歓迎の拍手と激しい抗議が混ざり合うサン・マメス!ワールドカップ王者の祝福セレモニーが招いた分裂

試合前のサン・マメスのピッチ上では、7月にアメリカで開催されたワールドカップでスペイン代表として世界の頂点に立った、守護神ウナイ・シモン、アイメリック・ラポルト、ニコ・ウィリアムズの3選手に対するワールドカップ優勝セレモニーが行われました。

両チームの選手、さらには審判団がピッチ上に花道を作り、ラポルトが優勝トロフィーを掲げてウナイ・シモンやニコ・ウィリアムズと登場した際、スタジアムの多くのファンからは惜しみない拍手と祝福の歓声が送られました。

しかしその一方で、地元バスクの独自の政治的アイデンティティや独立性を非常に強く重んじる一部の熱狂的なサポーターグループ(主にゴール裏のウルトラスなどのグラダ・デ・アニメーション)からは、スペイン代表としての戴冠に対して激しいブーイングや激しい非難の指笛が吹き荒れました。彼らはバスク国「Euskal Herria」のコールを叫び、スタジアム全体の意見は祝福と抗議で真っ二つに分裂する物議を醸す形となりました。

また、一部のソシオ団体から「代表チームのユニフォームを着用した画像や映像をスタジアムの大型スクリーンで一切流さないこと」という強い要求が事前にクラブに突きつけられていたため、当日の大型スクリーンにはワールドカップでの彼らのプレー映像は一枚も上映されず、セレモニー自体も非常に簡素な形に制限されました。ルイス・デ・ラ・フエンテ代表監督もスタジアムの貴賓席に招かれて表彰の立会人となりましたが、スクリーンの映像は一瞬流れたのみで、サポーターにはほとんど気付かれませんでした。(via MARCA)