負傷者情報:エズ・アブデ

モロッコ代表としてワールドカップで輝くはずだったエズ・アブデだが、直前のノルウェー戦で無念の負傷を負った。ハーフタイム直前、元ベティスのチャディ・リアドらとの偶発的な競り合いで倒れた際、体重がかかっていた右膝に激突された。診断結果は右膝内側側副靱帯の中程度の捻挫で、全治4〜6週間。代表チームは彼を残すためにあらゆる手を尽くしたが、最終的に登録メンバーから外さざるを得なかった。アブデは靭帯を保護する大掛かりな膝用サポーターを装着し歩行に困難が伴いながらも、ブラジルとの初戦を現地で応援し、背番号17のシャツを着てピッチサイドを歩く姿が見られた。

FIFAの規定により大会に参加しない選手は合宿を離れなければならないため、アブデはスペインに帰国する。まずはエルチェで両親と過ごした後、フランスの膝専門センターで回復の第一段階を行う予定だ。これはベティスの医療スタッフとの合意によるもので、リハビリと休暇を並行しセビージャの日常から離れることを目的としている。ベティスのプレシーズンは7月7日に始まるが、アブデは代表活動に参加していたため合流が遅れる権利がある。幸い重傷ではないため、プレシーズンの大部分には参加でき、ちょうど2ヶ月後の8月中旬のリーグ開幕には間に合う見込みだ。

クラブはアブデに対してニューカッスルなどから関心が寄せられているものの、契約解除金の6000万ユーロを要求する姿勢を崩していない。アブデ本人は自身のSNSで次のように強い決意を語っている。

『こんなに重要な大会を逃すのはとても辛いし、痛まないと言えば嘘になる。困難な時にこそ、信仰、忍耐、そして感謝の気持ちが最も価値を持つんだ。僕を知っている人なら、僕が絶対に諦めないことを知っているはずだ。より良く、より強くなって戻ってくるために、これまで以上に力と希望を持って毎日取り組んでいくよ』(via ElDesmarque)