RCセルタ・デ・ヴィゴ

バライードスでの今季初戦は、セルタにとって天国から地獄へと突き落とされる悲劇的な一戦となった。オサスナを相手に1-2で敗れ、開幕から2試合続けて白星から見放される結果となっている。

試合前には、今夏に世界王者の称号を手にしたFWボルハ・イグレシアスが満員のファンからスタンディングオベーションを受け、メダルを胸に輝かしくピッチに登場。元主将のセルヒオ・アルバレスから記念プレートを贈呈され、始球式を行うなどスタジアムはお祝いムード一色だった。さらに、移籍騒動で揺れ動いたDFハビ・ルエダの残留が正式決定し、即座に先発メンバーに名を連ねたことでサポーターのボルテージは最高潮に達した。

前半14分、主将のイアスパスが右サイドから鋭くカットインし、目の前のディフェンダーを嘲笑うかのような精密なコントロールから、相手GKセルヒオ・エレーラが一歩も動けない極上の左足シュートを突き刺して先制に成功。完全に試合を支配していた。

しかし、すべてを台無しにしたのは後半51分のワンプレーだった。ルーズボールを争ったDFマルコス・アロンソが相手の足首へ危険なタックルを見舞い、主審は一度イエローカードを提示したものの、VARの介入によってレッドカードへと変更され一発退場。この致命的な数的不利によりセルタは瞬時に崩壊し、わずか10分間で2失点を喫して逆転を許した。終盤にジュトグラらを投入して総攻撃を仕掛けたが、オサスナの組織的な守備に阻まれた。DFハビ・ロドリゲスは『退場処分がゲームのすべてを変えてしまった。前半は我々が圧倒していただけに悔しい』と肩を落とした (via MARCA)。

アトレティコ・マドリード

フリアン・アルバレスの去就を巡るバルセロナとの機関競争は、アトレティコ側による強烈な『完全交渉拒否声明』の発表により、かつてないほどの怒りと敵意が剥き出しになる泥沼状態へ突入した。

アトレティコの最高意思決定機関である取締役会(大株主のフォンド・アポロのメンバーが多数を占める)は、バルサ側とのいかなる交渉をも全面的にボイコットする方針を全会一致で承認し、公式声明を発表した。その内容は『アトレティコは常に倫理的かつプロフェッショナルな交渉を望んできたが、バルサはその要件を満たしていない。よって、フリアンの売却に関する交渉はこれまでも、そしてこれからも一切行わない』と、ライバルを痛烈に非難するものだった (via eldesmarque)。

さらに、CEOのヒル・マリンはテレビカメラの前で激怒し、次のように吠えた。『フリアンは本当にひどい精神状態にある。彼を騙し、混乱させた人物たちが周囲にいるからだ。 Laporta会長の厚烈なアプローチは嘘に満ちており、その不誠実さと倫理観、プロ意識の欠如には反吐が出る。私の言葉は鉄の掟だ。彼をバルサへ売却することは100%あり得ない』。もしフリアンがアトレティコでのプレーを完全に拒絶する場合、クラブは1億2000万ポンド(約1億4000万ユーロ)以上の破格の巨額オファーを準備しているプレミアリーグのアーセナルへの売却のみを容認する姿勢を示している。

当のフリアン・アルバレスは『体調不良』を理由に2日連続でクラブの練習を無断欠席。情報の暴露によると、フリアンは代理人のイダルゴや家族、弁護士と自宅で5時間を超える深夜の緊急会談を行い、自らの未来を『アトレティコに残留してサポーターとチームに謝罪し、信頼を回復する』か、『本意ではないが、アーセナルへの移籍を受け入れる』かの2択に絞り込んだという。また、フリアンはクラブのキャプテンであるコケやオブラク、ヒメネスに対し、バルサの1億ユーロのオファーに耳を傾けるようヒル・マリンCEOへ仲介を依頼していたことも発覚した。シメオネ監督はロッカールームで『これは上層部の問題であり、我々にはコントロールできない。しかし、この騒動がチームの調和を大きく乱している』と、選手たちへ警告を与えている。一方、この混乱の裏で、ポルトガルの巨頭ベンフィカが、ディフェンスの要であるウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスの獲得に向けて極秘裏に獲得へ動いているとのスクープも舞い込んでいる (via SPORT)。