元主力グデリのフリー移籍動向: 退団発表とマラガCFからのオファー、クラブの寂しい別れへの舞台裏

かつてセビージャFCの守備の生命線として公式戦に貢献し、今夏6月30日の契約満了をもって7年間の長いキャリアに幕を下ろした34歳(11月に35歳)のセルビア代表MFネマニャ・グデリの去去就に注目が集まっています。

現在フリーエージェントのグデリは、個人トレーナーとともに完全非公開のピッチで自主トレーニングを行っていますが、ここ数時間で、今シーズン1部(プリメーラ)へ奇跡的な復帰を果たしたアンダルシアの隣人、マラガCFが彼に対して正式な獲得オファー(1年契約)を提示しました。マラガでのプレーであれば、グデリ自身が長年愛着を抱くセビリアの自宅から非常に近い距離でプロのキャリアを継続できるため、本人もこの提案を前向きに検討しています。

しかしその一方で、グデリの長年の貢献度に対するクラブの「別れのセレモニーの冷遇」を巡り、一部メディアやサポーターの間で批判の声が上がっています。セビージャFCは、近年退団したエリック・ラメラ、イヴァン・ラキティッチ、フェルナンド・レゲスといった他の功労者たちに対しては、サポーターを集めた大規模な退団記念式典(オメナヘ)を盛大に開催して送り出しました。

しかし、長年チームの最後方を死守し続けたグデリに対しては、クラブ公式メディアでの短い退団アナウンスと契約満了のプレスリリースを発行したのみで、一切のセレモニーが行われませんでした。グデリ本人は、いかなる公式の場でもクラブの対応を批判せず、極めてプロフェッショナルでエレガントな対応を貫いていますが、SDのホセ・イニャシオ・ナバロ氏が主導したこのベテラン切りと別れの冷たい手法は、チームのアイデンティティを損なうものとして、ファンの間で寂しさと疑問を残しています。(via Estadio Deportivo)

守護神の流出回避と守備陣の緊急調査: チェルシーDFアダラビオヨへの関心とカンテラDFカストリンへのバレンシアの食指

セビージャのディフェンスラインは、今夏の市場でセザール・アスピリクエタの現役引退、およびタンギ・ニャンズとフェデリコ・ガットーニの完全移籍による放出を経て、現在は新加入のフアン・イグレシアス、アルーナ・サンガンテ、ジュリオ・ディアスが加入して人数を確保しています。

しかし、構想外のファビオ・カルドーゾに加えて、マルコンがブラジルへの移籍を希望していること、さらに契約更新交渉が難航しているカンテラ出身のDFアンドレス・カストリン(契約は2027年まで、クラブの更新提示額が極めて低いため破談状態)に退団の可能性が浮上しているため、守備陣の再崩壊が危惧されています。

特に21歳の若き才能であるカストリンに対しては、今シーズンから3バック(3枚のセンターバック)の導入を決定しているバレンシアCFが、移籍金約600万ユーロ(さらにセビージャ側が将来の売却益の一部を確保する条項付き)での獲得に向けて具体的なアプローチを開始しました。

これらの不測の事態に備え、SDのナバロ氏は、メキシコのプーマスに所属するルーベン・ドゥアルテやRCDマジョルカのアントニオ・ライージョといったベテラン勢の状況を調査すると同時に、イングランドのチェルシーに所属する1.97メートルの超大型DFトシン・アダラビオヨ(28歳、市場価値1600万ユーロ)をローン(期限付き移籍)で獲得できないか、極秘裏に打診を行いました。

アダラビオヨはチェルシーでの過剰な人員整理の対象となっており、ベンフィカ、アストン・ヴィラ、オリンピック・マルセイユといった強豪も参戦していますが、セビージャの提示できる条件は「年俸600万ユーロをチェルシー側と分割して負担する、買い取りオプションなしの期限付き移籍」のみであり、実現に向けたハードルは非常に高くなっています。(via Estadio Deportivo)