ADセウタFC

街で発生した深刻な移民危機(31-J事件)の影響が残るなか、ADセウタFCはスポーツ面でも極めて過酷な状況に直面している。7月末の騒乱により夏のアディショナルタイムまで補強ターゲットとの交渉が難航・破談し、最終週に駆け込みで獲得した新戦力の適応が遅れた結果、チームは開幕からFCアンドラ、UDラス・パルマス、RCDマジョルカ、セルタ・フォルトゥナ相手に4連敗を喫して最下位に沈んでいる。

守護神のギジェ・バジェホは『街を歩く際に後ろを振り返らざるを得ないような緊張状態は、精神的に非常に厳しい。自分たちにも家族がいる』と胸中を明かしつつ、街の復興やデモ活動への参加を通じて実情を訴えている。ホセ・フアン・ロメロ監督も『国全体がセウタの危機に気づいてくれたことに感謝している』と述べ、慈善試合を提案したレアル・ベティスをはじめ、レアル・マドリードやセビリアFCなどサッカー界からの支援に謝意を示した。

今週末に予定されているブルゴスCFとのアウェイ戦に向けては、スポーツ面での窮地がさらに深まっている。負傷離脱中のラペーニャ、メンサー、アヌアル、コネに加え、新たにセドリックが離脱。さらに前節セルタ・フォルトゥナ戦で一発退場となったカパには1試合の出場停止処分が科された。マリーノの回復も間に合わず、合計7名もの確定欠場者を抱えることとなった。ロメロ監督は苦しいメンバー繰りを強いられるが、対戦相手のブルゴスCFも初戦のコルドバCF戦以降勝利がなく不安を抱えているため、双方にとって浮上の契機がかかった一戦となる。(via Estadio Deportivo)