2026-09-19 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-19(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
スペインサッカー界では、アトレティコのアルバレスへの批判やエムバペを巡る騒動が現地メディアを賑わせています。一方で、10人で戦い勝利したエルチェの快挙や、バレンシアの新監督候補にアギーレ氏が浮上するなど、チーム体制に動きが出ています。注目選手の動向から監督人事まで、波乱含みの展開が続いています。
トピック 1
アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスに批判の声、レジェンドが言及
何が起きたか
アトレティコ・マドリードに所属するフリアン・アルバレスに対し、クラブのレジェンドであるディエゴ・ゴディンらが厳しい視線を向けている。フリアン・アルバレスは今シーズンの開幕からチームの重要な名前となっているが、サポーターとの関係に課題を抱えている。
具体的には、メトロポリターノでのシーズン初戦において、フリアン・アルバレスはスタンドから激しいブーイングを受けた。この背景には、彼がバルセロナへの移籍を望んでいたという事実がある。また、今週末にはレアル・マドリードとのマドリード・ダービーを控えており、チームは最高の状態を取り戻すことが急務となっている。
ディエゴ・ゴディンは「彼は間違った(選択をした)、今はそれに耐えなければならない」と断言した。また、キコ・ナルバエスは、彼がサポーターと和解するために何が必要かについて言及している。
これまでの経緯
フリアン・アルバレスはアトレティコ・マドリードに加入したが、バルセロナへの移籍を希望していたことが問題視されている。この移籍願望が、ホームスタジアムであるメトロポリターノでのブーイングに繋がった形だ。
一方で、チーム内ではシメオネ監督の下で活動しており、ゴディンはかつてのチームメイトであるアントワーヌ・グリーズマンが抱えていた問題を例に挙げ、フリアン・アルバレスが進むべき道を示唆している。
各紙の報じ方
Mundo Deportivoはゴディンの発言を詳細に伝え、サポーターとの関係性に焦点を当てている。一方、El Desmarqueは、マドリード・ダービーという重要な局面において、彼が最高のバージョンを取り戻すことの困難さと必要性を強調している。
媒体別まとめ
Mundo Deportivo
ディエゴ・ゴディンが、フリアン・アルバレスは選択を誤ったため、現在はその結果に耐えるべきだと指摘したことを報じている。
El Desmarque
マドリード・ダービーを前に、フリアン・アルバレスがサポーターと和解し、本来のパフォーマンスを取り戻すことの重要性について報じている。
Estadio Deportivo
フリアン・アルバレスがバルセロナへの移籍を望んでいたことが原因で、メトロポリターノで激しいブーイングを受けたことを伝えている。
編集部の見方
世界トップクラスの才能を持つフリアン・アルバレスですが、スペインではピッチ上のパフォーマンス以上に、クラブへの忠誠心や移籍騒動が厳しく問われる傾向にあります。特にアトレティコのサポーターは情熱的であり、一度失った信頼を取り戻すには時間がかかるでしょう。
今後の注目点は、直近のレアル・マドリード戦という大舞台で結果を出せるかです。ダービーでの活躍こそが、ブーイングを歓声に変える唯一かつ最短のルートになると考えられます。
トピック 2
10人で戦ったエルチェがエスパニョールを撃破、フェル・ニーニョが2得点で牽引
何が起きたか
ラ・リーガ第7節で、エルチェCFがエスパニョールに3-1で勝利しました。最下位としてRCDEスタジアムに乗り込んだエルチェでしたが、数的不利という絶望的な状況を跳ね除け、今シーズン初勝利を挙げました。
試合は開始早々の6分、フェデリコ・レドンドがVARの介入を経て退場となり、エルチェは試合の大部分を10人で戦うことになりました。しかし、エルチェはロジックに反する強さを見せ、フェル・ニーニョが2ゴールを挙げる活躍でリードを奪いました。エスパニョールは90分以上の時間、数的優位にありながら決定機を活かせず、1-3で敗戦しました。
2得点を挙げたフェル・ニーニョは「勝利は喜びの注入になる。動物のようにトレーニングしており、勇気と根性がある。自分たちを信じている」と語りました。一方、エスパニョールのマルコス・フェルナンデスは「今日のピッチでの振る舞いに対し、怒りと挫折感があるのは理解できる。耐えて謝罪することしかできない」と述べました。
これまでの経緯
エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督は、直前のブタルケでのラージョ・バジャノ戦に敗れており、代表ウィーク前のこの一週間で勝ち点6を積み上げ、前向きな状態で休暇に入りたいと考えていました。また、試合前にはマノロ・ゴンサレスがエスパニョールでの指揮100試合(実際には103試合)を達成し、トミー・ンコノから記念ユニフォームが贈呈されていました。
対するエルチェは、直前の試合でレアル・マドリードに敗れていましたが、最下位からの脱出をかけてこの試合に臨んでいました。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致していますが、エルチェの「精神的な強さ」とエスパニョールの「数的優位を活かせなかった無能さ」という対比が強調されています。特にSPORT紙は、エスパニョールがセビージャ戦に続き、数的優位な状況で相手にダメージを与えられない傾向にあることを指摘しています。
媒体別まとめ
MARCA
フェデリコ・レドンドのミスによる退場がエルチェを窮地に追い込んだが、ロイ・レビボのプレーからフェル・ニーニョが2得点を挙げたことを報じた。
SPORT
エルチェがスタイルよりも魂で勝利したと伝え、一方のエスパニョールは数的優位を活かせず、フェル・ニーニョの決定力に屈したと分析した。
Mundo Deportivo
試合後のマルコス・フェルナンデスの謝罪コメントや、フェデリコ・レドンドの退場シーンの詳細について報じた。
El Desmarque
最下位のエルチェが10人で勝利するという予想外の展開を「ヒーロー的な勝利」として伝えた。
編集部の見方
10人で戦いながら格上の相手を撃破したエルチェの精神力は驚異的です。特にフェル・ニーニョの個の能力と、チームが「家族」として結束して戦った姿勢は、今後の最下位脱出に向けた大きな弾みとなるでしょう。
一方でエスパニョールにとっては、数的優位な状況で勝ちきれないという戦術的な課題が浮き彫りになりました。マノロ・ゴンサレス監督にとって、100試合達成の祝杯をあげる間もなく突きつけられたこの敗戦は、代表ウィーク中の修正事項を明確にした形となります。
トピック 3
バレンシアの新監督候補にハビエル・アギーレ氏が浮上、レアル・ソシエダ戦を前に体制整備へ
何が起きたか
バレンシアの新スポーツディレクターであるブラウリオ・バスケス氏は、カルロス・コルベラン氏の後任監督としてハビエル・アギーレ氏を最有力候補に据えて交渉を進めている。アギーレ氏は初期段階のコンタクトを通過しており、就任への意欲を示している。一方で、ルディ・ガルシア氏も代替案として候補に残っている。
チームは今週日曜日、本拠地メスタージャでレアル・ソシエダと対戦する。ソシエダは直近の公式戦7試合で4敗(直近のボーンマス戦は1-2で敗戦)と低迷しており、バレンシアも同様に7試合で4敗を喫している。バレンシア側は、グイド・ロドリゲス、ホセ・ルイス・ガヤ、アルナウト・ダンジュマの3名が金曜日のトレーニングに復帰し、出場に目処が立った。
監督人事に関しては、バレンシアがアギーレ氏に提示する給与額がコルベラン氏の半分になる可能性があると報じられている。
これまでの経緯
バレンシアではロン・ゴーレイ氏とカルロス・コルベラン氏が電撃的に解任され、現在はメスタージャ(Bチーム)から昇格したオスカル・サンチェス氏が指揮を執っている。しかし、サンチェス氏が続投する可能性は極めて低いとされており、新スポーツディレクターのバスケス氏が正任の監督選定を急いでいる状況にある。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致しているが、MARCAがアギーレ氏を「最も有力な選択肢」として強調しているのに対し、El Desmarqueはルディ・ガルシア氏という代替案の存在や、具体的な給与条件に関する懸念に触れている。
媒体別まとめ
MARCA
ハビエル・アギーレ氏がバレンシアの新監督候補として最も有力視されており、ブラウリオ・バスケス氏との交渉が進展していると報じている。
El Desmarque
アギーレ氏が有力であるとしつつも、ルディ・ガルシア氏が候補に残っていることや、提示給与がコルベラン氏の半分になる可能性を報じている。
Superdeporte
アギーレ氏が初期コンタクトを通過したことを伝え、あわせてオスカル・サンチェス氏の続投可能性は低いと分析している。
編集部の見方
監督交代という混乱の中にあるバレンシアにとって、メスタージャでのレアル・ソシエダ戦は正念場となる。相手チームも直近の成績が振るわないため、互いに勝ち点が必要な展開になるだろう。
注目はやはりアギーレ氏の就任タイミングだ。メキシコ代表を率いた実績を持つ名将が、財政的な制約がある中でバレンシアの立て直しを担えるか。また、若手のロマン・ダビスがベネズエラ代表に招集されるなど、育成面での明るい兆しがある中で、新体制がどう機能するかが今後の焦点となる。
今日の1人
キリアン・エムバペ、バロンドール論争とセウタでの騒動が現地報道を賑わせる
何が起きたか
キリアン・エムバペ選手を巡り、主にバロンドールの受賞可能性と、セウタでの出来事に関する議論が報じられています。セウタのフアン・ヘスス・ビバス会長は、エムバペ選手らに関わる騒動について「これは右翼か左翼かという政治的な問題ではない」と断言しました。
具体的な評価として、セバジョス選手がファビアン・ルイス選手をエムバペ選手より上位に推し、「タイトルか得点か」という議論を提示したことや、ラミン・ヤマル選手の言動がエムバペ選手に関する議論に火をつけたことが伝えられています。また、マルコス・リジョンテ選手がセウタでの騒動や、キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、イブラヒマ・コナテらのジェスチャーについて言及したことも報じられました。
本日の報道全体としては、ピッチ上のパフォーマンスよりも、個人の賞(バロンドール)を巡る論争や、政治的・社会的な文脈を含む騒動への反応に焦点が当たっています。
これまでの経緯
レアル・マドリードに所属し、世界的な注目を集める中心選手として位置づけられています。直近ではバロンドールの候補として名前が挙がっており、得点力という個人の実績と、チームとしてのタイトル獲得という基準の間で評価が分かれている状況にあります。
編集部の見方
日本のファンにとっては、得点数という分かりやすい指標だけでなく、現地スペインでは「タイトル」や「振る舞い」といった多角的な視点から評価が議論されている点が注目されます。特にバロンドールを巡る他選手との比較は、今後の彼の立ち位置を占う重要な指標となるでしょう。
今後は、こうした論争を黙らせるだけの圧倒的な結果を出し続けられるか、またクラブの象徴としての振る舞いが現地でどう受け止められるかが、さらなる評価の分かれ道になると予想されます。