ナバラの小さな村で20年続く謎の「ハゲ祭り」!おまるで洗礼を受ける独自の儀式とユニークなスローガンが話題に

スペイン北部ナバラ州に位置する、人口わずかな Allo(アジョ)という小さな村で、20年以上も受け継がれている極めて風変わりな伝統イベント「ハゲ祭り」が開催され、国内で大きな話題を呼んでいます。この祭りに参加するためには、ある一つの絶対的な条件をクリアしていなければなりません。それは「頭部に髪の毛が一切ないこと(スキンヘッド、またはハゲていること)」です。

このお祭りグループ(ペニャ)の代表を務めるホセ・ルイス・オチョア氏が地元のテレビ番組で明かしたところによると、この一風変わった集まりは『20年前のある夏の朝、村のフェスティバルの最中に冗談半分で自然発生的に生まれたアイデア』だったといいます。当初はただのジョークだったものが年を追うごとに評判を呼び、今年はなんと隣のバスク地方のレンテリア村からも多くのハゲたちが押し寄せ、将来的には国際的なイベントへとスケールアップする夢も語られています。

最も周囲を驚かせるのは、新しく入籍するメンバーが受ける、村の広場の噴水で行われる「洗礼の儀式」です。通常、洗礼式では神聖な貝殻などが使われますが、この祭りでは設立当初から一貫して、なんと「おまる(便器)」が使われています。このおまるに溜めた水を新入メンバーのツルツルの頭部にかけることで、正式な一員として認められます。

特製のご馳走を囲んで盛り上がる宴の席では、メンバーたちがそれぞれの薄毛の歴史(年齢によるもの、徐々に後退した者、あるいは自ら好んでスキンヘッドにした者など)を告白し合い、「髪の毛がないことによる生活上の素晴らしいメリット」を大いに称え合います。彼らが挙げるメリットには、『朝起きてから髪を整える無駄な時間を極限まで節約できること』『常に顔の輪郭がすっきりと清潔に見えること』『シャンプーやドライヤーの時間を省いてタイムパフォーマンスを最適化できること』などがあります。

青い特製バンダナとシャツを身にまとった彼らの背中には、誇らしげに活動のスローガンがプリントされています。その言葉は、『神は一部の完璧な頭を作り出し、それ以外の凡百の頭を隠すために髪の毛を与えた』という、ユーモアに満ちたものです。

(via MARCA)