2026-09-15 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-15(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
レアル・ベティスがセバジョスの復帰と共に3連勝を飾る一方、バレンシアでは監督とCEOの解任という体制刷新の激震が走りました。アトレティコは快勝したものの判定を巡る議論が巻き起こり、モウリーニョ監督も記者会見の対応に不満をあらわにしています。ピッチ内外で波乱が続く、激動のスペインサッカーの現状が浮き彫りとなりました。
トピック 1
レアル・ベティスがビジャレアルを破り3連勝、ダニ・セバジョスが9年ぶりに復帰
何が起きたか
レアル・ベティスがラ・リーガ第5節でビジャレアルCFと対戦し、2-1で勝利した。この結果、ベティスは3試合連続の勝利を挙げ、好調な状態を維持している。一方のビジャレアルは5試合勝ちなしとなり、降格圏に沈んでいる。
試合はビジャレアルのジェラール・モレノが先制したが、ベティスがナタンとクチョのゴールで逆転に成功した。特に後半はベティスが主導権を握り、多くの決定機を作り出した。また、この試合ではダニ・セバジョスが57分にイスコに代わって出場し、2017年5月以来、約9年ぶりにベティスのユニフォームを着てプレーした。
マヌエル・ペレグリーニ監督は「(後半に)もっと早く試合を終わらせることができた」と振り返りつつも、チームのパフォーマンスに満足感を示した。
これまでの経緯
レアル・ベティスは、レアル・マドリードやバルセロナに匹敵する勢いを見せており、直近ではチャンピオンズリーグのリール戦でも勝利を挙げている。対するビジャレアルは今季、イニゴ・ペレス監督の下で苦戦しており、今シーズン初勝利を逃したままである。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致しているが、ASやEl Desmarqueはダニ・セバジョスの「9年ぶりの復帰」という情緒的な側面に注目している。一方でEl Desmarqueは、敗れたビジャレアルのイニゴ・ペレス監督に解任の可能性が浮上している点に触れている。
媒体別まとめ
AS
ベティスの逆転勝利を報じ、ナタンとクチョの得点に言及。また、ダニ・セバジョスが9年ぶりに復帰したことを強調している。
El Desmarque
ベティスの勝利がビジャレアルをさらに追い込んだと報じ、イニゴ・ペレス監督の解任の可能性について触れている。
Estadio Deportivo
ベティスが3連勝を達成し、ビジャレアルが降格圏に沈んだことを伝えている。
Mundo Deportivo
ビジャレアルにとって困難な試合となったことを伝え、ベティスの勢いの強さを報じている。
SPORT
試合前の展望として、好調なトロイ・パロットや復帰を待つセバジョスの存在について報じていた。
編集部の見方
ベティスにとって、かつての主力であるダニ・セバジョスが9年ぶりに復帰し、同時に勝利を挙げたことは、チームの士気を高める象徴的な出来事となった。現在の勢いを見る限り、今季はチャンピオンズリーグ圏内を争う強力な候補になる可能性がある。
一方で、ビジャレアルの状況は深刻だ。ホームで勝ち点を取り損ねたことで、イニゴ・ペレス監督への不信感が高まっている。次節以降、体制変更があるかどうかが注目される。
トピック 2
バレンシアに激震、コルベラン監督とCEOを解任しブラウリオ新SDが就任
何が起きたか
バレンシアCFは、カルロス・コルベラン監督とロン・ゴーレイCEOを解任した。これに伴い、オサスナで9年間務めたブラウリオ・バスケスが新スポーツディレクター(SD)として就任し、現在は暫定的にオスカー・サンチェスが指揮を執っている。
コルベラン監督は解任後、パテルナのトレーニングセンターを訪れ、選手たちに直接別れを告げた。また、チームは9月15日にデポルティーボ・アラベスと対戦するためビトリアへ移動しており、新SDのブラウリオも同行している。なお、セビージャFC戦で負傷したセンターバックのセサル・タルレガは、右ハムストリングスの負傷が確認され、代表ウィーク前の2試合を欠場することが発表された。
新SDのブラウリオは、オサスナとの別れに涙しながらも「バレンシアは私にとって特別な存在であり、断ることはできなかった」と語った。一方、暫定指揮のオスカー・サンチェスは、自身の哲学について「今日はトレーニングし、明日の試合に臨む」と述べた。
これまでの経緯
今回の解任劇は、リーグ戦5試合で勝ち点1のみという深刻な成績不振が背景にある。特に先週金曜日のセビージャFC戦での敗戦が決定打となり、クラブ側はスポーツ部門の再編を急ぐこととなった。
新監督候補としてエルネスト・バルベルデの名前が挙がっていたが、バルベルデは就任を拒否した。これにより、ブラウリオ新SDはジャゴバ・アラサテやロベルト・マルティなど、新たな候補者の検討を迫られている。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致しているが、一部の媒体では視点が異なる。El DesmarqueやSPORTは監督候補者のリストや選定プロセスに注目している一方、MARCAは前CEOのロン・ゴーレイによる移籍市場での交渉速度の遅さを「致命的な罪」として批判的に報じている。
媒体別まとめ
El Desmarque
コルベラン監督とガーレイCEOの解任を報じ、バルベルデが拒否した後の監督候補としてアラサテやロベルト・マルティの名前を挙げている。
SPORT
コルベラン監督がパテルナで選手に別れを告げた様子や、新SDブラウリオの就任プロセスについて詳細に伝えている。
MARCA
セサル・タルレガの負傷状況を報じるとともに、前CEOロン・ゴーレイの交渉能力の欠如がクラブの弱体化を招いたと指摘している。
Superdeporte
暫定監督オスカー・サンチェスの戦術的柔軟性に触れ、アラベス戦に向けた招集メンバーにルイス・リオハらが復帰したことを報じている。
Estadio Deportivo
ブラウリオ新SDが自身のネットワークを駆使して監督探しをしていることや、キケ・サンチェス・フローレスがバレンシアの危機的状況に言及したことを伝えている。
編集部の見方
シーズン序盤にして監督とCEOを同時に解任するという、極めて異例かつ強硬な手段に出たバレンシアの混乱ぶりが見て取れます。特に、第一候補だったバルベルデに拒否されたことで、新体制のスタートダッシュに不安が残る形となりました。
注目は、オサスナで実績を積んだブラウリオ新SDが、限られた権限の中でいかに迅速に新監督を据え、崩壊したプロジェクトを立て直せるかです。また、守備の要であるタレガの離脱が、暫定体制のチームにさらなる打撃となる可能性があります。
トピック 3
アトレティコがレアル・ソシエダに3-0で快勝、判定を巡り物議
何が起きたか
アトレティコ・マドリードがアウェイのレアル・ソシエダ戦に3-0で勝利した。試合は終盤まで0-0の均衡が続いていたが、後半にアトレティコが突き放して快勝を収めた。
試合の転換点となったのは82分(他紙では84分と報道)に判定されたペナルティキックで、ジョブ・オチエンの手による反則と判定され、これをアレハンドロ・グリマルドが沈めて先制。その後、ジョナサン・デヴィッドとジュリアーノ・シメオネがゴールを挙げ、3-0のスコアとなった。アトレティコ側は、パブロ・バリオスとフリアン・アルバレスが欠場していた。
レアル・ソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、判定について「明らかにペナルティではない」と不満をあらわにし、「(腕の角度からして)私にとってペナルティではないことは明確だ」と語った。
これまでの経緯
レアル・ソシエダは、ジョン・マルティンの出場停止やイゴール・ズベルディアの筋疾患による欠場により、センターバックに21歳のママドゥ・サールらを起用せざるを得ない状況だった。また、アトレティコ側では、新加入のジョナサン・デヴィッドがこの試合で得点を挙げ、得点王としての存在感を示している。
一方、アトレティコはサン・マメスやアンフィールドでの敗戦を経て、この勝利で流れを変えたい局面にあった。また、フリアン・アルバレスは負傷により欠場が続いており、メトロポリターノへの復帰が遅れている。
各紙の報じ方
主要各紙は試合結果を報じているが、レアル・ソシエダ側の視点に立つ媒体(Diario VascoやNoticias de Gipuzkoaなど)は、判定への不満や「3試合連続で不利な判定を受けている」という監督の主張を強く報じている。対してアトレティコ側の視点では、ジョナサン・デヴィッドの得点や、アレハンドロ・グリマルドの起用に関するシメオネ監督の判断などが強調されている。
媒体別まとめ
AS
アレハンドロ・グリマルドが注目の中、チームと共に好調に仕上げたことを報じた。また、レアル・ソシエダが3度目の判定論争に直面し、ロッカールームに大きな不満が広がっていると伝えている。
SPORT
ジョナサン・デヴィッドがレアル・ソシエダ戦で初ゴールを挙げ、フリアン・アルバレスに圧力をかけていると報じた。
Mundo Deportivo
0-3の快勝を報じるとともに、試合を動かしたペナルティキックの判定が正しかったかを検証している。また、ソルロートの前進についても触れた。
MARCA
欠場したフリアン・アルバレスが次戦のダービーに間に合うかという点に注目している。また、レアル・ソシエダの若手センターバック起用についても報じた。
Estadio Deportivo
マタラッツォ監督が「明らかにペナルティではない」と不満を述べたことや、シメオネ監督がアレハンドロ・グリマルドの起用について語ったことを伝えている。
El Desmarque
アトレティコにとって、不安定な試合内容ながらも勝利を挙げたことは「新しいリーダーの誕生」という好材料になると分析している。
Diario Vasco
判定を巡る論争を詳細に報じ、レアル・ソシエダ側が「審判がペナルティを吹きたがっていた」と感じている点や、監督の不満を伝えている。
Noticias de Gipuzkoa
マタラッツォ監督が、ジョン・マルティンの退場などの事例を挙げ、3試合連続で厳しい判定を受けていると訴えたことを報じた。
編集部の見方
試合内容こそ均衡していたものの、一つの判定が試合の流れを完全に変えた形となりました。特にレアル・ソシエダ側が「3試合連続で不当な判定を受けている」と感じている点は、今後のリーグ戦における心理的な影響や、審判への不信感として根深く残る可能性があります。
アトレティコにとっては、主力の欠場がある中で新戦力のジョナサン・デヴィッドが結果を出したことは大きな収穫です。フリアン・アルバレスの復帰を含め、攻撃陣の競争が激化することで、さらなる得点力の向上が期待できるでしょう。
今後の注目は、レアル・ソシエダがこの判定への怒りを切り替えて、直後のヨーロッパリーグ(ボーンマス戦)でどのようなパフォーマンスを見せるか、そしてアトレティコがこの勢いを維持して次戦のレアル・マドリードとのダービーに臨めるかという点にあります。
今日の1人
ジョゼ・モウリーニョ、PKへの言及なき記者会見に疑問。時間と忍耐を要求
何が起きたか
ジョゼ・モウリーニョが記者会見に出席し、物議を醸す発言やメディアへの皮肉を飛ばしました。特に、記者からPKに関する質問が出なかったことに対し、「PKについての質問はないのか?奇妙だと思わないか」と繰り返し問いかけ、会見を異様な雰囲気で締めくくりました。
また、自身の状況について「私は3ヶ月を求めるが、他の者は10年を求める」と時間が必要であることを主張し、過密日程についても「私はお前らに飽きたし、お前らも私に飽きただろう」と冗談めかして述べました。一方で、ラミン・ヤマル選手のバロンドールに関する主張については「選手の発言に意見はしない」とコメントを避け、チュアメニ選手についてはジダン氏へ「彼はうまくやってくれるはずだ」とメッセージを送りました。
本日の報道では、メディアとの緊張関係や皮肉な言動が中心となりました。また、アベラルド氏から「時折試合のコントロールを失っている」と戦術面での疑問を呈されたほか、ヴィニシウス選手が現状の路線を続ければ人々に受け入れられるという意見に同意したことなどが報じられています。
これまでの経緯
現在、ジョゼ・モウリーニョはチームのコントロールや結果を巡って周囲から厳しい視線にさらされており、アベラルド氏のような人物から試合運営能力について疑問視される状況にあります。
同時に、自身に与えられる時間(猶予)について言及していることから、現状を立て直すための時間的な猶予を求めている局面にあることが伺えます。
編集部の見方
日本のファンにとって注目すべきは、相変わらずの「挑発的なメディア対応」です。特にPKへの質問が出ないことを逆手に取った会見の締め方は、彼らしい駆け引きであり、現場の緊張感が伝わってきます。
今後は、彼が要求した「3ヶ月」という期間内で、アベラルド氏が指摘した「試合のコントロール」を取り戻し、結果で黙らせることができるかが焦点となるでしょう。