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ラ・リーガ / 第3節 / リアソール / U-NEXT・DAZN / 2026年8月31日(月)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ 対 バレンシア

デポルティーボ・ラ・コルーニャ 3-1 バレンシア

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試合サマリーと得点経過

  • 開催日時:2026年8月30日(ラ・リーガ第3節)
  • スタジアム:エスタディオ・アバンカ・リアソル
  • スコア:デポルティーボ・ラ・コルーニャ 3 - 1 バレンシアCF(前半 2 - 1 / 後半 1
  • 0)-得点者:【デポルティーボ】セサル・タルレガ(13分・オウンゴール)、ピエール=エメリク・オーバメヤン(17分)、ムクタル・ディアカビ(53分・オウンゴール)【バレンシア】ウマル・サディク(24分)

8年ぶりにラ・リーガ1部の舞台へと帰ってきたデポルティーボ・ラ・コルーニャが、超満員のリアソルで歓喜に沸いた。サポーターによる12分間の抗議ストライキが明け、スタジアム全体に割れんばかりの歌声が響き渡った直後、試合は一気に動く。前節までの立ち上がりの重さを払拭したデポルティーボは、中央でのテンポ良いパスワークとハイレベルな前線プレッシングでバレンシアCFを完全に翻弄。前半だけで2点を先行すると、相手の反撃を自陣でのミスによる1点のみに抑え、後半にも加点して3 -1で圧勝。復帰後初勝利を飾るとともに、かつての「スーペル・デポル」を彷彿とさせる熱気を取り戻した。

【各得点シーンの詳細】

  • 13分(デポルティーボ1-0):右サイドで獲得したコーナーキックが起点。キッカーのルイスミ・クルスが左足でカーブをかけた鋭いクロスをニアサイドへ送る。これに打点の高いジャンプで飛び込んだ右サイドバックのシモ・ナバロが頭で合わせると、ボールはカバーに入っていたバレンシアDFセサル・タルレガの体に当たってコースが変わり、GKストーレ・ディミトリエフスキの手をかすめてゴールネットに吸い込まれた(記録はオウンゴール)。
  • 17分(デポルティーボ2-0):自陣でのボール奪取から生まれた完璧な高速カウンター。中盤でボールを拾ったマリオ・ソリアノが前方の広大なスペースを見逃さず、相手ディフェンスラインの背後へ精緻なスルーパスを通す。これに反応したエースのピエール=エメリク・オーバメヤンが爆発的な加速で相手DFヘスス・バスケスを置き去りにし、飛び出したGKストーレ・ディミトリエフスキの位置を冷静に見極めて頭上を抜く極上のループシュートを沈めた。
  • 24分(バレンシア2-1):デポルティーボの自陣ビルドアップでの痛恨のミスが起点。19歳のセンターバック、ブライト・エデがペナルティエリア内で横パスを選択したものの、キックが弱くバイタルエリアで奪われる。このパスを鋭く狙っていたバレンシアFWウマル・サディクがインターセプトし、出詰まったGKレオ・ロマンをあざ笑うかのように冷静にゴールへ流し込んで1点差に迫った。
  • 53分(デポルティーボ3-1):デポルティーボの中央突破から生まれた決定打。力強い推進力を誇るFWンソンゴ・ビルがペナルティエリア左深くまで力強く切り込み、ゴール前へグラウンダーの鋭いクロスを供給。これが必死にクリアを試みたバレンシアの主将DFムクタル・ディアカビの足に当たり、ボールは自陣ゴールに吸い込まれる痛恨のオウンゴールとなった。

両チームのスタメンと交代

ホーム: デポルティーボ・ラ・コルーニャ(4-4-2)

  • GK: レオ・ロマン
  • DF: シモ・ナバロ、ルカス・ヌービ、ブライト・エデ、ジャコモ・クアリヤータ
  • MF: ルイスミ・クルス、ロレンツォ・アマトゥッチ、リキ・ロドリゲス、マリオ・ソリアノ
  • FW: ンソンゴ・ビル、ピエール=エメリク・オーバメヤン

【デポルティーボの交代・退場】

  • 65分: ルイスミ・クルス OUT → イェレマイ・ヘルナンデス IN
  • 65分: マリオ・ソリアノ OUT → アドリア・アルティミラ IN
  • 75分: ンソンゴ・ビル OUT → ギゼルハルト IN
  • 80分: リキ・ロドリゲス OUT → トビアス・アスプ=アスプ・イェンセン IN
  • 85分: シモ・ナバロ OUT → ラウレイロ IN
  • 退場: 90+3分アドリア・アルティミラ(ファウルによる1枚目の黄色カード直後、オルティス・アリアス主審に対して皮肉の拍手を送ったことで2枚目の黄色カードを受け退場)

アウェイ: バレンシアCF(5-3-2)

  • GK: ストーレ・ディミトリエフスキ
  • DF: ルイス・リオハ、アルナウ・マルティネス、ムクタル・ディアカビ、セサル・タルレガ、ヘスス・バスケス
  • MF: ペペル、フィリプ・ウグリニッチ、ハビ・ゲラ
  • FW: 佐藤龍之介、ウマル・サディク

【バレンシアの交代・負傷】

  • 59分: ルイス・リオハ OUT → ダビド・オトルビ IN
  • 59分: 佐藤龍之介 OUT → アルノー・ダンジュマ IN
  • 59分: ハビ・ゲラ OUT → ウーゴ・ドゥロ IN
  • 65分: ペペル OUT → アルハサン・ディエン IN
  • 81分: アルナウ・マルティネス OUT → ダニ・ラバ IN
  • 負傷欠場・不在: グイド・ロドリゲス(筋肉系負傷)、パブロ・マフェオ(負傷)、ディエゴ・ロペス(長期離脱)、ホセ・コペテ(長期離脱)

戦術・采配のポイント

アントニオ・イダルゴ監督率いるデポルティーボは、ウイング陣のコンディション不安を受け、変形の中央集約型フォーメーションを採用した。ロレンツォ・アマトゥッチと初先発のリキ・ロドリゲスがダブルボランチを組み、その前方にマリオ・ソリアノとルイスミ・クルスを配置する4インサイドミッドフィルダーの布陣を形成。中央で数的優位を作り、ライン間で自在にボールを引き出すことで、バレンシアの守備陣を前後に分断させた。前線ではピエール=エメリク・オーバメヤンが裏のスペースを脅かし続け、ンソンゴ・ビルがフィジカルで相手センターバックを押し込むことで、サイドバックのジャコモ・クアリヤータらのオーバーラップを生み出す計算し尽くされたビルドアップを披露した。

対するバレンシアのカルロス・コルベラン監督は、グイド・ロドリゲスらの負傷欠場や新加入アルナウ・マルティネスの即先発に伴い、5-3-2の守備的ブロックで臨んだ。さらにアタッカーのルイス・リオハを右ウイングバックに据える奇策を打ったが、これが裏目に出る。チーム全体の強度と戦う意識が極めて低く、デポルティーボのパスワークに対して後手後手に回り、引きすぎて自陣に引きこもる悪循環に陥った。ボールを奪っても前線のウマル・サディクや佐藤龍之介が孤立し、守備陣はマークの受け渡しで混乱を極めた。

交代策においても明確なコントラストが出た。アントニオ・イダルゴ監督は、運動量が落ち始めた後半半ばにイェレマイ・ヘルナンデスやアドリア・アルティミラ、公式戦初出場のギゼルハルトらを順次投入。前線からのプレッシング強度を維持し、主導権を渡さずに時計を進めた。一方のカルロス・コルベラン監督は、59分にハビ・ゲラ、ルイス・リオハ、佐藤龍之介の3人を同時に下げる強硬策に出て、ウーゴ・ドゥロやアルノー・ダンジュマ、ダビド・オトルビを投入して前傾姿勢を強めたものの、崩しの形は単発に留まり、遅すぎる決断とチーム全体の集中力欠如をカバーするには至らなかった。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地メディアの採点では、圧倒的なパフォーマンスを見せたデポルティーボの攻撃陣に高評価が集まる一方、自滅したバレンシアに対しては厳しい落第点が並んだ。

デポルティーボ側では、最高評価の9点(10点満点)を獲得したピエール=エメリク・オーバメヤンとマリオ・ソリアノが絶賛の標的となった。SPORT紙はエメリク・オーバメヤンについて「3試合連続ゴールとなる極上のループ。ベテランの風格と圧倒的スピードで相手防衛線を切り裂いた」と評し、マリオ・ソリアノに対しても「ピッチ上のマスター。絶妙なスルーパスでゲームを完全に支配した」と最高級の賛辞を贈った。また、圧巻のフィジカルで3点目を生み出したンソンゴ・ビルには8点、左サイドでアルナウ・マルティネスを圧倒したジャコモ・クアリヤータには7点が与えられた。一方で、失点につながる軽率な横パスミスを犯した19歳のブライト・エデや、途中出場しながら不必要な抗議で退場したアドリア・アルティミラには4点と厳しい評価がついた。

バレンシア側では、絶望的なチーム状態の中で孤軍奮闘したGKストーレ・ディミトリエフスキのみが高評価を得た。El Desmarque紙はストレ・ディミトリエフスキにチーム最高となる7点を与え、「2つのオウンゴールに罪はなく、数々の決定機を防いで大敗を食い止めた唯一のプロフェッショナル」と評した(SPORT紙は5点)。一方で、オウンゴールを犯すなど崩壊したセンターバック陣には容赦ない採点が下された。セサル・タルレガにはSPORT紙が2点、El Desmarque紙が0点(最低点)をつけ、「エメリク・オーバメヤンのスピードに恐怖し、終始パニックに陥っていた」と糾弾。同じくオウンゴールのムクタル・ディアカビにも1点〜2点の最低評価が与えられた。また、慣れない位置で破綻したルイス・リオハ(3点)や、デビュー戦で苦杯を舐めたアルナウ・マルティネス(4点)も低評価となった。相手ミスから得点したウマル・サディクには5点がつけられたものの、「ゴール以外はボールを失い続けた」と手厳しかった。

メディアごとの見解の違いとして、SPORT紙やSuperdeporte紙がバレンシアの全般的な戦術破綻と無策さを「歴史的な恥辱」と厳しく追及したのに対し、El Desmarque紙は個人のミスと守備のパニック状態に焦点を当て、ストレ・ディミトリエフスキの奮闘を強調した点が対照的であった。また、デポルティーボの勝因について、SPORT紙がソリアノとロレンツォ・アマトゥッチによる中盤のパスワークを「芸術的なフットボール」と称賛した一方、MARCA紙は失点に直結したブライト・エデの失策を取り上げ、「1部リーグの厳しさと若さゆえの代償」という視点も提示した。

試合後の監督・選手コメント

【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

  • アントニオ・イダルゴ監督: 「まさに最高の夜だ。サポーター全員が歌い始めたまさにその12分に先制ゴールが生まれたのは運命的であり、私たちが一つになればどれほど強力になれるかを示してくれた。今日の勝利は非常にタフな戦いの末に得たものだ。我々は完璧にゲームをコントロールし、相手にほとんどチャンスを与えなかった。エメリク・オーバメヤンのレベルは圧倒的であり、若い選手たちに与える影響も計り知れない。エデのミスについては、19歳の彼が最高峰の舞台で成長していくための貴重なプロセスだ」
  • ピエール=エメリク・オーバメヤン(FW): 「チームにとって今季初勝利を挙げることが何自由より重要だった。スタジアムの雰囲気は素晴らしく、ファンが僕たちに巨大なエネルギーをくれたよ。個人としても3試合連続でゴールを決められて嬉しいけれど、何よりもチームメイトからのパスが素晴らしかった。僕の3ゴールはすべて彼らの最高のアシストのおかげだ。バレンシアは過去(アーセナルやバルセロナ時代)にもゴールを決めている相性の良い相手だけれど、今日も良い結果になってよかったね」

【バレンシアCF】

  • カルロス・コルベラン監督: 「今日の試合からポジティブな要素を探すことなど絶対に不可能だ。特に前半の戦いぶりは情けなく、クラブの歴史において許されないレベルだった。私がバレンシアの指揮を執って以来、間違いなく最悪の前半だ。闘争心も集中力も欠けており、ピッチ上で競い合う以前の問題だった。二つのオウンゴールという個別の大惨事以前に、試合に入る姿勢そのものが間違っていた。遠方からリアソルまで駆けつけてくれたファンには、ただただ謝罪するしかない」
  • ストーレ・ディミトリエフスキ(GK): 「怒りと悔しさで言葉もない。最初の20分間の出来はあまりにもひどく、僕たちはバレンシアのユニフォームを着る資格すらなかった。個人のミスの前に、チーム全員がもっと目を覚まし、ピッチ上で泥臭く戦わなければならない。ファンに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだ。このリーグは甘くなく、僕たち全員が一歩を踏み出して意識を変えなければ、大変なことになる」

デポルティーボ・ラ・コルーニャ 対 バレンシア の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
8 デポルティーボ・ラ・コルーニャ 11 3 5 3 15 14 +1 14 WLDLD
19 バレンシア 11 2 3 6 8 17 -9 9 WLDDL
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