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ラージョ・バジェカーノ vs エスパニョール

ラ・リーガ / jornada-6 / Estadio de Rayo / 2026年9月16日(水)

ラージョ・バジェカーノ 2-1 エスパニョール

試合サマリーと得点経過

2026年9月15日、ラ・リーガEASPORTS第6節において、ラージョ・バジェカーノとRCDエスパニョールの一戦が開催されました。本拠地バジェカス・スタジアムの改修・安全検査に伴い、レガネスのエスタディオ・ムニシパル・デ・ブタルケを暫定的なホームとして戦うラージョ・バジェカーノが、2

0-1)

得点経過の詳細分析

1点目(ラージョ 1-0、前半2分)エスパニョールのガブリエル・モスカルドが自陣深くでスローインを受けた直後、バックパスの処理を誤る痛恨のロスト。すかさずボールを奪ったラージョのセルヒオ・カメジョが右サイドの深い位置へ侵入し、マイナスのクロスを供給します。中央で相手DFオマル・エル・ヒラリが中途半端に弾いたこぼれ球に鋭く反応したのがアルバロ・ガルシア。フリーで受けたアルバロ・ガルシアが右足で落ち着いてゴールネットへ蹴り込み、ラージョが電光石火の先制点を奪いました。

2点目(ラージョ 2-0、前半26分)エスパニョールのクリアボールを中盤で回収したラージョの左サイドバック、アドリア・ペドロサがそのままドライブをかけてインサイドへ持ち込みます。アドリア・ペドロサは左ウィングのアルバロ・ガルシアに縦パスを預け、そのままエリア内へランニング。アルバロ・ガルシアからの絶妙なリターン(壁パス)をペナルティエリア左の狭い角度で受けると、アドリア・ペドロサは迷わず右足を振り抜き、相手GKマルコ・ドミトロヴィッチの脇を抜く鋭いグラウンダーのシュートを反対側のサイドネットへ突き刺しました。古巣エスパニョールに対するリスペクトからゴールパフォーマンスは封印したものの、完璧な崩しによる追加点となりました。

3点目(エスパニョール 2-1、後半54分)後半頭からの選手交代で勢いを取り戻したエスパニョールが反撃に出ます。中盤のハビ・エルナンデスが相手のライン間でボールを受け、ペナルティエリア前線へ向けて鋭い縦パスを通します。エリア内で背背中に相手を背負いながら収めたのは、絶好調のストライカー、ロベルト・フェルナンデス。対峙したラージョのDFムハイ・サディクをキックフェイント一発で完璧にかわすと、右足のインサイドで綺麗なカーブをかけたシュートを放ち、GKエミル・オーデロの手が届かないゴール逆サイドの隅へ美しい弾道を叩き込みました。

試合全体の展開

前節サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦から過密日程の中で臨んだラージョでしたが、立ち上がりから主導権を完全に掌握しました。前線からの圧倒的なハイプレスと両ウィングのスピードでエスパニョールを自陣に閉じ込め、2分に先制すると26分にも加点。セルヒオ・カメジョのシュートがクロスバーを叩くなど、前半だけで3点、4点と差が開いていてもおかしくない圧倒的なパフォーマンスを披露しました。

対するエスパニョールは、過密日程に伴うターンオーバーが裏目に出て前半はミスを連発。ハーフタイムにマノロ・ゴンサレス監督が主力を3人同時に投入する決断を下すと、後半は一変してエスパニョールが怒涛の猛攻を仕掛けます。54分にロベルト・フェルナンデスが追撃弾を奪い、その後もリーデルのミドルシュートなどがラージョゴールを襲いましたが、ラージョのGKエミル・オーデロの好セーブと全員守備の前にあと一歩届かず。アディショナルタイム98分にはカウンターを手で阻止したエスパニョールのオマル・エル・ヒラリが一発退場となり試合終了。ラージョが暫定本拠地ブタルケでの無敗記録を守り抜き、貴重な勝ち点3を手にしました。

戦術・采配のポイント

両チームの陣形と戦術的アプローチ

ラージョ・バジェカーノ(ベニャト・サン・ホセ監督)基本フォーメーションは4-2-3-1を採用。パテ・シスとウナイ・ロペスがダブルボランチを組み、前線のセルヒオ・カメジョ、ペドロ・ディアス、そして両翼のアルバロ・ガルシアとジョルジ・ツィタイシュヴィリが連動したチェイシングを連発しました。特に左サイドのアルバロ・ガルシアとアドリア・ペドロサのコンビネーションは強烈で、エスパニョールの右サイドバックであるオマル・エル・ヒラリの背後を執拗に突き、ビルドアップの出口を完全に塞ぎました。

エスパニョール(マノロ・ゴンサレス監督)連戦による疲労を考慮し、中盤にガブリエル・モスカルドとラファ・バウサを抜擢、左サイドには初先発のキリンチー・ハルトマンを配置するスタメン変更を実施しました。しかし、中盤の強度不足と噛み合わせの悪さからラージョのハイプレスを解除できず、自陣でのボールロストを連発。前線のロベルト・フェルナンデスが孤立する悪循環に陥りました。

監督の交代策とその影響

マノロ・ゴンサレス監督(エスパニョール)のハーフタイム3人替え不甲斐ない前半の内容に激怒したマノロ・ゴンサレス監督は、後半開始と同時にヒノホ、モスカルド、バウサを下ろし、ブライアン・サラゴサ、エドゥ・エスポジト、マルコス・フェルナンデスを同時に投入しました。中盤の構成を修正してボール保持のテンポを上げると、ブライアン・サラゴサの個人技とエドゥ・エスポジトのゲームメイクでチームの勢いが激変。後半の主導権を奪い返し、追撃の1点を生み出す見事な采配を見せました。

ベニャト・サン・ホセ監督(ラージョ)の逃げ切り策後半に体力が落ち込み、相手の猛攻に晒されたベニャト・サン・ホセ監督は、61分にウナイ・ロペスとムハイ・サディク(またはグンゴロ・ブアレ)を下げ、中盤のフィルター役にオスカル・バレンティンとグンゴロ・ブアレを投入。さらに76分には前線で走り疲れたセルヒオ・カメジョとツィタイシュヴィリに代えてフラン・ペレスとアレマオを投入し、前線の強度とカウンターの鋭さを維持しました。終盤にはイバン・バリウを投入して守備ブロックを完成させ、泥臭くリードを守り切りました。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地主要メディア(MARCA, AS, SPORT, Mundo Deportivo, El Desmarque,Relevoなど)の評価を集約すると、好対照な前半と後半を反映した採点傾向が見られます。

全メディアから試合のMVP級(10点満点換算で8.5点相当、MARCAやSPORTで最高評価の星3つ)の絶賛を受けました。先制ゴールと2点目のアシストだけでなく、守備への俊敏な切り替えが高く評価されています。ベニャト・サン・ホセ監督が「ラ・リーガで最高のサイドアタッカーのひとり」と評した通り、SPORT紙は「攻撃のあらゆる場面で違いを作り、エスパニョール陣地を破滅に追い込んだ」と大絶賛しました。

古巣相手に鮮やかな追加点を決めた左サイドバックに対し、MARCAやMundoDeportivoは7.5点〜8.0点の高評価を与えました。左サイドでの圧倒的な推進力と、アルバロ・ガルシアとの阿吽の呼吸による崩しが高く評価されています。

敗れたエスパニョールの中で唯一、SPORT、MARCA、El Desmarqueなどの全紙から7.5点〜8.0点の高採点を得ました。開幕6試合6ゴールという驚異的な決定力に対し、SPORT紙が「個人の打開力とフィニッシュ精度はすでに欧州トップクラブ水準」と手放しで称えた一方、MARCA紙は「前半はチーム全体の不調により完全に孤立していたが、後半に巡ってきたわずかな決定機を逃さない勝負強さが際立った」と、チームの停滞と個人の決定力を対比して解説しました。

先制点の引き金となる軽率なロストを犯し、前半のみで途中交代となったため、MARCAやSPORTでチーム最低レベル(3.0点〜4.0点相当)の厳しい評価となりました。「ラ・リーガの強度とスピードに完全に飲まれていた」と手厳しい批評が並びました。

後半からの途中出場ながら、SPORTやMARCAで7.0点前後の高評価を獲得。「敗色濃厚だったチームのテンポと意気込みを一変させ、反撃の狼煙を上げた」と途中投入による展開の変化が評価されました。

後半のエスパニョールの怒涛のシュートラッシュを寸前で防ぎ続けた守護神に対し、ElDesmarqueやMARCAは7.0点〜7.5点をつけ、「ブタルケでの勝利を最終的に手繰り寄せた影の功労者」と称えました。

試合後の監督・選手コメント

ベニャト・サン・ホセ監督(ラージョ・バジェカーノ)

「前半の出来はまさに圧巻だった。ボールを保持し、奪い返し、攻撃でタレントを発揮して、前半だけで4-0にしていてもおかしくない素晴らしい内容だった。後半は相手が主力を投入して苦しい時間帯もあったが、レアル・マドリード戦から中2日という過密日程の中で、選手たちは死力を尽くして戦ってくれた。ブタルケという慣れない環境の下で3試合・勝ち点7を獲得できたことは非常に大きな成果だ。素晴らしいプレーを見せたアルバロ・ガルシアはラ・リーガ最高のサイドアタッカーのひとりであり、クラブの誇りだ」

マノロ・ゴンサレス監督(エスパニョール)

「前半の出来は極めて不甲斐なく、11人全員のパフォーマンスに深く失望した。ハーフタイムで全員を交代させたいくらいだった。相手のインテンシティに対し、私たちは10倍遅いスピードでプレーしてしまった。後半は交代で修正し、本来の自分たちのサッカーを見せることができたが、1部リーグでこのような前半をプレゼントしてしまっては挽回するのは不可能に近い。ロベルト・フェルナンデスのスペイン代表招集の可能性について聞かれるが、負けた直後の今、私にとって代表の件は正直どうでもいい。だが彼のパフォーマンス自体は素晴らしく、このペースで決め続ければ来年はマンチェスター・シティにいるだろう」

ロベルト・フェルナンデス(エスパニョール/FW)

「後半に反撃を見せたが、エンジンがかかるのが遅すぎた。前半のうちに自分たちでピッチ上のプレッシャーを調整すべきだった。代表に選ばれることは子供の頃からの夢であり、サポーターの歌声には感謝している。金曜日の代表発表時は携帯電話を握りしめて注目したいが、まずはチームとして勝ち点を持ち帰りたかった」

アドリア・ペドロサ(ラージョ・バジェカーノ/DF)

「チームとして非常に強い入りができた。古巣のエスパニョールは僕が育った特別なクラブなので、ゴールを決めても喜ばないのはリスペクトの証だ。後半は苦しい展開になったが、最終的に勝利を掴み取ることができて本当に嬉しい」