージや会談の記録(バルサの名前が明記されているもの)が存在することを暴露していますが、アトレティコ側は『誤解があっただけでバルサ移籍を約束したわけではない』と釈明しています。

バルサは現在も1億ユーロのオファーを維持したまま、ジョアン・ラポルタ会長を筆頭に可能性を探り続けていますが、プランBとされていたインテルのラウタロ・マルティネス獲得の選択肢をすでに完全除外。これにより、今夏のストライカー補強は「アルバレスでなければ誰も獲得しない」という極端な方針が確定しました。むしろ、クラブのスポーツ部門は一歩先を見据え、火曜日に迫る今夏の移籍市場の終了までに大金を無理に投じず、あえてファイナンシャル・フェアプレーの許容枠と資金を残す決断を下しました。これは、チームの得点状況や怪我人の発生具合を見極めながら、1月の冬の移籍市場で確実にトップクラスのストライカーを狙うための戦略的判断です。ただし、現在ライプツィヒから関心を集めるマルク・カサドの売却(2500万〜3000万ユーロを期待)や、1500万ユーロと評価されるエクトル・フォートのソシエダ移籍が最終段階で成立した場合、ハンス・フリック監督の強い要望があれば、アラウホやアルバロ・コルテスが抜けた「センターバック」の緊急補強(クバルシ、エリック・ガルシア、クンデ、クリステンセン、ジェラール・マルティンらの代役)に少額を充てる可能性があります。それも、すべて1月にFWを獲得するための予算枠を残すことが厳格な前提となっています。(via SPORT / MARCA)