超大型補強ヤン・ディオマンデ獲得の全貌とオリーセ断念
レアル・マドリードは今夏の移籍市場における「銀河系(ガラクティコ)」として、コートジボワール代表の19歳のウインガー、ヤン・ディオマンデをRBライプツィヒから獲得する見込みです。彼は右ウイングを主戦場としながらも両サイドでプレーできる予測不可能性と多様性を兼ね備えています。レガネスの下部組織から欧州でのキャリアをスタートさせ、わずか半年でライプツィヒへ飛躍。プロとしてのクラブ公式戦46試合に出場して15ゴール11アシスト(昨季のブンデスリーガでは33試合12ゴール8アシスト、または13ゴール10アシストとも記録されています)という驚異的な成績を残しました。さらに、先日のワールドカップ2026でもコートジボワール代表として大ブレイクし、ノルウェー代表に敗れるまで魅力的なプレーを披露しました。
彼を巡っては、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、バイエルン・ミュンヘンといった欧州のメガクラブが果てしない争奪戦を繰り広げていました。特にPSGは、W杯の大会期間中に選手側とプロジェクトを含めた個人的な基本合意に達しており、獲得のポールポジションに立っていました。しかし、レアル・マドリードが代理人会社であるRoc Nationを通じて土壇場で猛烈なアプローチを開始し、選手へのオファーとライプツィヒへの移籍金提示額を大幅に引き上げたことで状況が一変しました。
ライプツィヒはディオマンデの移籍金として1億3000万ユーロを要求していましたが、最終的にレアル・マドリードとは1億1500万ユーロから1億2000万ユーロの間で決着する見込みです。これは、ジュード・ベリンガム(1億2700万ユーロ)、エデン・アザール(1億2080万ユーロ)に次ぐ、クラブ史上3番目の超高額移籍となります。契約期間は2031年6月30日までの5年間で、近日中にマドリードへ移動してメディカルチェックを受け、火曜日にオーストリアでのプレシーズン合宿へ出発する前に公式発表される予定です。
このマドリードの介入により、PSGは公式声明を発表し、獲得レースからの完全撤退を宣言しました。『PSGは本日夜、ヤン・ディオマンデに関する関心と提示したオファーを正式に取り下げ、すべての交渉を終了した。要求された移籍金や給与の条件は完全に不釣り合いであり、市場のバランスを歪める性質のものだった。PSGは、厳格で責任ある財務管理とチームバランスの原則を決して放棄しない。ここ数年で最も多くのタイトルを獲得し、欧州王者であるPSGは、人為的なインフレゲームや一部の仲介者の策略には引きずられない。クラブは冷静かつ自信を持って移籍市場の戦略を継続する』。PSGはイ・ガンインやゴンサロ・ラモスの売却により1億ユーロ以上の資金を得ていましたが、市場価値がわずか1年前には2000万ユーロだった選手に対して、これ以上の異常な高騰には付き合わないと判断しました。
なお、フロレンティーノ・ペレス会長が以前、「1億5000万ユーロという最大のオファーを出す」と宣言していた真のターゲットは、バイエルン・ミュンヘンのマイケル・オリーセでした。しかし、バイエルンのクリストフ・フロイントSDが『彼については全く議論の余地がない。休暇から戻るのを楽しみにしているし、今季のキープレーヤーになる』と売却を完全拒否。これを受け、レアル・マドリード側も公式声明で『直接的にも間接的にも、選手や代理人、関係者といかなる接触もしていない』と発表し、オリーセ獲得の道を完全に閉ざしました。その結果、すべてのリソースがディオマンデに向けられたのです。
ディオマンデは、デンゼル・ダンフリース、イブラヒマ・コナテ、マルク・ククレジャ、ベルナルド・シウバに続く、今夏5人目の新戦力となります。モウリーニョ監督もこの獲得に完全なGOサインを出しており、マドリードは昨季のトレント・アレクサンダー=アーノルド、アルバロ・カレーラス、ディーン・フイセンに続き、巨大な資本を持つプレミアリーグのクラブと真っ向から渡り合う補強戦略を確立しています。今週には、ディオマンデの古巣であり、今回の移籍で10%のキャピタルゲインを得るレガネスとのトレーニングマッチも予定されています。 (via MARCA)