サンティアゴ・ベルナベウの黙祷投稿を巡り、中国政府系メディアがレアル・マドリードを「分裂主義」と大批判
🇨🇳レアル・マドリードが公式Instagramに投稿した内容に対し、中国の政府系メディアから「分裂主義を煽る誤ったメッセージ」として激しい批判が寄せられ、中国国内のインターネット上で大炎上を巻き起こしています。
発端となったのは、先週末に行われたマラガ戦のキックオフ前にサンティアゴ・ベルナベウで捧げられた1分間の黙祷です。これは8月26日にネパールで発生した氷河崩壊に起因する大規模な洪水・泥流災害の犠牲者を追悼するもので、土砂崩れはチベット自治区分(ジロン県)を直撃し、両地域で死者1000名以上、行方不明者4000名以上を出す大惨事となっていました。
黙祷の後、クラブは公式Instagramに「ネパールとチベットが被った恐ろしい洪水被害の犠牲者を追悼して」サンティアゴ・ベルナベウで黙祷を行ったとする写真を投稿しました。しかし、中国の公式メディアやネットユーザーは、このメッセージの中で独立国である「ネパール」と、中国の一部である「チベット」を同列に並べて言及したことに対し、チベットを独立国家のように扱い、中国の主権を脅かす「分裂主義を暗に助長している」として激怒しました。
中国共産党の機関紙「人民日報」の傘下である英語紙「グローバル・タイムズ」は、クラブのこの公式メッセージが『本質的に隠れた分裂主義者の言説を助長する誤ったメッセージである』と厳しく批判する記事を掲載しました。中国側は、チベットに言及する際には、中国政府が公認している「西蔵(Xizang)」というローマ字転写や、「中国のチベット」という表現を厳密に使用すべきだったと主張しています。
中国の大手ソーシャルメディア「微博(Weibo)」では、政府系メディアの北京日報が主導して「レアル・マドリードがチベットとネパールを同列に扱い、修正を拒否している」というハッシュタグを作成。このハッシュタグには20以上の公式メディアが参加し、一時トレンドの11位まで急上昇しました。チベットを巡る政治や人権の問題は欧米や国連などから批判を受ける一方で、北京政府にとっては極めて敏感な主権問題であり、今回のレアル・マドリードの投稿はその核心に触れる形となってしまいました。 (via Mundo Deportivo)