レアル・オビエド
今季セグンダ(2部)において最大の昇格候補の一角に推されているレアル・オビエドは、本拠地カルロス・タルティエレに20,649名の大観衆を動員したものの、レガネスを相手に0-1の痛烈な完封負けを喫し、開幕2試合で1分け1敗(勝ち点1)と手痛いスタートとなりました。
ジュリアン・カレロ監督は、前節から左サイドバックにベテランのフアン・クルスを据える変更を行って臨みました。前半19分に一瞬のサイドの崩壊から失点したものの、直後の20分に相手ゴールキーパーが一発退場となり、試合時間の70分以上を1人多い「数的優位」の状態で戦う展開となりました。
しかし、オビエドの攻撃はテンポが非常に遅く、中盤での組み立てにもアジリティが著しく欠如していたため、10人で自陣に引きこもるレガネスの強固なディフェンスブロックを全く崩すことができず、前半は決定機すら皆無。
後半に入り、指揮官はイスファン(Isfan)、アイサール、サムらを一気に投入。イスファンがヘディングをクロスバーに当てるなど終盤に決定機を作りましたが、交代出場したレガネスのGKルカ・ジダンの神がかったセーブ連発にことごとく阻まれ、最後までネットを揺らすことができませんでした。
さらに、試合終了後には、相手のアルバロ・テヘロの深刻なケガに伴うアクシデントなど、スタジアムが異様な緊張感に包まれたままタイムアップ。カレロ監督は『これほど早い段階で数的優位を得ながら、ホームのファンの前で勝ち点を落としたことは大きな失敗であり、サポーターに対して深く失望させてしまったことを謝罪したい。私たちのチームは、特に攻撃の縦への切り替えと、ゴール前でのアジリティを早急に改善する必要がある』と、厳しい表情でチームの欠陥を認めました。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
CDレガネス
レガネスは敵地カルロス・タルティエレにおいて、前半20分というあまりに早い時間から10人での過酷な戦いを強いられたものの、驚異的な守備戦術と強固な団結力でレアル・オビエドを0-1で破るという、今シーズンのセグンダにおける最大の大金星を挙げました。
ルベン・アルベス監督率いるレガネスは、立ち上がりから素晴らしいインテンシティを見せ、前半19分に左サイドからナイム(Naim)が送った素早いマイナスのパスを、エリア手前で受け取ったガルビ(Gharbi)が右足で冷静にニアサイドへ突き刺し、鮮やかに0-1の先制点を奪いました。
しかし、そのわずか1分後の後半20分、オビエドが放ったロングボールに対してエリアを飛び出したGKラウル・フェルナンデス(Raúl Fernández)が、相手の Chris Ramos を激しく倒してしまい、VARによるモニター確認の末に一発退場のレッドカードを提示される最悪の展開に陥りました。
指揮官は26分にミッドフィルダーのケクタ(Kechta)をベンチに下げ、急遽控えGKであるルカ・ジダン(Luca Zidane)をピッチに送り込みました。
ここから、レガネスの「10人の戦士」による歴史的な防衛戦がスタート。センターバックのマーベル、イグナシ・ミケル、そして中盤のアティエンサらが狂気的なカバーリングで中央のスペースを完全に閉鎖し、オビエドに縦パスを1本も許さない強固な組織を構築。後半にオビエドが攻撃的選手を並べて猛攻を仕掛けてきた場面では、ルカ・ジダンがイスファンのボレーやアイサールの決定的な至近距離シュートをアクロバティックにストップする神セーブを連発し、ゴールに完全に鍵をかけました。
しかし、この歓喜の勝利の直後、ピッチ上に不穏な空気が流れました。左サイドバックとしてフル稼働したアルバロ・テヘロ(Álvaro Tejero)が、終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間に膝を激しく捻ってピッチへ崩れ落ち、自らの顔をユニフォームで覆って激しく号泣しながら担架で搬送されました。医療スタッフは重傷を懸念しており、週明けに詳細な精密検査が行われる予定です。 (via Mundo Deportivo / SPORT)