2026-09-17 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-17(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
レアル・マドリードが辛勝したものの、ヴィニシウスらの政治的メッセージを巡り賛否の波紋が広がっています。 セルタは欧州舞台の初戦で敗れ、今季未勝利の危機に直面する厳しい状況となりました。 また、元バルサ監督クーマン氏の妻バルティナさんの訃報が伝えられ、悲しみが広がっています。
トピック 1
レアル・マドリードがエルチェに辛勝、試合前の「セウタ支持」Tシャツを巡り波紋
何が起きたか
レアル・マドリードがエルチェCFと対戦し、2-3で勝利を収めた。試合はハビ・レアルが序盤に2点のリードを奪ったものの、その後エルチェに追いつかれ、最終盤までもつれ込む展開となった。
試合の決定打となったのは91分に決まったカルロス・エスピのゴールで、これによりハビ・レアルが逃げ切りに成功した。一方で、ヴィニシウス・ジュニオールは自身のSNSで「こんなに外してはいけない」と自省的なコメントを残している。
試合前には、ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテの3名がセウタを支持するキャンペーンTシャツを着用してピッチに現れたが、メッセージが見えないよう巻き上げて着用し、すぐに脱いだことが報じられている。
これまでの経緯
レアル・マドリードを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後の会見で「唯一の批判は、試合を終わらせることができるのに終わらせられないことだ」と、勝ち試合をコントロールできなかった点に言及した。
対戦相手のエルチェは現在、18試合で勝ち点2とリーグ最下位に沈んでいる。特に守備面に課題があり、開幕から16失点を喫しており、これはリーグ最多の数字となっている。
各紙の報じ方
試合結果よりも、試合前のTシャツを巡る政治的なジェスチャーへの反応に差が出ている。一部の媒体は選手たちの行動を詳細に報じ、ジャーナリストのロベルト・ゴメス氏はこの件を「非常に深刻だ」と批判的に伝えている。
媒体別まとめ
Mundo Deportivo
ハビ・レアルが2-3で勝利したことを報じるとともに、ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテがセウタ支持のTシャツを完全に着用せず、すぐに脱いだという混乱について伝えている。
MARCA
カルロス・エスピの決勝ゴールによる勝利を報じるとともに、ロベルト・ゴメス記者が、セウタ支持Tシャツを巡る選手たちの振る舞いがファンの間に不快感を与えたと指摘したことを伝えている。
Noticias de Gipuzkoa
ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテがTシャツを胸まで巻き上げてメッセージを隠した状態でピッチに入り、他の選手より先に脱いだことを具体的に報じている。
Estadio Deportivo
モウリーニョ監督が、試合を決定づける能力が不足している点について批判的なコメントを出したことを報じている。
SPORT
ヴィニシウス・ジュニオールがSNSで自身の決定力不足について自省したことや、カルロス・エスピがチームを救ったことを伝えている。
編集部の見方
勝ち切ったとはいえ、2点のリードを許して終盤まで苦しんだレアル・マドリードの不安定さが露呈した形となった。特にモウリーニョ監督が指摘するように、試合をコントロールして「殺す」能力の欠如は、今後の強豪対決において懸念材料となるだろう。
また、ピッチ外での「セウタ支持」Tシャツを巡る騒動は、選手たちが政治的なメッセージに対してどのようなスタンスを取るのか、あるいはクラブの管理体制はどうなっているのかという点に注目が集まる。単なるスポーツの枠を超えた議論に発展する可能性がある。
トピック 2
セルタ、欧州舞台の初戦でオモニアに敗戦。今季未勝利の危機が深刻化
何が起きたか
【何が起きたか】 クラウディオ・ヒラルデス率いるセルタが、UEFAヨーロッパリーグのリーグフェーズ初戦でオモニア・ニコシアと対戦し、0-1で敗れました。
試合は均衡した展開となりましたが、88分にバルコベックに決定的なゴールを許し、敗戦を喫しました。セルタは相手ゴールに向けて試合を支配していたものの、決定機を活かせず、今シーズン初戦となる欧州戦で勝ち点を得ることができませんでした。
試合後、ヒラルデス監督は「すべてが裏目に出るような状況にある」と語り、敗戦を不当に感じている心境を明かしました。一方で、「悲観的にならないように」とチームに呼びかけ、ポジティブな要素もあると述べています。
これまでの経緯
【これまでの経緯】 セルタはラ・リーガにおいて直近3試合で引き分けが続いており、今シーズンは依然として勝利を挙げていない状況にあります。また、今回のオモニア戦には負傷中のイアゴ・アスパスが出場していませんでした。
クラブ事情では、ホームスタジアムの命名権について、14年間にわたるアバンカとの契約が2028年までとなっているものの、それ以降は新たなネーミングへの変更に向けて準備を進めていることが報じられています。
各紙の報じ方
【各紙の報じ方】 主要各紙は一様にセルタの不調と敗戦を報じていますが、視点に差が見られます。MARCAやMundo Deportivoが「今季未勝利」という結果に焦点を当てているのに対し、El Desmarqueは試合の詳細な経過や監督の呼びかけを伝え、Estadio Deportivoは理論上最も弱い相手の一社に敗れたことで欧州大会の勝ち上がりを危うくしたと強調しています。
媒体別まとめ
MARCA
試合を支配していたにもかかわらず敗れたことを報じ、ヒラルデス監督が「すべてが裏目に出る状況」と不当さを感じている点に触れている。
El Desmarque
88分の失点による敗戦を詳報。監督が「悲観的になるな」と警告したことや、スタジアムの命名権変更の可能性についても報じている。
Estadio Deportivo
理論上最も弱い相手の一社に敗れたことで、欧州大会での勝ち上がりが深刻に困難になったと伝えている。
SPORT
4,000キロ離れた地での敗戦により、今シーズン初戦からの勝利なき状況が継続したことを報じている。
Mundo Deportivo
負傷中のイアゴ・アスパスが不在の中、オモニアに敗れ、欧州戦でも目覚めることができなかったと伝えている。
編集部の見方
【編集部の見方】 国内リーグで勝ち星を挙げられないまま、欧州舞台の初戦でも手痛い敗戦を喫したセルタにとって、状況は極めて深刻です。特に、戦力的に優位とされていた相手に終盤で勝ち点を奪われたことは、精神的なダメージが大きいでしょう。
今後の注目は、やはり主軸であるイアゴ・アスパスの復帰タイミングです。攻撃陣が決定力を欠く中で、彼の存在が不可欠となります。また、ヒラルデス監督が語った「ポジティブな要素」が具体的に何であり、それをどう結果に結びつけるかが急務となります。
トピック 3
元バルサ監督ロナルド・クーマン氏の妻バルティナさんが65歳で死去
何が起きたか
元バルセロナの選手および監督であるロナルド・クーマン氏の妻、バルティナ・クーマン・ボデフェルトさんが、9月15日に65歳で死去しました。
El Desmarqueの報道によると、死因はがんであるということです。バルティナさんは1961年1月30日に生まれ、2026年9月15日に逝去しました。
クーマン氏は自身のInstagramアカウントに写真と共にメッセージを投稿し、妻の死を認めました。また、家族からの声明では「深い悲しみと共に、しかし大きな誇りと愛を持って、私の美しい妻であり、私たちの最愛の母、そして祖母であるバルティナ・クーマン・ボデフェルトを見送ります」と述べられています。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致している。
媒体別まとめ
SPORT
バルティナさんが65歳で死去したことを報じ、Mundo Deportivoがこのニュースを先んじて伝えたことに触れている。
Mundo Deportivo
バルサの歴史における偉大なレジェンドの一人であるクーマン氏の妻の死に、バルセロニズム(バルサ支持者)が喪に服していると伝えている。
Superdeporte
元バレンシアの選手でもあるクーマン氏の妻が死去したことを報じ、クーマン氏がInstagramで死を認めたことに言及している。
El Desmarque
死因ががんであることを明記し、バルサのレジェンドであるクーマン氏が最悪の経験をしていると伝えている。
MARCA
サッカー界が喪に服しているとし、家族による詳細な追悼声明の内容を引用して報じている。
編集部の見方
バルセロナのレジェンドとして、また監督としても知られるロナルド・クーマン氏にとって、最愛のパートナーを失うという極めて困難な状況にある。バルサファンのみならず、スペインサッカー界全体に衝撃が広がっているだろう。
特に死因ががんであったことが報じられており、家族の深い悲しみが伝わってくる。今は静かに家族の時間を過ごしてほしいところだ。
今日の1人
ヴィニシウス・ジュニオール、エルチェ戦の不調に自省。政治的ジェスチャーへの賛否も噴出
何が起きたか
エルチェ戦でのパフォーマンスが不調に終わり、ヴィニシウス・ジュニオールはSNSで「これほど多く(チャンスを)外してはいけない」と自省し、自身のミスを悔やむ姿勢を見せました。また、試合中の相手サポーターによる野次に対し、「もっと来い、気をつけろ」と応戦した場面も報じられています。
同時に、キリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテと共にセウタ支持のTシャツを着用したことが大きな議論を呼びました。パコ・ゴンザレス氏やロベルト・ゴメス氏らメディア側は「レアル・マドリードへの敬意を欠いている」と厳しく批判。対してクラブ側は、バルサの際と同様の対応であるとして正当化する姿勢を見せています。
本日の報道は、ピッチ上の決定力不足に対する厳しい評価と、クラブ外の政治的メッセージを伴う行動への論争という、二つの側面から激しく注目を集める形となりました。
これまでの経緯
レアル・マドリードに所属し、世界的な注目を集める存在ですが、直近のエルチェ戦では「惨事」とまで形容されるほどの不調に陥っています。メディアからは「改善しなければベンチ入り」という厳しい警告が出るほど、現状のパフォーマンスに疑問符がついている状況です。
編集部の見方
技術的な不調だけでなく、サポーターへの対応や政治的な意思表示など、ピッチ外での振る舞いがスペイン国内で激しい議論を巻き起こしている点に注目です。日本のファンにとっても、彼のスター性と物議を醸す行動のバランスが今後の焦点となるでしょう。
次戦に向けて、自ら認めた決定力の改善ができるか、そしてクラブ内外の騒動を乗り越えて集中力を取り戻せるかが、今後の評価を分ける分水嶺になると見られます。