2026-09-16 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-16(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
バレンシアが新体制で初勝利を挙げ、ラージョも勝利しホーム復帰への期待を高めています。ベティスは快勝して3位に浮上した一方、アブデ選手が政治的なメッセージを込めたTシャツを着用し物議を醸しました。また、バルサ移籍の舞台裏を語るロドリ選手の告白が注目を集めています。
トピック 1
ラージョがエスパニョールに2-1で勝利、ホーム復帰への道も見え始める
何が起きたか
ラージョ・バジェカーノが、レガネスのブタルケ・スタジアムで行われたエスパニョール戦に2-1で勝利した。ラージョは今シーズン2勝目を挙げ、勝ち点圏での位置を確保した。
試合はラージョが主導権を握り、前半にアルバロ・ガルシアとアドリア・ペドロサのゴールでリードを奪った。エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督は実験的なスタメンを起用したが、前半は一方的な展開となり、後半に巻き返しを図ったものの、ラージョがこのリードを守りきった。観客数は4,000人未満にとどまった。
ラージョのベニャト・サン・ホセ監督は、前半を「ステラ(輝かしい)」と評し、後半は「レジリエントなバージョン」を見せたと分析した。一方、エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督は、前半について「何も正しくできなかった」と振り返りつつ、交代選手への批判に対しては「不公平にならないように」と選手たちを擁護した。
これまでの経緯
ラージョは、スタジアムのセキュリティと衛生面における重大な欠陥を理由に、マドリード州州政府からバジェカス・スタジアムの使用停止措置を受けていた。そのため、今シーズンはブタルケなど他スタジアムへの「強制的な追放(エグザイル)」状態にあり、本試合がその最後となった。
一方で、本試合後にはマドリード州州政府がスタジアムの停止措置を解除したことが伝えられた。これにより、ラージョはついにホームであるバジェカス・スタジアムへの復帰が可能となる。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致しているが、CCMAは観客数の少なさを「プリメーラにふさわしくない、恥ずべき光景」と厳しく批判している。また、Mundo Deportivoはスタジアム復帰というクラブにとっての「最高のニュース」に焦点を当てている。
媒体別まとめ
CCMA
ラージョのホーム不在によるブタルケでの試合を報じ、観客数が4,000人を下回ったことをプリメーラとして恥ずべき光景であると批判した。
Mundo Deportivo
ラージョがエスパニョールに勝利したことと共に、マドリード州州政府がスタジアムの停止措置を解除し、ホーム復帰が可能になったことを報じた。
MARCA
試合がバジェカスではなくブタルケで行われた経緯と、結果的にラージョが2-1で勝利したことを伝えた。
Estadio Deportivo
ラージョがホーム復帰の許可を得て安堵していることと、エスパニョール戦の勝利がホーム復帰前の貴重な勝ち点積み上げになったことを報じた。
編集部の見方
ホームスタジアムを奪われるという極めて困難な状況下で、ラージョが勝ち点を積み上げたことは高く評価されるべき点です。特に、精神的な負担が大きい「追放」状態での連戦を勝ち抜いたことは、チームの結束力の強さを示しています。
今後の注目は、やはりバジェカス・スタジアムへの復帰後、どれだけパフォーマンスを向上させられるかです。サポーターの声援を取り戻した状態で戦えるようになれば、さらなる上位進出への弾みがつくはずです。
トピック 2
バレンシア、新体制で初勝利!ルイス・リオハの決勝弾でアラベスを撃破
何が起きたか
バレンシアがラ・リーガ第6節でデポルティーボ・アラベスと対戦し、1-0で勝利しました。カルロス・コルベラン前監督の解任後、暫定的に指揮を執ったオスカー・サンチェス監督のデビュー戦で、今シーズン初白星を挙げました。
試合は終盤まで均衡していましたが、試合終了間際にルイス・リオハが決勝ゴールを決めました。ルイス・リオハはこの得点により試合のMVPに選ばれましたが、古巣への敬意からゴール後には喜びを表現しませんでした。また、ハビ・ゲラがアシストを記録し、GKディミトリウスキは前半終了直前に決定的なセーブを見せてチームを救いました。
暫定のオスカー・サンチェス監督は「夢のようなデビューだ」と喜びを語り、ハビ・ゲラは「バレンシアは勇敢でアグレッシブであり、勝利に値していた」と振り返りました。また、ギド・ロドリゲスは「勝つことが必要だった。幸運にもそれができた」と述べました。
これまでの経緯
バレンシアは深刻な不調に陥っており、5試合で勝ち点1という状況の中でカルロス・コルベラン監督を解任しました。同時にCEOのロン・ゴーレイも退任し、クラブは構造的な再編を迫られていました。
こうした混乱の中、先週の日曜日にブラウリオ・バスケスがスポーツディレクターに就任しました。新監督の選定は急がれており、10月11日までの決定を目指して候補者の選別(キャスティング)が進められています。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致していますが、ASやSuperdeporteは暫定監督のデビュー戦での勝利という点や、個々の選手のパフォーマンス(ルイス・リオハやハビ・ゲラ、ディミトリウスキら)を詳細に評価しています。一方で、El DesmarqueやEstadio Deportivoは、監督不在の状況で結果を出した点に注目しています。
媒体別まとめ
AS
ルイス・リオハの決勝ゴールとMVP選出を報じるとともに、暫定のオスカー・サンチェス監督が「夢のデビュー」を飾ったことを伝えている。また、ディミトリウスキやパブロ・マフェオらの守備的な貢献を高く評価している。
El Desmarque
コルベラン前監督体制での勝ち点1という低迷から脱却したことを報じている。また、新監督の就任は代表ウィークの休暇までかかるとの見通しを伝えている。
Superdeporte
ハビ・ゲラやギド・ロドリゲスのコメントを引用し、チームの姿勢の変化を強調。オスカー・サンチェス監督が起用した若手のアーロン・マヨルが先発した点にも触れている。
Estadio Deportivo
コルベラン監督が5試合で達成できなかった勝利を、暫定のサンチェス監督が即座に達成したという対比を強調して報じている。
MARCA
試合の日程と放送予定などの基本情報を中心に、バレンシアが監督交代という転換点を迎えて試合に臨んだことを伝えている。
編集部の見方
監督とスポーツディレクターが同時に交代するという極限の混乱状態で、初戦から勝利を挙げたことはバレンシアにとって精神的に大きな意味を持つはずです。特に、暫定監督の下で若手や新戦力が機能し始めた点は、今後のチーム再建に向けた明るい兆しと言えます。
今後の注目は、ブラウリオ新SDがどのような正監督を据えるかです。暫定体制で勢いづいたチームを、誰が引き継ぎ、勝ち点積み上げのサイクルに乗せられるかが焦点となるでしょう。
トピック 3
ベティスが快勝し3位へ、アブデはセウタ支持のTシャツ着用で激しい非難に晒される
何が起きたか
レアル・ベティスがビジャレアルCFに2-1で勝利し、リーグ3位に浮上した。この試合でベティスは期待値(xG)3.57、合計シュート数26本という圧倒的な攻撃力を披露し、マヌエル・ペレグリーニ監督のプランが結実した形となった。
試合では、43分にイスコが蹴ったコーナーキックの流れから、ナタン・デ・ソウザがゴールに押し込み決勝点となる1-2のリードを奪った。また、この試合ではダニ・セバジョスが9年3ヶ月と25日ぶりにベティスのユニフォームを着用し、復帰を果たした。
試合外では、選手たちがセウタ市民への連帯を示す「Todos somos caballas(私たちは皆カバジャスだ)」というスローガンのTシャツを着用。これに対し、エズ・アブデがSNS上で「明日、人生で最悪の時間を過ごすことになる」といった激しい侮辱や脅迫を受けた。アブデは公式声明で「政治的な目的や、私の故郷であるモロッコの人々を軽視したものではなく、社会的な性質のTシャツだった」と説明している。
これまでの経緯
ビジャレアルはイニゴ・ペレス監督就任後、5試合で勝ちがなく勝ち点2にとどまっており、これはクラブ史上最悪のスタートに並ぶ深刻な状況にある。一方でベティスは、移籍市場最終日にフリーでレアル・マドリードから復帰したダニ・セバジョスを迎え、チームの士気を高めている。
また、セビージャFCは直近のバレンシア戦に勝利し、15試合で勝ち点10と好調なスタートを切っている。次戦は、今季のサプライズの一つとなっているデポルティーボ・ラ・コルーニャ(5試合無敗)との対戦を控えている。
各紙の報じ方
主要各紙はベティスの快勝とビジャレアルの危機的状況を報じているが、特にアブデへの脅迫については、MARCAやMundo Deportivo、SPORTなどが具体的な脅迫内容を引用して深刻に伝えている。また、Estadio Deportivoはペレグリーニ監督がベティス史上最高のスタートという新記録を達成した点に注目している。
媒体別まとめ
AS
ベティスの攻撃的なパフォーマンスを絶賛し、ペレグリーニ監督のプランが完璧に機能していると報じた。また、アブデが受けた侮辱についても触れている。
Estadio Deportivo
ペレグリーニ監督がベティス史上最高のスタートという金字塔を打ち立てたことを強調。同時に、セビージャの好調さとデポルティーボ戦への展望を報じた。
Mundo Deportivo
ビジャレアルがクラブ史上最悪のスタートに並んだというデータ面を強調。アブデへのSNS上の脅迫についても詳細に伝えている。
MARCA
ダニ・セバジョスの約9年ぶりの復帰を大きく報じた。また、ビジャレアルの現状を「ミニ危機」と表現し、アブデへの激しい非難についても報じている。
SPORT
ナタンの得点シーンやアブデの公式声明を詳しく伝えた。また、ビジャレアルの守備的な脆弱性と、デポルティーボの好調さに言及している。
El Desmarque
ダニ・セバジョスの復帰を喜ぶチームの雰囲気を伝えた。また、アブデを擁護するクリストバル・ソリアの意見を紹介している。
編集部の見方
ベティスにとっては、セバジョスの復帰とペレグリーニ監督の戦術浸透により、今季は非常に高い位置での戦いが期待できる。特に攻撃陣の爆発力はリーグ屈指のレベルに達していると感じられる。
一方で、アブデが直面している問題は深刻だ。スポーツの枠を超え、政治的・社会的な背景から選手個人が激しい攻撃を受ける現状は懸念される。ピッチ上のパフォーマンスは高く評価されているだけに、精神的なケアが今後の鍵となるだろう。
また、対照的に絶望的な状況にあるビジャレアルが、この「ミニ危機」をどう脱出するのか。次戦のマラガ戦で結果を出せなければ、監督交代論が現実味を帯びてくるはずだ。
今日の1人
バルサ移籍の舞台裏を告白。ロドリが語る決断とバロンドールへの視点
何が起きたか
ロドリ選手がバルセロナへの移籍に関する詳細を語りました。移籍は簡単な決断ではなく、その過程でジョゼ・モウリーニョ氏に電話をしたことを明かしています。また、チームメイトであるラフィーニャ選手を「スペクタクル」、ジュリアン・アルヴァレス選手を「ブルータル(凄まじい)」と高く評価し、改めて獲得したい人材であると言及しました。
メディア各社は、ロドリ選手がバルササポーター(クレス)からの愛情に感激している様子や、ジダン氏との夕食について触れたパーソナルな一面を報じています。また、バロンドールを巡っては、自身ではなくラミン・ヤマル選手に王座を譲るという姿勢を見せたことが注目されました。
本日の報道では、移籍時の心理的な葛藤から現在のチームへの適応、そして個人の栄誉よりも若手の台頭を認める謙虚な姿勢まで、多角的にロドリ選手の人間性と現状が伝えられています。
これまでの経緯
現在はバルセロナに所属しており、サポーターから非常に厚い支持を受けていることが伺えます。チームメイトとの良好な関係を築いており、戦術的な核として信頼されている状況です。
また、バロンドールの有力候補として名前が挙がるなど、世界トップレベルの評価を得ているポジションにあります。
編集部の見方
バルサへの移籍という大きな転機において、モウリーニョ氏に相談したというエピソードは、彼がどれほど慎重にキャリアを選択したかを示す興味深い点です。日本のファンにとっても、彼のプロフェッショナルな思考プロセスは注目に値するでしょう。
今後は、彼が称賛するラミン・ヤマル選手ら若手との共存、そして実際にバロンドールを手にすることができるのかという点に大きな期待が集まります。