因縁深まるルイス・ミゲル・ラミスの復讐劇とブライアン・サラゴサのエル・サダール帰還
エスパニョールにとってエル・サダールでのオサスナ戦は、過密日程の口火を切る極めて重要な一戦です。チームはここ3試合で2敗1分けと勝ち星から見放され、ピッチ上のパフォーマンス面でも疑問符が付けられています。今週は土曜日のオサスナ戦を皮切りに、火曜日のラヨ・バジェカーノ戦、金曜日のエルチェCF戦と、代表中断期間に入る直前までの7日間に3試合を戦う激動のスケジュールが控えています。ここで連敗の波を止め、弾みをつけることが不可欠です。
この試合には特別な「因縁」と「エモーショナルな物語」が交差しています。
まず、対戦相手オサスナを率いるルイス・ミゲル・ラミス監督にとって、エスパニョールは浅からぬ因縁を持つ古巣です。ラミス監督はセグンダ・ディビシオン(2部)時代の2023年11月6日、ルイス・ガルシア前監督の後任としてエスパニョールの指揮官に就任しました。しかし、昇格戦線の真っ只中にあった2024年3月12日、ウエスカおよびアルコルコンと2試合連続で引き分けた直後、リーグ戦12試合を残した段階で電撃解任されました。順位的に昇格の可能性が十分に残されていた段階での決断であり、ラミス監督自身も解任の理由を納得できず、苦い記憶として心に遺恨を残しました。その後チームを引き継いだマノロ・ゴンサレス監督が1部昇格を成し遂げた経緯もあり、ラミス監督にとっては自分を追い出した古巣に対して己の腕を証明する雪辱の舞台となります。
一方、今夏のエスパニョールの目玉補強であるブライアン・サラゴサにとっても、エル・サダールは胸が高鳴る特別なスタジアムです。前節セビージャ戦で残り15分間ピッチに立ち、鮮烈なデビューを果たしたマラガ出身のアタッカーは、昨季2024-25シーズンにバイエルン・ミュンヘンからの期限付き移籍でオサスナに所属していました。
2024年8月9日にパンプローナへ到着したブライアン・サラゴサは、ハンジ・フリック監督率いるFCバルセロナを4-2で破った一戦で圧巻の1ゴール1アシストを記録。ヴィセンテ・モレーノ監督のもとで輝きを放ち、同年10月にはスペイン代表復帰への扉を開きました。オサスナを去る際、ブライアン・サラゴサはサポーターに向けて『このクラブの一員となれたことは誇りであり、誰もが家のように温かく接してくれました。毎試合が皆さんから受け取った愛を返す機会でした』という感謝のメッセージを贈っています。かつて愛されたスタジアムに、今度は青と白のユニフォームを纏って乗り込むブライアン・サラゴサのプレーに大きな注目が集まります。(via Mundo デポルティーボ・ラ・コルーニャ)