W杯とプレシーズン

2026年ワールドカップ(アメリカ・カナダ・メキシコ共催)の開催により、イニゴ・ペレス新監督のプレシーズン計画は通常とは全く異なるアプローチを強いられます。

ラ・リーガの新シーズンは8月15日・16日の週末(あるいは14日の金曜日)に開幕することが決定しています。W杯で準決勝まで進出した選手を多く抱えるチームには開幕戦延期の特例が認められていますが、ビジャレアルがこの特例の対象になる可能性は極めて低いと見られています。

現在、ビジャレアルからは7名の選手が各国代表としてW杯に参加しています。タジョン・ブキャナンとタニ・オルワセイ(カナダ)、アレックス・フリーマン(アメリカ)、ローガン・コスタ(カーボベルデ)、レナト・ベイガ(ポルトガル)、パペ・ゲイェ(セネガル)、ニコラ・ペペ(コートジボワール)の7名です。また、ガーナ代表のトーマス・パルティもW杯に参加していますが、彼はすでに契約満了を迎えており、大会終了後にクラブへ戻ることはありません。

代表選手が所属する国々のグループリーグ終了日は、カナダが6月24日、コートジボワールが6月25日、セネガルとアメリカが6月26日、カーボベルデが6月27日、ポルトガルが6月28日となっています。ヨーロッパや南米の強豪国と比べると、ビジャレアルの所属選手が準決勝まで勝ち進む可能性は相対的に低いため、クラブは予定通り8月中旬の開幕に向けて準備を進めています。なお、6月30日にはRFEF(スペインサッカー連盟)の総会が開かれ、国内大会の詳細なカレンダーが発表される予定です。

イニゴ・ペレス監督は、夏のプレシーズンを段階的なフェーズに分けて計画しています。選手たちは7月6日にメディカルチェックを受け、7月9日からフィールドでの初トレーニングを開始します。この時点ではW杯がまだ進行中であり、代表選手たちは不在です。そのため、プレシーズン序盤はBチームやフベニールから多くの若手選手を招集し、少人数のグループで戦術的な基盤を構築していくことになります。

さらに、AFE(スペインサッカー選手協会)の規定により、W杯に参加した選手は大会敗退後から最低21日間の連続した休暇を取得することが義務付けられています。このため、グループリーグを突破した選手はチームへの合流が自動的に8月にずれ込みます。開幕までに実質2週間しか準備期間が取れない選手も出てくるため、クラブは筋肉系の負傷リスクを強く警戒しています。イニゴ・ペレス監督とコーチングスタッフは、代表組の選手たちを肉体的に保護することを最優先とし、リーグ戦序盤は出場時間を制限したり、個別の調整プランを提供することも検討しています。

(via Estadio Deportivo)