ニコ・ウィリアムズの「酷使厳禁」方針とエディン・テルジッチ新監督の覚悟

スペイン代表を世界一に導き、大会期間中に2035年までの超巨額な契約延長にサインしたニコ・ウィリアムズ。しかし、昨シーズンのアスレティックでの彼のパフォーマンスは、恥骨結合炎の痛みに苦しめられたことで、本来の実力とは程遠い非常にグレーなシーズンとなってしまいました。

昨季のアスレティックは、悲願だったチャンピオンズリーグの舞台に戻ったものの、新フォーマットのリーグフェーズで29位という屈辱的な成績で早期敗退。コパ・デル・レイでも準決勝で宿敵リアル・ソシエダに完敗し、リーグ戦は12位と大低迷して欧州カップ戦の出場権を完全に失いました。

エルネスト・バルベルデ前監督は、イェライ・アルバレスの育毛剤使用に伴うドーピング陽性という不運な出場停止処分や、カンテラの期待の星だったウナイ・エギルスの重傷、さらにラポルタの獲得交渉がアル・ナスル側の抵抗によって難航したことなど、守備陣の崩壊に常に悩まされていました。

その結果、バルベルデ前監督は前線で最も違いを作れるニコ・ウィリアムズを限界を超えて酷使し続け、外部の専門医による徹底した治療を受けさせる決断を下したときには、すでに手遅れの状態でした。ニコは満身創痍の状態でワールドカップに臨まざるを得ず、デ・ラ・フエンテ監督のもとでユーロ2024の時のように世界を震撼させるようなパフォーマンスを発揮することはできませんでした。

新たに就任したエディン・テルジッチ監督は、このバルベルデ前監督が犯した「ニコの過剰酷使」という過ちを新シーズンで絶対に繰り返してはならないと強く心に誓っています。テルジッチ監督は、ニコがチームの攻撃において替えの利かない最重要のピースであることを深く理解しているからこそ、シーズンを通じて彼の疲労とコンディションを極めて綿密にコントロールし、必要であれば数週間にわたって完全に休養を与えることも辞さない、絶対的な保護管理方針を固めています。(via SPORT) / (via Mundo Deportivo)