ヨーロッパリーグ10回目の挑戦の完全総括
🌍 セルタの今シーズンのヨーロッパリーグの夢は、ドイツのフライブルクでの敗戦をもって幕を閉じた。しかし、10回目の挑戦となった欧州の舞台での足跡は色濃く残っている。チームは今大会で14試合を戦い、欧州6カ国を巡った。通算成績は7勝5敗2分、22得点19失点という結果だった。ピッチ上で選手たちが走った総距離は1475.82キロメートルに達し、これは準決勝に進出したチーム以前のどのクラブよりも多い走行距離である。ビーゴから夢の終わりを告げられたフライブルクまでの直線距離とほぼ同じ距離を走り抜いたことになる。
✈️ グループステージの軌跡はドラマに満ちていた。開幕戦はドイツのシュトゥットガルトにアウェイで挑み、1000人以上のサポーターが見守る中、終盤にボルハ・イグレシアスがゴールを奪うも1-2で敗北した。続く第2節、ホームのバライードスでのPAOK戦では、C・タンガナが手がけたクラブ創立100周年アンセム「Oliveira dos cen anos(百年のオリーブの木)」が欧州の舞台で初めて響き渡る中、イアゴ・アスパスの同点ゴールを皮切りに3-1の逆転勝利を飾った。
👑 第3節のホームでのニース戦は歴史的な一日となった。アスパスが開始わずか2分で先制ゴールを決め、2-1で勝利。この試合でアスパスは公式戦出場534試合目を記録し、かつてのエル・グラン・カピタンであるマノロの記録を抜いてクラブ歴代最多出場記録を更新した。試合後にはドローンと音楽による盛大なトリビュートが行われ、妻のジェニファー・ルエダと3人の子供と共にピッチ中央で涙を流すアスパスの姿は、多くのファンの胸を打った。
⚽ その後、第4節でディナモ・ザグレブにアウェイで3-0の快勝(約600人のファンが帯同)、第5節でルドゴレツにアウェイで2-3の敗戦(ジョーンズ・エル=アブデラウィのゴールは大会ベストゴールに選出)、第6節はホームでボローニャに0-1で敗れた。背水の陣となった第7節ホームでのリール戦では、ウーゴ・ソテロが前半28分で一発退場となる圧倒的不利な状況の中、カール・スタルフェルトの強烈なヘディングで勝ち越し2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を決定づけた。最終節はアウェイでツルヴェナ・ズヴェズダと1-1の引き分けで終えた。
🔥 決勝トーナメント・プレーオフでは再びPAOKと激突。ホーム1年間無敗を誇っていた敵地トゥンバ・スタジアムで、ミゲル・ロマンのヒールパスからアスパスが先制し2-1で勝利を収めた。ホームでの第2戦もスウェドベリのゴールで1-0と勝利し、クラブが配った数千の旗で美しく彩られたバライードスで歓喜の瞬間を迎えた。
🇫🇷 ラウンド16の相手は強豪オリンピック・リヨン。ホームでの第1戦は1-1で引き分けたが、アウェイの第2戦では0-2の歴史的勝利を飾った。この試合には約3000人のファンがフランスまで駆けつけ、欧州大会におけるクラブ史上最大のアウェイ動員記録を樹立した。深夜のペイナドール空港には、勝利を祝うためにあらゆる世代のファンがチームを出迎えた。
💔 そして迎えた準々決勝フライブルク戦。アウェイでの第1戦で0-3の完敗を喫し、ホームでの第2戦に向けてSNSでは「Eu creo no Celta(私はセルタを信じる)」というスローガンが拡散され、壮大な出迎えが行われた。しかし試合は1-3で敗れ、奇跡の逆転突破は叶わなかった。
🎙️ 試合後、アスパスは『いつの日か、あの扉が倒れるくらいに強く叩き続けてやる』と力強く語り、未来への決意を示した。彼は9年前の敗戦の際にも欧州の舞台への帰還を誓い、それを自らの手で実現させている。今回のヨーロッパリーグでの冒険は、クラブに1700万ユーロ以上の資金と、ファンとの強固な絆を残した。
(via SPORT)